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QOLを高めてくれる相棒!自分らしさを取り戻すレクサス「NX350“F SPORT”」の魅力

掲載 更新 12
QOLを高めてくれる相棒!自分らしさを取り戻すレクサス「NX350“F SPORT”」の魅力

レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUV「NX」が2代目に生まれ変わった。新型NXは、同社が“次世代を象徴する一台”と語るように、基本骨格を全面刷新し電動化にも積極的に取り組むなど、レクサスの中核を担うモデルらしい意欲と最新技術に満ちている。

 “クオリティ・オブ・ライフ”という言葉を耳にする機会が増えている。人間らしさ、あるいは自分らしさを追求することで生活の質を高めようという概念だ。そんな“らしさ”の尺度は心身の健康や快適な住環境、やりがいのある仕事など、人それぞれだが、様々なストレスにさらされる現代人にとって、特に意識したいものといえる。今回、新しくなったレクサスNXをドライブしながら、そんな言葉が頭によぎった。

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 試乗の舞台は長野県有数の高原リゾートである蓼科エリア。日本を代表する映画監督の小津安二郎や、映画俳優の笠智衆、佐田啓二らが別荘を構えた地として知られる。そんな別荘地の間を縫うように走るワインディングロードを登った先の展望台からは、中央アルプスや南アルプス、八ヶ岳連峰が望め、雄大な景色に心も晴れ渡るようだった。

スマートで爽快な走りっぷり

 そんな心持ちになったのは景色のおかげだけではなく、ここまでドライブしてきた新型NXの出来の良さによるところも大きい。その中でも特に注目したいのは刷新された基本骨格と多彩なパワートレインの採用、レクサスらしい走りの実現である。

 エンジンは新開発の2.4ℓ直4ターボと、従来型を改良した2.5ℓ直4自然吸気の2種を軸に、後者には高出力モーターを組み合わせたハイブリッドと、さらに大容量のリチウムイオンバッテリーを追加したレクサス初のプラグインハイブリッドが用意される。

 ワインディングロードを事もなげにスイスイと駆け上がってくれたのはNX350“F SPORT”だ。新開発の2.4ℓ直4ターボを搭載したこのモデルは、NXらしさが存分に味わえるスポーティグレード。高効率ツインスクロールターボは他グレードの2.5ℓ自然吸気よりも明らかにパワフルで、低中速域は太いトルクが約1.8トンの車重を意識させず、高回転域での伸びやかさもあわせ持った秀逸なユニットだ。加えてそのパワーを効率的に路面に伝える8速ATとレクサス初となる電子制御4WDのマナーも素晴らしい。特に4WDシステムは状況に応じて前後の駆動力配分を適切に行なってくれることもあって“四駆は曲がりにくい”というような古い考えを完全に置き去りにする、スマートな走りっぷりを示してくれた。

丁寧さに裏打ちされたレクサス“らしさ”

 もちろんそんなパフォーマンスを発揮できるのは、基本部分の質の高さがあってこそ。新世代プラットフォームへの刷新はもとより、リアピラーへの発泡材の充填や2点支持タイプのボンネットキャッチの採用、細かなところではホイールの締結をより強固なハブボルトとするなど、丁寧な作り込みによるボディ全体の剛性アップが効いている。これにより足回りの所期の性能が余すことなく引き出せており、レクサスらしい上質な乗り心地とすっきりとしたハンドリングを実現しているのが、新型NXの全体を通しての印象だ。

 そんなNXの走りと車窓を流れる景色を楽しんでいると、日々の雑事や心配事はスッと吹き飛んでいた。なるほど、これも自分らしさを取り戻せるひとつの方法ではないだろうか。蓼科という歴史あるリゾート地に別荘を構え、自然を愛でながら高品質なSUVでゆったりと過ごす生活。レクサスNXはクオリティ・オブ・ライフを高めてくれる格好の相棒だといえよう。

基本デザインは先代を踏襲しつつ、大きく艶やかな面構成でダイナミズムを強調したものとなった。

直感的で運転に集中できる“Tazuna Concept”を取り入れたインテリア。マルチメディアシステムやコネクティッドサービスも充実し、無線通信によるOTAソフトウェアアップデート機能も採用する。

F SPORTにはドライバーの体によりフィットする形状の専用シートを採用。ステアリングホイールもグリップ感の高い専用形状となる。

従来のメカニカルなドアハンドルに替えて、新型ではハンドル裏に備えたスイッチでの電気制御によるスムーズなドア開閉を可能とした「e-ラッチ」システムを初採用している。

F SPORTは電子制御減衰力調整ダンパーのAVSを採用するとともに、ボディに生じるしなりや微振動を吸収してハンドリングを高めるパフォーマンスダンパーを車両前後に装着する。

NXにはパワートレインの違いによる4種の基本グレードが用意され、そのなかでも特にレクサスらしい上質感が味わえるのが、プラグインハイブリッドモデル「NX450h+」だ。モーター主体の静かで力強い走りが魅力であり、EVモードの航続距離は88kmを標榜するなど、電動化を牽引する一台となっている。

モデル名:レクサスNX350“F SPORT”
価格:5,990,000円(税込み)
ボディサイズ:全長×全幅×全高:4,660×1,865×1,660mm
車重:1,810kg
駆動方式:4WD
トランスミッション:8速AT
エンジン:直列4気筒ターボ 2,393cc  
最高出力:205kW(279PS)/6,000rpm
最大トルク:430Nm(43.8kgm)/1,700~3,600rpm

問い合わせ先:レクサス 0800-500-5577

TEXT:桐畑恒治(AQ編集部)

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みんなのコメント

12件
  • >クオリティ・オブ・ライフ”という言葉を耳にする機会が増えている

    増えてない
  • 一家に一台、いま買えるなら買っておいて間違いないSUVのひとつ。
    ただしお金はあっても納車は来年、下手すりゃ再来年だとか。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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