現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 累計100万台。6年目でも売れ続けるホンダ フリードが今年中にフルモデルチェンジ!? の噂は本当か

ここから本文です

累計100万台。6年目でも売れ続けるホンダ フリードが今年中にフルモデルチェンジ!? の噂は本当か

掲載 更新 23
累計100万台。6年目でも売れ続けるホンダ フリードが今年中にフルモデルチェンジ!? の噂は本当か

<ヒットの理由は日本を最優先に設計された使いやすさ>

ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は現行モデル(2世代目)が2016年9月発売と、すでに6年が経過しした長寿モデルです。しかし、今年6月の販売台数は5024台、上半期の販売台数は3万5551台と、ホンダの登録車では最多販売モデルになっているほど安定し強さをみせています。

>>現行型ホンダ フリードのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

2008年5月にデビューした初代モデルからの国内累計は100万台を突破。小さなボディに3列シートをパッケージしたスライドドア車で、日本のユーザーニーズを最優先に考えて作られていることが、フリードの人気につながっているのでしょう。その意味では、完全に国内専用の軽自動車「N-BOX」が売れているのと似ているとも言えます。

一部には“フィットのセンタータンクプラットフォームをベースにしたミニバン”という風に捉えられているようですが、その実態は異なります。とくにリアサスペンションの設計を見れば、フリード専用プラットフォームといっても過言ではありません。

<現行型の絶妙なサイズ感を維持してほしい>

そんなフリードですが、現行モデルのデビューは2016年9月。初代が約8年ほど売られたので、モデルサイクル的には早い気もしますが、フルモデルチェンジのウワサも聞こえています。はたして、次期フリードはどのようなモデルになるのでしょうか。

まず、期待したいのはサイズキープでしょう。初代からのキャッチコピーである「ちょうどいい」サイズ感こそが、フリードの魅力で、このモデルに関しては大は小を兼ねるとはいきません。ホンダもその部分は重々承知しているはずですが、ミニバンラインナップの編成が変わっていく中で、ポジションのシフト、つまり、ボディが大きくなってしまうという噂もあります。そうなるとせっかく築き上げてきたブランド力を失ってしまいかねません。ホンダはどんな結論を出すのでしょうか。

<ハイブリッドや先進デバイスは現行型フィットベースで進化>

パワートレインは先ごろフルモデルチェンジをしたSUVモデル「ヴェゼル」と同様、e:HEVと呼ばれる2モーターハイブリッドを中心としたものになるでしよう。ヴェゼルの車体を楽々と加速させるハイブリッドなら、フリードの3列フル乗車も問題なくこなせるはず。そして、このハイブリッドは加速がスムースなのが魅力です。現行フリードのハイブリッドはシーンによってはギクシャク感が出て、そこが最大のウィークポイントという声もあります。e:HEVを採用することで、フリードの価値はさらに高まることでしょう。

現行モデルの弱点を挙げると、AAC(追従クルーズコントロール)が低速で解除されることや、パーキングブレーキが足踏みなのも不満に感じているオーナーは多いでしょう。このあたりも、フィットが全車速対応のAACとなり、パーキングブレーキもオートホールド対応の電気式になったことを考えれば、間違いなくアップデートされるはず。現行モデルの“ちょうどいい”サイズ感はそのままに、パワートレインと先進運転支援システムが進化すれば、人気はさらに高まりそうです。

<年何にフルモデルチェンジはあり得るのか?>

今でも十分に売れているフリードは、フルモデルチェンジを急ぐ必要はないように思えますが、はたしてウワサになっているように年内に新型を見るとこはできるのでしょうか。あるとすれば、本来は開催される予定だった東京モーターショーのタイミングが濃厚です。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

※2021年7月12日、タイトルおよび本文に誤りがあったため、お詫びして修正いたします。

こんな記事も読まれています

ル・マン24時間レース決勝速報|フェラーリ、逃げ切り2連覇達成! トヨタとの近年稀に見る大接戦を制す
ル・マン24時間レース決勝速報|フェラーリ、逃げ切り2連覇達成! トヨタとの近年稀に見る大接戦を制す
motorsport.com 日本版
マイチェンで「歴代最強」 フォルクスワーゲン・ゴルフ R 試作車へ試乗 最高水準の魅力に揺るぎナシ!
マイチェンで「歴代最強」 フォルクスワーゲン・ゴルフ R 試作車へ試乗 最高水準の魅力に揺るぎナシ!
AUTOCAR JAPAN
初心者でも安心! 自分のレベルに合わせてサーキットを楽しめる「GR Garage」主催の走行会に人気集中。ゲストドライバーに松井孝允選手も
初心者でも安心! 自分のレベルに合わせてサーキットを楽しめる「GR Garage」主催の走行会に人気集中。ゲストドライバーに松井孝允選手も
Auto Messe Web
“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
AUTOSPORT web
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
AUTOSPORT web
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
AUTOCAR JAPAN
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
Auto Messe Web
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
AUTOCAR JAPAN
ロールス・ロイス傘下の「ダービー」世代 ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(1) 端正なコーチビルド
ロールス・ロイス傘下の「ダービー」世代 ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(1) 端正なコーチビルド
AUTOCAR JAPAN
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
くるまのニュース
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
WEB CARTOP
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
乗りものニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
レスポンス
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
motorsport.com 日本版
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
@DIME
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
乗りものニュース
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
くるまのニュース
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
VAGUE

みんなのコメント

23件
  • 2021-2016=6年目なのでは?
    現行8年も経ったかとびっくりした。
  • このサイズをキープしてもらいたいですね。
    大きいものが欲しければステップワゴンか他社のものを買えばいい。
    パワーも十分なので、これ以上強くなる必要はないと思います。
    合流で不足はありませんし、高速道路の上り坂もアクセルを踏み込めば速度低下はしません。
    家族満載なら、なおのこと、わきまえた安全運転をするので、そこそこの流れに乗れれば十分です。
    パワーよりも遮音の強化で満足度が増すと思います。
    それから、言わずもがながら、近年のアシスト機能の装備ですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

233.1302.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.8329.7万円

中古車を検索
フリードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

233.1302.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.8329.7万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村