ダイハツの軽乗用車、ウェイクが2022年8月11日をもって生産を終了することが公式ホームページ上で発表された。
ウェイクは2014年11月に発売。現在の軽の売れ筋であるスーパーハイトワゴンの全高(約1750mm~1800mm)よりさらに高い1835mmの全高を持ち、“ウルトラハイトワゴン”という新ジャンルをアピール。高い全高を生かした1455mmの室内高で広い室内空間を実現している。豊富な収納をはじめ、多彩なシートアレンジや荷室のアレンジなどで、アウトドアのレジャーにも対応。まさに“ドデカク使える”モデルだった。
2016年6月にはウェイクをベースに開発した商用モデルのハイゼットキャディーをリリース。同車は2人乗り150kg積みで、後に発売される4人乗り350kg積み(4人乗車時は200kg積み)のホンダNバンに大きく水をあけられた形になり、一足早く2021年3月末で生産終了していた。
そして今回、ウェイクも登場から7年9カ月で生産を打ち切る。ウェイクは2014年の発売から22年6月までに約21万8300台を販売。デビュー翌年の2015年には月間平均で約4200台売れたが、近年は約1000台程度になっていた。
ダイハツでは生産終了の理由を明らかにしていないが、販売台数などを勘案して法規対応を実施しなかったようだ。販売現場では車中泊などレジャーにも使える軽キャブオーバーモデル(商用車登録)の「アトレー」で、ウェイクの抜けた穴をカバーしていくようである。
また、ウェイクをベースにトヨタにOEM供給している「ピクシスメガ」についても同日の8月11日に生産終了となることを明らかにした。トヨタの軽自動車ラインアップは、ピクシスエポック(ミライースのOEM)、ピクシスジョイ(キャスト)、ピクシスメガ(ウェイク)、ピクシスバン(ハイゼットカーゴ)、ピクシストラック(ハイゼットトラック)の5車種だったが、ピクシスメガの生産終了によってスーパーハイト系以上の全高を持つ乗用車がなくなる。手薄になったところは新たにスーパーハイトワゴン「タント」のOEM供給を受けるなどしてまかなうのだろうか? タントにクロスオーバー系が追加されるとの噂もあり、ポスト・ウェイクの今後に“メガ”離せない。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
キャスト同様、現在の軽自動車としては造り続けられる限界まで造ったんじゃないかと思う。
1代限りのモデルが多い。
ライバルのスズキは、
何世代も続くモデルが多い。
経営層の考え方の違いだろうが・・・
新しいモノ好きのダイハツ
お客様にズッと変わらずに付き合うスズキ
どちらが経営的に正しいのか?
個人的には続ける経営が
ブランドのリピートに繋がるので
正しいと感じます。