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2021年 日本メーカーが発売したクルマ、15車種 数は少ないが重要モデルばかり

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2021年 日本メーカーが発売したクルマ、15車種 数は少ないが重要モデルばかり

注目度の高いモデルが並ぶトヨタ

コロナ禍、オリンピック、半導体不足と、悲喜こもごもさまざまな事件のあった2021年。

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それでも数多くの新型モデルが日本市場に投入された。どんなモデルがあったのかを振り返ろう。

まず、トヨタの2021年の新型車登場は7月のアクアからスタートする。そして10月までの3か月の間に5モデルが登場。

夏から秋にかけて計6モデルが投入されたのだ。

特にトヨタ・ブランドの新型車は、ベストセラーカーであるアクアに、トヨタSUVのフラッグシップであるランドクルーザー、そしてヒット濃厚なカローラ・クロス、スポーツカー・ファン待望のGR86というように、注目度の高いモデルばかりであった。

中でもアクアとカローラ・クロスは、大ヒット間違いなしの2台。

今年は年の中盤での投入であるため、年間ランキング上位進出は難しいが、来年は大躍進することだろう。

7月19日発売:アクア
8月2日発売:ランドクルーザー
8月26日発売:レクサスES
9月14日発売:カローラ・クロス
10月7日発表(11月以降発売):レクサスNX
10月28日発売:GR86

主力モデルを投入したホンダと日産

ホンダと日産の新型車は以下のようになる。

ホンダ

4月22日発売:ヴェゼル
8月5日発売:シビック

日産

6月4日発表(2022年1月発売予定):アリア
8月17日発売:ノート・オーラ

数こそ少ないものの重要モデル

新型車の数こそ少ないものの、ホンダと日産、どちらもメーカーにとっては非常に重要なモデルだ。

ホンダにとってシビックは歴史があるだけでなく、アメリカ市場の主力モデルの1つ。

また、ヴェゼルは日本におけるホンダの主力。ブランド的にもビジネス的にも重要な2モデルと言えるだろう。

同じように日産もブランドとビジネスの両面を支える2モデルが登場している。

ノート・オーラは、ベースとなるノートの上級を担うモデルだが、ノートと共に日産の日本市場をささえる量販モデルでもある。

ちなみに、最新のノートは昨年12月23日に発売を開始。ノートとノート・オーラの2台は、2021年の年間販売ランキングで日産車の中でトップになっている。

また、ノートとノート・オーラは、今年の日本カーオブザイヤーも獲得。今の日産を代表するモデルと言えるだろう。

一方、アリアは今年に発表されたものの、正式な販売は来年だ。

とはいえ、プレミアムなEVのSUVとして日産のイメージを牽引することが期待される。

これもまた、日産にとって非常に重要なモデルと言えるだろう。

スバル3、スズキ2、三菱1車種

続いて、スバル、スズキ、三菱自動車の新型車は以下のようになる。

スバル

7月29日発表:BRZ
10月7日発表:レガシィ・アウトバック
11月25日発売:WRX S4

スズキ

8月27日発売:ワゴンRスマイル
12月10日発売:アルト

三菱

10月28日発表(12月発売):アウトランダーPHEV

意外? スバルは新型3モデル

ちょっと意外であったのが、スバルが3モデルもの新型車を投入したこと。

話題としてはスポーティなWRX S4やBRZの方が高いが、ビジネス的にはアメリカ市場の主力となるレガシィ・アウトバックの方が重要。

話題と実利の2方面で重要なモデルの投入だ。

スズキは、両側スライドドアを備えた派生モデルのワゴンRスマイルと、ベーシックな軽自動車アルトの2モデル。

ワゴンRスマイルは派生モデルとはいえ、人気の両側スライドドアを装備したことで、それなりの販売数が期待できる。

また、アルトはスズキの歴史ある重要モデル。やはり2モデルとも力の入った新型と言えるだろう。

三菱自動車のアウトランダーPHEVは、同社の現在のフラッグシップともいえる存在。

得意の電動化技術と4WD技術を結集した力作となる。

販売数もさることながら、業界や市場の評価が気になるところだ。

マツダとダイハツ、新型車の投入なし

最後にマツダとダイハツは新型車の投入なし。寂しいようだが両社とも、情勢が悪いわけではない。

マツダは、北米向けのCX-50を筆頭にFRプラットフォームの新しい商品群の投入を予告しているし、ダイハツはトヨタにOEM供給するライズとルーミーが大ヒット。

11月には、大ヒットの予感が漂うロッキー/ライズのハイブリッド版を発売している。

両社とも、勢いのある2022年を予感させる状況なのだ。

ブランド面/ビジネス面で重要車種

ふりかえれば、最も数多くの新型車を投入したのはトヨタであった。

それ以外では、ホンダが2、日産が2、スバル3、スズキ2、三菱自動車1の新型車投入であり、数的には少々寂しいものがあった。

しかし、数は少ないものの、どのメーカーも投入したのは、ブランド面やビジネス面で重要なモデルばかり。

コロナ禍や半導体不足という厳しい状況だからこそ、新車投入は重要なモデルに絞ったのかもしれない。

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