レースのワークスチームが手がけたパーツやクルマを指す
ワークスチューンとは、各自動車メーカーのワークスチームが手掛けたチューニング、及びチューニングパーツの装着などのこと。そのワークスチームというのは、各自動車メーカー直系のレース・モータースポーツ部門(多くは子会社)で、ファクトリーチームという呼び方もある。
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ワークス以外のレースガレージが主体のチームは、プライベーター・チームとなるが、自動車メーカーと提携し、密接なかかわりを持つ、セミワークス的な存在もある。
一般的にワークスチームは、親会社(自動車メーカー)で設計製造している車体、エンジンをベースにするので、データ、ノウハウ、さらには予算が、プライベーターとは桁違いで、メーカーの看板を背負ってレースに参戦しているので、常に上位争いが義務付けられている。
そうしたワークスチームが、レース活動で得たノウハウと、ブランド力を生かして開発したチューニングパーツを市販化し、その取り付け、セッティングなどを行ったものを、ワークスチューンという。
国内で、ワークスチューンといえるのは、基本的に下記のブランドに限られる。
トヨタ=TRD
日産=NISMO
ホンダ=無限(M-TEC)
マツダ=マツダスピード
スバル=STI
三菱=ラリーアート
ダイハツ=Dスポーツ
スズキ=スズキスポーツ
トヨタ系のモデリスタ、日産系のオーテックジャパン、ホンダ系のモデューロなどは、たしかにメーカー直系ではあるが、レース活動を主体にしているわけではないので、ワークスチューンとは言いづらい。
こうしたワークスチューンを中心としたメーカー系のチューニングパーツ、ドレスアップパーツは普通のディーラーでも購入、装着が可能で、保証が付いていたり、車検対応だったり、新車購入時に合わせてオーダー・装着できたり、車体価格とチューニング代を合わせてローンが組めるなどのメリットがある。
クルマの楽しみの一つとして、ワークスチューンも検討してみてもいいのでは?
(文:藤田竜太)
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