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日産はいまこそクルマ好きに向けたモデルを!! パルサーGTI-Rの復活を求む!!

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日産はいまこそクルマ好きに向けたモデルを!! パルサーGTI-Rの復活を求む!!

ルノーが2024年12月に発表した「5(サンク)ターボ3E」。かつてラリーシーン大活躍した、ルノーの往年の名車「5(サンク)ターボ」をオマージュしたもので、往年の名車に対するリスペクトが随所にみられ、話題性は抜群だ。

日産にもかつて「パルサーGTI-R」という高性能ホットハッチが存在した。WRCのグループA規定で参戦するために開発されたホモロゲ用の量産モデルで、レースでの結果はあまり振るわなかったものの、ラリーシーンでの熱い走りが印象的となり、ロードカーとしても人気を得た。元気だったころの日産を象徴する一台であり、コンパクトカーのラインアップが激減してしまったいまの日産に、ぜひとも欲しいモデルだ。日産も、5ターボ3Eのように、パルサーGTI-Rをオマージュしたスペシャルなモデルをつくってくれないだろうか。

日産はいまこそクルマ好きに向けたモデルを!! パルサーGTI-Rの復活を求む!!

文:立花義人、エムスリープロダクション
写真:NISSAN、RENAULT

【画像ギャラリー】こんな感じでパルサーGTI-Rも復活してくれないか!! ルノーが2024年12月に投入したホットハッチ「5ターボ3E 」(8枚)

話題性抜群の「5ターボ3E」

近年、過去の人気モデルをモチーフにした新型モデルを投入するケースが、世界的に増えている。冒頭でふれた、2024年12月に発表されたルノー「5ターボ3E」もそうだ。

完全電動モデルである5ターボ3Eは、イエローとホワイトを基調としたエクステリアが印象的で、1980年代にWRCで活躍した「5 ターボ」に対するリスペクトが随所にみられる。ボディサイズは未公表だが、ベースである5(サンク)よりも明らかに大型化されており、エクステリアは、角目のヘッドライトや、前後の張り出したワイドフェンダー、そこに収まる超大径タイヤ、フロントバンパーやサイドエアインテークなどのモーター冷却用ダクトなど、インパクトが凄い。ボディパーツのほとんどはカーボンファイバーを採用し、軽量化を図っている。

モーターはインホイール式で、最高出力は500ps超、0~100km/h加速は3.5秒未満というパフォーマンス。2026年登場予定とあるが、本当に市販化されるのか、そうなると何台製造されるのかなど、興味が尽きない。

日産がかつて販売していた「パルサーGTI」も、一見、落ち着いた雰囲気のモダンなスタイリングでありながら、巨大なフードバルジと巨大なリアスポイラーを備え、コンパクトなボディに2.0LターボであるSR20DETエンジンによって最高出力230psを発揮するなど、かなり攻めた雰囲気が個性的なモデルだった。

こうした特徴を現代的にアレンジすることで、一定の話題性は確保できるように思えるし、ホットハッチというジャンルに関しても、ハッチバックの人気が高い欧州をターゲットにすることで、現実的なシナリオとなるような気がする。いまの国内日産にも、ノートオーラNISMOという実用的なホットハッチがあるにはあるが、いま欲しいのは、もっと大胆で話題性のある一台だ。

ルノー5ターボ3E。最高出力は500ps以上で0-100km/h加速は3.5秒というパフォーマンスだそうだ

ホットハッチは、技術の日産をアピールすることに繋がるはず

ベース車両は、2023年にイギリス日産デザインセンターの若手が主導して設計したコンセプトBEV「Concept 20-23」がいいように思う。欧州における日産のイメージは、フォーミュラEなどの効果もあり、レーススポーツのイメージがあるという。20-23はマイクラからインスピレーションを得たそうだが、パルサーGTI-Rのような、よりハッチバックらしいスタイリングでデザインをつくり直してみるのもよいと思う。

メカニズムには、日産独自の四輪駆動制御システム「e-4ORCE」を採用し、オン/オフ問わずあらゆる路面での操縦安定性を確保したいところ。ラフロードとe-4ORCEの愛称は悪くないはずだ。5ターボ3E同様に、BEV+インホイールモーターという構成も面白い。

このように、ややストイックなモデルというイメージや個性、ラリーシーンを彷彿とさせるような演出や豊富なカスタマイズオプションを用意すれば、日産が技術の分野で歴史あるメーカーであることをアピールでき、ブランド力向上にも貢献できるはずだ。

2023年にイギリスデザインセンターが発表した、コンセプトカー「Concept 20-23」。マイクラをベースとした未来のハッチバックをイメージしていた

90年代の元気だった日産が出した、パルサーGTI-R。このクルマをオマージュした現代風BEVをぜひ見てみたい!!

いまこそ「クルマ好き」に向けたモデルを!!

かつてホットハッチを楽しんでいた世代も、時代の変化によって、SUVなどへ移行したり、高価格帯の高性能車にシフトしていってしまい、エントリーレベルのホットハッチは全体的に需要が減少してしまってはいるが、往年の名車復活というシナリオがあれば、クルマファンの心を再びつかむことはできるかもしれない。電動化や市場の変化に対応しながら、軽量で高性能なモデルを提供することは不可能ではないだろう。今後に期待したい!!

日産は1991年と1992年にWRCにパルサーGTI-Rで参戦した。300psまでパワーアップしたSR20DETエンジンにアテーサE-TSを組み合わせたマシンだ

【画像ギャラリー】こんな感じでパルサーGTI-Rも復活してくれないか!! ルノーが2024年12月に投入したホットハッチ「5ターボ3E 」(8枚)

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