■欧州で先行発表! 日本導入も予定される新型「CX-80」はどんなクルマ!?
2024年4月に欧州仕様モデルが発表となったマツダの新型クロスオーバーSUV、新型「CX-80」。今回発表されたのは欧州仕様でしたが、日本への導入も予定されているとのことで、正式発表を心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
そんな新型CX-80がどんなモデルなのか、予想も含めて考えていきたいと思います。
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新型CX-80は、マツダが新たに展開している「ラージ商品群」の第4弾となるもので、欧州市場におけるマツダのフラッグシップモデルも兼ねるものとなっており、3列シートを有している点も特徴となっています。
ラージ商品群とは、新たに開発されたFRレイアウトをベースとしたプラットホームを使用したモデルのことを指しており、2022年9月に日本で発売を開始した「CX-60」を皮切りに、現時点では海外専売車となっている「CX-90」と「CX-70」に続く4車種目ということになります。
4月に発表された新型CX-80は、簡単にいってしまえばCX-60のロング版ということになり、全幅はそのままにホイールベースと全長が長くなっており、全長は4995mm(+255mm)、ホイールベースは3120mm(+250mm)となっています(欧州仕様の数値)。
欧州仕様における全体的なデザインはCX-60のものをほぼ踏襲しており、最も異なるのはリアクォーターウインドウの形状です。
CX-60は上辺が長くなっているのに対し、CX-80は下辺が長くなっている程度であるため、よほど注意深く見ない限り一瞬で違いを判別するのは難しいかもしれません。
そんなCX-80のパワートレインは、欧州向けには直列4気筒2.5リッターガソリンエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「e-SKYACTIV PHEV」と、直列6気筒3.3リッターディーゼルエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた「e-SKYACTIV D 3.3」の2種類が発売されることが明らかとなっています。
一方、日本仕様のCX-60には、直列4気筒2.5リッターのガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」と、直列6気筒3.3リッターのディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 3.3」という、共にモーターを備えないパワートレインも用意されており、日本仕様のCX-80にもこれらのエンジンが用意される可能性はありそうです。
シートレイアウトは欧州仕様の場合全車3列シートで、2列目シートが3人掛けのベンチシート仕様、2人掛けのキャプテンシート仕様、そしてキャプテンシートの中央に立派なコンソールを備えた仕様の3種類が用意されており、日本仕様にも同様の仕様が用意されるのではないでしょうか。
マツダの3列シートSUVといえば、国内では2023年末に生産を終了した「CX-8」が存在していましたが、CX-80はより上級なモデルとして進化していることを感じさせます。
とはいえ、CX-8ユーザーの乗り換えも考慮しなければならないため、CX-60と同じように300万円台前半のエントリーグレードから、その倍以上の価格となる最上級グレードまで、幅広いラインナップになることは間違いないでしょう。
ちなみに日本では販売されず、主に北米地域で販売されているCX-70とCX-90については、CX-70が2列シート、CX-90が3列シートと、CX-60とCX-80の関係性に似ています。
しかし全幅がほぼ2メートルとワイドサイズになっており、奇数モデルがワイド版、偶数モデルが標準版で、数字が小さい方が2列シート仕様、数字が大きい方が3列シート仕様と規則性があるようです。
いずれにしてもマツダユーザー待望の3列シートモデルとなることは間違いない新型CX-80。正式発表までもうしばらくの辛抱となりそうです。
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