欧州幹部「今はSUVを売ることが重要」と発言
マツダは、後輪駆動の新プラットフォームと直6エンジンを、新型SUVのCX-60以降3車種に展開する予定だ。しかし、発表から5年が経過した同社のコンセプト「ビジョン・クーペ」の市販化は、ますます可能性が低くなったように思える。その理由がSUVにあることは、もはや驚くに値しないだろう。
【画像】日本の美を体現したマツダ【コンセプトモデルをCX-60と写真で比較】 全86枚
ビジョン・クーペは、2017年の東京モーターショーで、マツダの「魂動デザイン」の旗手として公開された。「引き算の美学」というマツダの理念を体現するものである。同社はこのコンセプトを市販化すると明言したことはないが、直列6気筒エンジンを搭載する次世代のマツダ6に近いものと考えられていた。
しかし現在、マツダは新型CX-60のような、より人気の高いSUVモデルの開発に重点を移している。CX-60は後輪駆動のプラットフォームを採用したフラッグシップモデルだ。フォルクスワーゲン・アルテオンやメルセデス・ベンツCLAのような、スポーティな5ドア・クーペに対する期待は打ち砕かれた。
欧州マツダのヨアヒム・クンツ氏は、次のように語っている。
「SUVのトレンドは(マツダにおいても)続いており、一番売れているのです」
「FR(フロントエンジン・リアドライブ)のコンセプトと6気筒エンジンをマツダ6後継車や大型スポーツクーペに実装できれば、非常に素晴らしいことだと思います。しかし、現時点ではSUVを売ることが最も重要です」
クンツ氏の発言は、2012年に発売され、2018年に大幅な改良が行われたマツダ6の後継車の登場を疑問視させるものでもある。マツダは、今後欧州に投入する新型車として、ロータリーエンジン搭載のレンジエクステンダーEV、MX-30と、7人乗りSUVのCX-80を確定させている。また、同じく後輪駆動プラットフォームを採用したCX-70とCX-90も発売する予定だ。
この5車種以外の詳細は不明だが、新開発の後輪駆動プラットフォームは、横置きエンジンと前輪駆動の小型モデルにも対応し、マツダ2やマツダ3の後継車に採用される可能性がある。
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みんなのコメント
マツダの経営体力で市販化できるわけない。