現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 同じトヨタ車だけど何が違う? 「アクア/ヤリスクロス」にスポーティ仕様設定! 見た目だけじゃない「GRスポーツ」の魅力とは

ここから本文です

同じトヨタ車だけど何が違う? 「アクア/ヤリスクロス」にスポーティ仕様設定! 見た目だけじゃない「GRスポーツ」の魅力とは

掲載 6
同じトヨタ車だけど何が違う? 「アクア/ヤリスクロス」にスポーティ仕様設定! 見た目だけじゃない「GRスポーツ」の魅力とは

■ヤリスクロスとアクアに設定された「GRスポーツ」とは

 トヨタは2022年8月に「ヤリスクロス」のGRスポーツ、そして2022年11月には「アクア」のGRスポーツを発売しました。
 
 それぞれノーマルグレードとGRスポーツを乗り比べると、どのような違いがあるのでしょうか。

【画像】何が違う?ノーマルとGRスポーツ…! パパ&ママが悩む違いを写真で見る!(40枚)

 まずこのGRスポーツとは、グレードのひとつとして設定されるもので、GRヤリスやGRカローラなどの独立した車種よりももっと手軽にスポーティなクルマに乗れるということが大きなメリットです。

 ノーマルグレードとGRスポーツの外装を比較してみると、大きく見た目が異なる事がわかります。

 特にGRの「G」の文字がモチーフになったグロスブラックのグリルデザインは、正面から見た時にノーマルグレードからは得ることのできない風格を感じる事ができます。

 さらにGRスポーツ専用のサスペンションを装着していることで車高が10mmほど下がり、グリルの形が台形になっていることでより低重心なデザインになりました。

 またGRロゴのバッヂと専用ホイールから覗かせる赤いキャリパーからはさらに特別感を得る事ができ、オーナーになった際は駐車場に停まる愛車を見てモチベーションが高まること間違いなしでしょう。

 外装だけでもオーナーをやる気にさせてくれるGRスポーツですが、内装を見てみるとさらに違いを感じる事ができます。

 ベースグレードではファブリックや合皮を使った優しい印象を受けるシートでしたが、GRスポーツはスエード調の布と合皮の黒一色でまとめ上げられ、いかにもスポーツグレードであるということを実感。

 そして黒いシートのヘッドレストに入っているGRのロゴがアクセントになっていてかなり目立ちます。

 ベースグレードの明るい色の内装は開放感を感じられるメリットなどがありますが、GRスポーツのように黒基調の内装はフレームの役割を果たし、ドライビングにより集中できるかもしれません。

 その他にGRスポーツ専用のGRロゴ入りステアリングやアルミ製フットペダル、本革シフトノブなどが装着されます。

 外装や内装だけでもベースグレードと異なる点が多く、スポーティな見た目は他の車とはひと味違い、オーナーとしての満足度を高めてくれます。

 見た目だけでもノーマルグレードと大きな違いがあるGRスポーツですが、やはり醍醐味は走り味です。

 GRスポーツと聞くと、スポーティで日常では逆に使いづらいと懸念する人ももしかしたらいるかもしれませんが、実際にはどうなのでしょうか。

 ノーマルグレードとGRスポーツの乗り比べをして筆者が一番驚いたことは、各モデルともノーマルグレードのレベルが非常に高いという事です。

 それぞれノーマルグレードを先に試乗しましたが、ワインディングをしっかりと思うままに曲がってくれますし、乗り心地も不満はありませんでした。

 そのためGRスポーツがどのような走りをみせてくれるのか、より一層期待が高まります。

■具体的にノーマルとGRスポーツでは何が違うのか?

 続けてGRスポーツに乗り換えて第一に違いを感じた部分は、段差を乗り越えた時の振動です。

 ノーマルグレードは全体的なモデルの揺れはやや多いですが、段差を乗り越えた瞬間は衝撃を柔らかく吸収するような印象を受けました。

 一方GRスポーツは一瞬の衝撃感はやや大きく硬めではありますが、カーブを曲がる際の揺れが少なくビシッとしている印象です。

 専用のサスペンションだけでなく、GRスポーツのみに取り付けられている剛性アップパーツや、アクアに関してはタイヤサイズが1インチアップしていることがその効果に要因していると考えられます。

 しかし、もちろんその違いを明確に感じる事ができるものの、決して「やり過ぎていない」ということがGRスポーツの最大の特徴であると感じました。

 乗り心地の違いについても普段使いの際に、むしろGRスポーツのほうが揺れも少なく疲れにくいと感じる人もいるかもしれません。

 さらにサスペンションの違いなどによって揺れが抑えられていることに加えてスエード調のシートによって体が滑りにくくなっており、快適に運転に集中する事ができました。

 また、電動パワーステアリングの制御もノーマルグレードよりもスポーティなセッティングとなっており、アクアGRスポーツについては「POWER +」モードに切り替える事ができます。

 POWER +のレスポンスについても決してやりすぎ感があるわけではなく、自然と気持ちよく、思うがままに曲がってくれるようなセッティングです。

 ノーマルグレードでも非常にレベルが高いため乗り換えても違和感なく運転をする事ができましたが、その中でも確実に変化は感じる事のできる仕上がりになっていると感じました。

 スポーティなグレードではありますが「やり過ぎていない」という点で、家族を乗せての日常使いはもちろんワインディングでドライブを楽しむこともこの1台で叶えてくれます。

※ ※ ※

 気になるノーマルグレードとの価格差ですがアクアGRスポーツで19万5000円、ヤリスクロスGRスポーツ(ハイブリッド車)で14万4000円差となっています。

 スポーティな社外品のサスペンションを買おうとすると10万円ほどすることも珍しくはありませんので、筆者は個人的にこの価格差はかなりコストパフォーマンスが高いと思います。

 スポーツカーの購入はハードルが高いと感じる人や家族を乗せて使いたい人、周りとは少し違うクルマに乗りたい人にぜひおすすめです。

 また、スポーティな見た目、走り味ではありますが車格はコンパクトカーと変わりありませんので、運転に不安がある方や女性でも問題なく乗れる1台です。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
乗りものニュース
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
レスポンス
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

6件
  • 同じ黄色いサル向けでも
    チャンコろ向けとチょん向けとジャッぷ向け
    で違うからな
  • トヨタ記事はヨイショ前提で書かれてるからあんまり参考にならない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

214.6283.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8325.0万円

中古車を検索
アクアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

214.6283.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8325.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村