懐かしの「KIX」で“古都のわびさび”表現！大胆カスタムカー登場 大阪オートメッセ2024

モーターショー [2024.02.06 UP]


懐かしの「KIX」で“古都のわびさび”表現！大胆カスタムカー登場 大阪オートメッセ2024
日産は2月5日、日産グループである学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作した3台のカスタマイズカーを、大阪オートメッセ2024（会期：2月10日～12日、会場：インテックス大阪）に出展すると発表した。

京都校の学生たちが授業の集大成として制作
日産・自動車大学校は、全国に5校（栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校）あり、5校に共通する自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系（板金・塗装）の課程をもつ自動車整備専門学校だ。

大阪オートメッセ2024では、車体系の課程を有する京都校の学生たちが授業の集大成として制作した3台のカスタマイズカー「KOTO」「ELGRAND GLASSIER」「SETO」を出展する。


KOTO
自動車ショーに初出展となる「KOTO」は、自動車大学校の学生自身がターゲットカスタマーとなり、「自分たちが乗りたい車」をテーマに制作した一台。

車両コンセプトは、「学生の感性がとらえた京都のWABISABI」。2012年まで販売されていた軽自動車の「KIX」をベースに、古都・京都の名所をキビキビと走れるように、トランスミッションをATからMTに改造している。

フロントグリルは、1300年の歴史を持つ伏見稲荷大社が誇る、圧巻の千本鳥居をイメージし、サイドオーバーフェンダーは東寺の五重塔の屋根の優美なアーチをモチーフとした。

インテリアは神社仏閣を想起させる高貴な赤と紫の革張りを施すとともに、ドアスピーカー部分を障子の格子にみたて、京都らしい模様をあしらっている。

ボディカラーは、晴天の空をイメージした明るい白をベースに、差し色として太陽を表現する赤を用い、晴れた京都の街並みを爽快に走り抜けるような活発なイメージに仕上げている。


ELGRAND GLASSIER
「紡ぐ」をコンセプトに、両親と二人のきょうだいと祖父母、仲の良い6人家族が使うクルマをイメージして作られた車両。車高はベース車両のエルグランド（E52）から4cmアップし、ルーフには大型テントを設置している。

フロントは、オフロード感を出すためにエクストレイル（T33）のフェイスを採用、リアは学生らしい「今ドキ感」を感じさせる一直線のテールランプをあしらい、スタイリッシュな印象に仕上げた。

ボディカラーは、夜明けをイメージして学生がオリジナルで調色。夜から朝にかけて広がる幻想的なグリーンをベースに、朝焼けの雲に照らされるオレンジを差し色としてリップスポイラーやサイドステップ、インテリアに施している。


SETO
「過去と現在の架け橋」をコンセプトに、前述の仲の良い6人家族の姉（22歳）がお洒落なカフェや都会のナイトライフをクルマと共に楽しむシーンをイメージして制作。

キューブ（Z12）をベースに、ブルーバード（410）のフロントフェイスとテールランプをあしらったパイクカーに仕上げた。

ヘッドライトはそのコンセプトから「現在」感を意識し、ハロゲンではなくLEDを取り付け、自由気ままな旅行に行くシーンを想定し天井にバケットを装着した。

ボディカラーは、学生が考案した淡い紺色で、姉が友人とナイトライフを楽しむべく、夕方の青から漆黒の夜にむけて出かけるシーンを表現しているという。

日産 公式HP：
https://www.nissan.co.jp/

日産・自動車大学校 公式HP：
https://www.nissan-gakuen.ac.jp/

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