独BMWは、M4をベースに、公道を走行でき、サーキットにおいてさらなるパフォーマンスを発揮する「コンセプトM4 GTS」を開発し、米カリフォルニアで開幕したペブルビーチ コンクールデレガンスで披露した。
コンセプトM4 GTSは、BMWのMディビジョンがこれまでに手掛けてきたM3スペシャルモデルの流れを受け継ぐとされるモデル。1972年に設立されたMディビジョンはこれまでに、M3エボリューション(1988)やM3スポーツエボリューション(1990)、M3 GT(1995)、M3 CSL(2003)、M3 GTS(2010)、M3 CRT(2011)など、M3をベースとする数々の高性能バージョンを世に送り出してきた。
コンセプトM4 GTSも同様に、もとより高性能なM4の性能にさらに磨きをかけたモデル。公道走行も可能ながら、モータースポーツの血統を受け継ぎ、機能性をさらに際立たせたモデルとなっている。
外装は、手動調整式のフロントスプリッターや大型リアウイングをはじめ、カーボンファイバー製のボンネットやフロントアクスルのリフトを低減するワイドフロントエアインテークなどを備える。タイヤサイズはフロントが265/35R19、リアは285/30R20と前後異径サイズを装着する。
機能面では、MotoGPのセーフティカーで実績があり、出力やトルクの向上に寄与するウォーターインジェクションシステムを採用する。これはインテークマニフォールドに水を効果的に吹き付けることで、燃焼室に入るエアを冷却し、ノッキングの低減やターボのハイブースト化に効果があるというもの。
またリアコンビネーションランプには、OLEDと呼ばれる、従来のLEDよりも薄型で均質な発光を実現できるライトテクノロジーを採用している。
このようにコンセプトM4 GTSは、Mディビジョンがこれまでの技術開発で蓄積してきた新世代テクノロジーの集大成といえるモデル。これらの新技術は今後の市販モデルへのフィードバックが期待できそうだ。
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