現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「センチュリー“ミニ”」がスゴイ! 匠の手作り”ボディ×旧車デザイン採用! 「斬新ドア」も超カッコイイ「オリジン」とは

ここから本文です

トヨタ「センチュリー“ミニ”」がスゴイ! 匠の手作り”ボディ×旧車デザイン採用! 「斬新ドア」も超カッコイイ「オリジン」とは

掲載 4
トヨタ「センチュリー“ミニ”」がスゴイ! 匠の手作り”ボディ×旧車デザイン採用! 「斬新ドア」も超カッコイイ「オリジン」とは

■職人の技術が随所に感じられる小さな高級車!

 2000年に1000台限定で販売された「オリジン」。トヨタが自動車生産台数累計「1億台達成」の記念に生産した高級感あふれる4ドアセダンです。

【画像】超カッコイイ! トヨタ「センチュリー”ミニ”」を画像で見る(16枚)

 「プログレ」をベースに開発されたオリジンですが、たくさんの変更が加えられたため、プログレとはまったく異なるクルマとして完成しました。

 オリジンのモチーフになったクルマは、1955年に発売された初代「クラウン」です。オリジンという車名の意味は「起源」です。初代クラウンがクルマづくりの原点であるように、1億台到達までの起源を大切に考えるトヨタの想いが込められています。

 ベースとなったプログレは、「小さな高級車」をキャッチコピーに1998年5月に発表されました。高級車の多くが大きなボディサイズであった当時、5ナンバーサイズに収まるコンパクトな高級車として注目を浴びたクルマです。

 コンパクトな車体にクラウンクラスの大排気量エンジンを搭載し、「セルシオ」クラスのハイクラスな装飾、仕上げが施されました。独自のポジションを確率するために、外装にはあえてトヨタのエンブレムも装着されていません。

 そんな異色の高級車であるプログレがベースとなったオリジン。実際には多くの変更が加えられ、外観からはベースのプログレが感じられない造りです。生産については、トヨタのハイクラスカー「センチュリー」の製造ラインから選ばれた熟年の職人が担当しました。

 分割形成されたフロントフェンダーやクオーターパネルは、職人の手作業によりつなぎ合わせられています。つなぎ目がまったく分からないほど繊細な仕上げからは、職人の熟練された技術が感じられます。

 前後のメッキバンパーは、まるで鏡のような美しい仕上がり。深みと艶のあるボディカラーは、塗装した面を細かい耐水ペーパーで磨く「完全水研」を施し、さらに上から塗装して磨き上げるという職人の手作業によるものです。

 リアガラスについては、ピラー側に大きく湾曲したガラスを使用。往年のクラウンを彷彿とさせるリアフェンダーやテールランプも特徴的です。ボディ成形の細かな部分にも、オリジンならではのこだわりが感じられます。

 そして、初代クラウンでも採用された「観音開きドア」がオリジンでも再現されました。天皇陛下の御料車でも使われる観音開きドアは、オリジンが特別なクルマなのだとあらためて認識させてくれます。

 車内は落ち着いた色調で統一され、ベースとなったプログレの高級感を引き継いだ仕上がり。赤みの強い木目調パネルや、縫い目のピッチにまでこだわった本革シートが丁寧な造りを感じさせてくれます。

 レトロ感満載のオリジンですが、安全装備もしっかりと備えられて販売されました。デュアル&サイド&カーテンシールドエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト、VSC、ABS、TRC、ブレーキアシストなど、レトロな外観を良い意味で裏切ってくれる装備です。

 大量生産では成しえない、職人による手作業により生産された特別なクルマ「オリジン」。ものづくりの基本になるのは職人の技術、その技術を伝承していくこともクルマづくりには重要であると考えたトヨタ。オリジンに込められた開発テーマは「匠の技を21世紀に残す」です。そのテーマどおりに、熟練の職人により生産されたオリジンは、まさしく職人の技が後世に引き継がれる特別なクルマといえるでしょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース
 今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
バイクのニュース
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
AUTOSPORT web
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Auto Messe Web
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
レスポンス
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
motorsport.com 日本版
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
WEB CARTOP
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
乗りものニュース
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
くるまのニュース
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
バイクのニュース
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
motorsport.com 日本版
マイナーチェンジで2代目はついに「完成形」へと進化! 新型ボルボXC90は北欧プレミアムSUVの決定版
マイナーチェンジで2代目はついに「完成形」へと進化! 新型ボルボXC90は北欧プレミアムSUVの決定版
WEB CARTOP

みんなのコメント

4件
  • pro********
    センチュリーそのものとは何も関係ないのに「センチュリー"ミニ"」、その生産に関わったのも「熟年の」職人(「熟練」でしょう)とは。

    さすがはインターネットのゴミ屑たるメディア・ヴァーグ社クオリティですね。

  • malco
    樹木希林さんの愛車でしたよね。
    ご自宅の映像を見ても、置物一つからスキのない選択・配置をされていらっしゃったから、きっとこの車にも並々ならぬこだわりがあったんでしょうね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

700.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

245.01579.0万円

中古車を検索
オリジンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

700.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

245.01579.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村