現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【ウマ買った、ウシは…】ランボルギーニ・ディアブロSE 30イオタ(1995年) BHオークション

ここから本文です

【ウマ買った、ウシは…】ランボルギーニ・ディアブロSE 30イオタ(1995年) BHオークション

掲載 更新 1
【ウマ買った、ウシは…】ランボルギーニ・ディアブロSE 30イオタ(1995年) BHオークション

ランボルギーニ・ディアブロSE 30イオタ(1995年)の概要

・3500万円からスタート
・流札
・予想落札額は4000~6000万だった
・139台目のSE 30
・イオタキットをライン装着した12台のうちの1台
・595psのエンジンを搭載
・走行距離計の表示は3万1320km
(落札金額には手数料等別途費用がかかります)

【画像】出品されたランボルギーニ・ディアブロSE 30イオタ(1995年)【ディテール】 全29枚

ランボルギーニ・ディアブロSE 30イオタ(1995年)の詳細

1993年9月に行われたランボルギーニ・デイ3において、アウトモビリ・ランボルギーニ社の創立30周年を記念した特別仕様の限定車が発表された。それが、ディアブロSE30である。

SEとはスペシャルエディションの略であり、SE30はディアブロのRWDモデルがベース。エクステリアには特別装備として、専用デザインの前後バンパースポイラー、サイドスカート、可変フラップ付きのリアウイング、専用エンブレム付きのリアグリル、OZレーシング製の専用のデザインとなるフロント17インチ、リア18インチ・サイズのアロイホイールが与えられている。

インテリアはカーボンファイバーの専用トリムが多用されるほか、アルカンターラなどの素材でラグジュアリー感も演出。専用のバケットシートと4点式のシートベルトを装備する。エンジンにも専用のチューンが施されたSE30は150台限定で発売され、世界中のランボルギーニ・マニアの間で今も特別な存在として人気を博している。

そのSE30をベースに、さらにハイパワーなレーシング直系のエンジンを搭載したのが、今回出品されるディアブロSE30“イオタ”である。ランボルギーニ・ミウラの時代に存在した伝説のマシンの名を復活させたモデルとして、マニアの間では特別視される1台だ。

ディアブロ・イオタは本来、全日本GT選手権(JGTC)に出場していたJLOC /寺井エンジニアリングの要望で、ランボルギーニ・エンジニアリングが共同開発の形をとって製作したレースマシンとして生まれている。

PO.1/PO.2/PO.3の計3台が製作され、PO.1はJGTC用として1995年~1998年に実際にレースに参戦、PO.2は鈴鹿1000kmやル・マン24時間レース用といった耐久レース仕様として製作されるも、レース参戦することは結局一度もなかった。

そして、最後のPO.3はストリートバージョンとして620psを発生するスペシャルエンジンを搭載して登場。その存在を知った各国の熱狂的なランボルギーニ・マニアたちの間から「自分にも同じような高性能モデルを作ってほしい」との声が高まり、それに応えてランボルギーニ社が用意したのがSE30イオタなのである。

SE30の最終生産期に追加されたSE30イオタは、L.I.E(ECU)の新しいプログラムやコールドエアインテークシステム、軽量なカムシャフトなどを採用した最高出力595ps / 7300rpm、最大トルク65.3kg-m /4800rpmを発生するスペシャルエンジン、通称“イオタ・キット”を組み込んだモデルを指す。

エクステリアに関しては専用設計のエアインテークに対応したスクープを持つエンジンフード以外はSE30から大きな変更点がないため、外側から眺めただけでは“イオタ”とすぐに識別することは難しいが、当時F1エンジンの開発に関わっていたエンジニアの手によるレーシングエンジンは、サウンドも含めてストリート用としては規格外のもので、真に熱い走りを求めるランボルギーニ・マニアの間からは大絶賛を得ている。

“イオタ・キット”のエンジンは合計で28基が製造されており、その内の12基がディアブロSE30の生産ラインでSE30イオタとして組み込まれてラインオフ、14基が各国のディーラーなどを通じて“イオタ・キット”としてすでにラインオフしていたSE30に組み込まれている。

なお、残る2基はスペアエンジンとしてランボルギーニ社の元に残されたが、その内の1基はアメリカで“イオタ・エボリューション”が製作される際のベースとなったとされている。

今回の出品車両はSE30の生産台数150台の内、最後期の139番目に生産された個体で、“イオタ・キット”が生産ラインで装着された希少な1台。走行距離計は現在3万1320kmを表示しており、機関系も良好なコンディションを維持している。世の中に26台しか実在しないSE30イオタ、その中でもより希少価値の高いライン生産モデルは、今後マーケットに出回る可能性は低い。

こんな記事も読まれています

ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
motorsport.com 日本版
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
AUTOSPORT web
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
乗りものニュース
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
WEB CARTOP
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
レスポンス
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
motorsport.com 日本版
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
motorsport.com 日本版
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
レスポンス
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
VAGUE
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
くるまのニュース
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
バイクのニュース
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
AUTOSPORT web
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
Auto Messe Web
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
モーサイ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
motorsport.com 日本版
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
バイクブロス
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
THE EV TIMES
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
レスポンス

みんなのコメント

1件
  • 何か微妙なオークションだと実感。それとも需要にプライスが解離してるのか。なんともいえないニュースだなぁ うーん…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2250.04150.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5500.06500.0万円

中古車を検索
ディアブロの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2250.04150.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5500.06500.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村