2023年4月2日(現地時間)、F1第3戦オーストラリアGPがアルバートパーク・サーキットで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にはメルセデスのルイス・ハミルトン、3位にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが入った。角田裕毅(アルファタウリ)は10位に入り、今季初ポイントを獲得した。
赤旗連発の乱戦をフェルスタッペンが制す
レースが即時中止となる赤旗が出るアクシデントが起きたのが実に3回。狭く、エスケープロードも少ないアルバートパークでの戦いは例年以上に荒れ模様だったが、フェルスタッペンが無事にシーズン2勝目を飾った。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
ポールポジションからのスタートとなった現チャンピオンが、レースで唯一劣勢に立たされたのはスタート直後だった。蹴り出しからの加速が悪くターン1で2番グリッドのジョージ・ラッセル(メルセデス)の先行を許すと、続くセクションではハミルトンに強引にかわされて3番手に後退してしまったのだ。
しかし、7周目のアレキサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のクラッシュによってセーフティカーが出ると、これに反応した首位ラッセルがハードタイヤへのスイッチを敢行。その直後に赤旗に切り替わったことで、フェルスタッペンは同じくステイアウトしたハミルトンとともにピットレーン上でタイヤ交換が可能となり、それぞれ労せずして順位を上げることになった。
そしてレース再開後にDRSが使用可能になると、圧倒的なストレートスピードを見せるレッドブルがあっさりとメルセデスをオーバーテイク。その後に築き上げたリードは2回目の赤旗によって帳消しとなったが、3回目となったスタンディングスタートは無難に決めて、無事に首位を守りきった。
オーストラリアGPでは初勝利となったフェルスタッペンは「すべてがスムースにいったレースじゃなかったし、なんで何度も赤旗が出たのか理解できないけど、勝ててよかった」と安堵の表情。
予選のトラブルでピットレーンスタートとなったチームメイトのセルジオ・ペレスは5位まで浮上するのがやっとで、選手権争いはフェルスタッペンがリードを広げる形となった
復活のメルセデス、ハミルトンが今季初表彰台
スタート直後の1-2体制こそ不運の赤旗とレッドブルの驚速によって崩され、ラッセルはパワーユニットトラブルによって沈んでしまったが、生き残ったハミルトンが、粘りの走りで2位に入った。
とくに見せ場を作ったのが、2番手に落ちてからの後続のアロンソとのバトル。一時はアストンマーティン優勢かと思われる局面もあったが、ハミルトンはうまくタイヤをマネージメントし、“攻略圏内”にアロンソを入れさせず、チャンピオン同士の対決に競り勝った。
3戦目にしてようやく自身とチームにとってのシーズン初表彰台を獲得したハミルトンはこの好結果に笑顔。「ストレートスピードではまだレッドブルに敵わないけど、差を詰めていけると思う。長くて、タフな戦いになるけどね」と今後の戦いにも意欲を漲らせていた。
角田裕毅(アルファタウリ)は2回目のリスタートの直後に再び赤旗が出た時に5番手につけていたが、なぜか最後のリスタート順が2回目のリスタート順となったため11番手スタートとなり、結局10位でフィニッシュした。
タイヤを供給するピレリは「レース戦略はセーフティカーと赤旗中断によって影響を受けました。トップ3 名はミディアムタイヤでスタートし、最初の赤旗中断でハードに交換、最後の3周はソフトタイヤで走行しました。スターティンググリッドで3種類のタイヤをすべて見ることになりましたが、ハードタイヤは長いスティントでしっかりと機能。レッドブルのセルジオ ペレスは、ハードタイヤでファステストラップを記録し ています」とレースを振り返っている。
次戦第4戦アゼルバイジャンGPは、3週間のインターバルをはさんで、4月28日に首都バクーのシティサーキットで開幕する。
2023年F1第3戦オーストラリアGP 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 58周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+0.179s
3位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+0.769s
4位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+3.082s
5位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT) +3.320s
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+3.701ss
7位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+4.939s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+5.382s
9位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)+5.713s
10位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+6.052s
・・・・・・・・・・・・・
15位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)
・ファステストラップ: 11 S.ペレス(レッドブル)1:20.235
2023年F1ドライバーズランキング(第3戦終了時)
1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)69
2位 S.ペレス(レッドブル)54
3位 F.アロンソ(アストンマーティン)45
4位 L.ハミルトン(メルセデス)38
5位 C.サインツ(フェラーリ)20
6位 L.ストロール(アストンマーティン)20
2023年F1コンストラクターズランキング(第3戦終了時)
1位 レッドブル 123
2位 アストンマーティン 65
3位 メルセデス 56
4位 フェラーリ 26
5位 マクラーレン 12
[ アルバム : 2023年F1第3戦オーストラリアGP はオリジナルサイトでご覧ください ]
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【リコール】レクサス、トヨタ スバル25車種23万台超リコール
ホンダ「新型軽バン」発表! 斬新「“黒すぎ”ボンネット」&めちゃカッコイイ“デカール”設定! 新型N-VAN e:用「純正アクセ」10月発売
謎の「白バイコスプレおじさん」 違反じゃないの? 「警察”風”」の白バイクに青ユニフォームが話題に… 法的にはどうなる? 元警察官が解説
超豪華ミニバン「コロンブス」が凄い! V12エンジン&「4列シート」搭載! もはや「新幹線」レベルの車内で“新大陸”に出発か!?
100万km超えでもまだ活躍! さらに輸出されて寿命をまっとう! 日本製トラックの耐久性が想像の斜め上だった
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?