谷川RX-8の猛烈な追い上げに観客が沸く!!
スプーン市嶋NSXは予期せぬアクシデントに見舞われる!?
「AE86が子供用リュックになった!?」ハチロク乗りのパパは子供に背負わせるしかない!
11/21 Sat.(FINAL)
決勝当日。スプーンNSX-R GTはタイヤとフェンダーの干渉問題をクリアし、ナイトスポーツはボディ&右フロント足回りの修復を終えてグリッドにマシンを並べた。
コースイン直前のパドックの様子。谷川選手は撮影に応じ、その奥にはライバルのNSXをチェックしてる市嶋サンの姿が確認できる。決勝レースの前なのに、ピリピリしたムードは感じられない。
カラダをクネッとさせてかわいらしいポーズを取る市嶋サン。レースウィークを通じて、やたらと「がんばりんこ!!」を連発してたことから察するに、この時、市嶋サンの中では“ゆうこりん”がマイブームだったのかもしれない。
クラッシュから復活したナイトスポーツRX-8。修復後、ぶっつけ本番で決勝に臨むことになるけど、谷川選手の気合は十分。10周のレースでどこまでポジションを上げてくるのか? 楽しみだ。
土曜日の午前11時、10周で争われるレースがいよいよスタート。スタート直後の熾烈なポジション争いの中、タイミングよく飛び出したスプーンNSX-R GTが予選で上位だったS2000やNSXを早くも捉える。
が、それ以上のロケットスタートを決めたのがナイトスポーツRX-8。一瞬にして後方集団から抜け出し、上位のマシンも次々とパス。もっとも、本来持ってるパフォーマンスを考えたら当然のことだ。“たられば”を言っても仕方ないけど、予選でのクラッシュさえなければフロントロー、少なくともセカンドローは獲得できたはずのマシンなんだから。
レースの方は1周目から荒れ模様。ポールポジションからスタートしたR35が出遅れ、直後のリスボアコーナーでコースアウト&クラッシュ。そこに予選3位だったランエボも巻き込まれ、トップ争いに絡むと思われてた2台が早々に消えた。
オープニングラップは前年このレースを制したランエボが奪い、予選4~5位だったインプレッサとランエボが追う。驚いたのはその後ろ、なんとナイトスポーツRX-8が姿を現したのだ。それも2~3位とはわずか1秒ちょっとの差で。そのギャップを保ちながら周回を重ねていく。
予選21位のマシンが、たった1周でここまで順位を上げてくるなんて、誰が予想できただろうか。マシンの速さ&バランスの良さと谷川選手のテクニックががっちり噛み合ってる証だ。なんかやってくれそうな雰囲気に観客の注目も高まる。
一方、スプーンNSX-R GTも1周目で8位、3周めで6位までポジションを上げて好調さをアピール。前を行くR32GT-Rとはストレートスピードもまったく遜色なく、むしろ運動性能の高さを活かして山側セクションでその間合いを徐々にツメていく。
メルコヘアピン立ち上がりからスタート/フィニッシュラインまでのセクター3で、ランエボやインプレッサに匹敵する区間タイムを出していたスプーンNSX-R GT。高速コーナリングを得意とし、NA勢としては驚異的な速さを見せつける。
谷川選手も市嶋サンも、ステアリングを握ってる本人にしてみれば、予定通りなのかもしれないけど、見ている側からするとこんなにワクワクする展開はないってもんだ。
順調にレースを進める2台だけど、6周目、スプーンNSX-R GTに不運が襲いかかった。それは、リスボアコーナーで前を走るR32GT-Rがコースアウト。労せずポジションをひとつ上げた直後のことだ。
市嶋サンは、目の前に転がるクルマのパーツとおぼしき物体を確認したものの、回避するには急すぎたから、そのままラインをキープ。またぐか、あるいは跳ね飛ばすかしてやりすごそうとしたけど、そうはいかなかった。
運悪く、それを腹下に飲み込んでしまってフロントタイヤがリフト。迫ってくる右コーナー、サンフランシスコヒルにむけてステアリングを切ったけど、思ったようにクルマが曲がってくれず、アウト側のタイヤバリアに突っこんでしまったのだ。自走はできるけど、左フロントのダメージが大きく、レース続行を断念。ここでスプーンNSX-R GTはリタイヤとなった。
前日に続き、またまたナイスポジションで撮影してたカメラマン小林いわく、「ブラインドコーナーだから、いつクルマが立ち上がってくるのかわかんないんですけど、まさか火花を散らしながら現れるとは! これはタイミングばっちりで撮れましたよ」とのこと。グッジョブ!!
対するナイトスポーツRX-8は、時に前車を揺さぶるような素振りを見せながら1秒前後のギャップで追走。8周目にマシントラブルでペースダウンしたインプレッサを抜くと猛チャージをかけ始めた。もはや射程圏内にとらえたも同然。オーバーテイクのチャンスをうかがう。
迎えたファイナルラップ。まず、コントロールラインで100分の7秒差まで追い詰めてた2位のランエボをグランドスタンド前のストレートで豪快にパス。
その勢いは止まらず、トップを走るランエボとのギャップもジリジリと詰めていく。実はレース後半、トップ争いを繰り広げる3台のタイム差が2秒以内の接戦だったため、2位に浮上することはトップにも手が届く…ということでもあったのだ。その接近戦ぶりは3台が1フレームに収まったモニター画面からもわかるはず。
フィニッシュラインまで、残すコーナーはあとひとつ。フッシャーマンズコーナーの立ち上がりでランエボのテールを完全に捕えたナイトスポーツRX-8は、そのまま最終コーナーのRベントを抜けたところで1台分、右にラインをずらす。
あとはもう加速勝負。ランエボに並び…かける…そこがフィニッシュラインだった。
トップとのタイム差はたった0.189秒。しかも、3位までが1秒以内という超接近戦だったのだ。レース後に観客をもっとも湧かせたオトコ、谷川選手が口を開く。
「修理した右フロントサスの影響はありましたね。スペアのダンパーを組んでたので左右でバランスが取れてなく、ハードブレーキングでは挙動を乱してましたから。それとエンジンが吹け切ってしまうので、ストレートの途中からアクセルを戻しながら走りました。その状態で相手の速いところ、遅いところをじっくり見極めながら、クリアなレースができたと思いますよ」。
パドックに戻ってくると谷川選手は撮影攻めに。あれだけアグレッシブで印象的な走りを見せ付けられたんだから当然、観客たちだって黙ってるはずがない。
ピットに戻ってチームのスタッフたちと記念撮影。予選でクラッシュして後方グリッドからの決勝スタートながら、トップをギリギリまで追い詰めた末でのクラス優勝、総合2位という結果に、スタッフたちも大喜びだ!
…その頃、隣りのピットには痛々しい姿のNSX-R GTが。「去年は予選でやっつけましたけど、今年は決勝で…でしたか」と城本サン。一方、市嶋サンは「これもレースだからね。まぁ楽しく走れたからヨカッタと思うよ」と後腐れナシ。男イチシマ、ここにあり!! だ。
2位入賞を果たしたナイトスポーツRX-8はもちろん、リタイアするまでNA勢トップの座を守っていたスプーンNSX-R GT。ギアサーキットに乗り込んだニッポンのチューンドカーが、マカオロードスポーツチャレンジを大いに盛り上げたことは間違いない。
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