フェラーリは、元会長のセルジオ・マルキオンネが亡くなる前に計画していたシャルル・ルクレール(現ザウバー)の昇格を実行する可能性が高まっているようだ。
マルキオンネは、しばしばキミ・ライコネン(フェラーリ)の成績は不十分だとプレッシャーをかけており、ルーキーながら随所で光る走りを見せているルクレールを、ライコネンの後任に据えることを真剣に検討していた。
”受け入れ難い敗北”を喫したライコネン「優勝できるだけのペースはあったが、タイヤが終わった」/F1イタリアGP
そんな中、肩の手術を受けたマルキオンネだったが術後の容態が悪化。塞栓症により、66歳の若さで亡くなってしまった。新しくフェラーリのCEOに就任したルイス・カミッレーリがライコネンと仲が良いこともあり、フェラーリのドライバーラインアップ決定は一時凍結されたようだ。
しかしながらイタリアGPの週末に向けて、フェラーリがマルキオンネのアイデアを尊重し、ルクレールを昇格させるという元々の計画に固執しているのではないかとの”噂”が、パドックに広がった。
実際、フェラーリの新会長であるジョン・エルカンは、ルクレールとモンツァで今後の状況について簡単な話し合いを行ったようだ。
日曜日、ルクレールは決定が下されるまではそれほど時間が残っていないと述べていた。
motorsport.comがルクレールに、フェラーリの新しい首脳陣と話をしたかと訊くと、彼は「ジョンは新しいFCAのCEO、マイケル(マンリー)をチームに紹介するために訪れた。それが(話し合いをする)良い機会だった」と答えた。
「ただ、それは将来についての話し合いというよりは、自己紹介だった」
ルクレールを称賛するコメントも多かったマルキオンネだが、ルクレールは直接話をすることはないままだったと明かした。
「僕はマルキオンネ氏と直接話したことはなかったけれど、彼はいつも僕のことを話してくれていた」
「ポジティブなコメントをしてくれていて嬉しかったけど、彼と直接話したことはなかったんだ」
ルクレールはアゼルバイジャンGPで6位に入る好結果を残し、F1初ポイントを獲得。以降、予選Q3に3度出場。計5度に渡ってトップ10フィニッシュを飾り、彼よりも経験豊富なマーカス・エリクソンを定期的に打ち負かしている。
しかし、ハンガリーGPとベルギーGPでは接触により1周もできずにリタイア。イタリアGPも11位と、7月初めのオーストリアGP以降ポイントが獲得できていない。
自分がフェラーリのドライバーに適当だと思うか訊かれると、ルクレールは「僕には分からない。最終的には彼ら(フェラーリ首脳陣)が決断を下すことだ」と語った。
「彼らは僕がどんなドライバーが知っているし、彼らが僕が適当かそうじゃないかをジャッジする」
「僕はまだ若いし、レースから学べることも多い。フェラーリに行けば、確かに僕の夢が叶うけれど、その準備ができているかどうかは僕には分からない」
「彼らは、僕のことを完璧に把握しているからね」
ルクレールはフェラーリでレースをするのが夢だと口にしており、昇格の可能性から目をそらすのは難しいことだと認めた。
「僕が子どもの頃からの夢なので、それを心の中から追い出すのは難しい」
「しかし一方で、僕はそれを考えるのをできる限り最小限にし、現時点で何が起きているかに焦点を当てようとしている」
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