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今のバイクはこんなに便利! 昔のバイクにはない機能

掲載 更新 73
今のバイクはこんなに便利! 昔のバイクにはない機能

〇〇年前じゃ考えられない!?現代のバイクの便利装備

 時代の流れとともに工業技術はどんどん発展してゆき、数十年前では到底考えられなかったことも今では多数実現しています。バイクもこのような発展の例外ではなく、一昔前のモデルと現在のモデルを比べてみると、機能には大きな違いがあります。

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 では、最近のバイクに特有の装備として、具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか。

・フューエルインジェクション

 まず考えられるのが、フューエルインジェクション(FI)です。フューエルインジェクションは、電子制御のもとでエンジンにガソリンと空気を供給する部品。エンジンに供給される霧状のガソリンと空気の比率は、燃焼効率を大きく左右します。

 FIが普及する以前は、キャブレターという部品による機械制御でエンジンに燃料を供給していました。キャブレターはアナログな構造であり、走行中にガソリンと空気の比率を調整することができないため、寒暖差への対応や細かな調整は不得意です。

 現在新車で販売されているバイクは、基本的にすべてフューエルインジェクションを使用していますが、中古で販売されているバイクの中にはキャブレターを使用しているものも少なくありません。

 キャブレター車は冬場になると始動性が悪くなるという特徴があり、調整にも手間がかかります。バイクの構造に詳しくない人は、インジェクション車を選ぶよう心がけた方がよいかもしれません。

・ABS

 ABSはアンチロックブレーキシステムの略称で、急ブレーキをかけた際のタイヤロックを防ぎ、スリップせずに短い制動距離で止まれるようライダーをサポートする仕組みのことです。

 日本においては2018年10月以降に発売される、125ccを超えるバイクを対象にABSの搭載が義務化されています。ABSを搭載したバイクであれば、熟練ライダーでなくとも理論上の最短に近い制動距離で止まることが可能であり、現代のライダーにとって非常に重要な装備となっています。

 中古車を購入する際は、ABSの有無を気にかけてみるとよいでしょう。

・燃料メーター

 一昔前までのバイクには、基本的に燃料メーターはついていませんでした。しかし最近は、燃料メーターを備えているモデルが徐々に増えてきています。

  燃料メーターがあれば給油が必要なタイミングがわかりやすく、非常に便利だと思う人も多いかもしれません。ただし、過信は禁物。加減速やコーナリングで前後左右に激しく揺れるため、燃料メーターの表示がそれに影響されてしまうことも。

 バイクの燃料メーターはあくまで目安程度と考えておくのがよいでしょう。

・オートライト

 1998年以降のバイクのライトは、常時点灯が義務付けられており、ライトの操作はハイビーム/ロービームの切り替えのみ。そんなハイビーム/ロービームの切り替えを自動でおこなう機能を搭載したカワサキ「ニンジャH2 SX/SE」が、2023年に登場しました。

 また、国内では2023年9月以降の新車を対象に、ヘッドライトとは異なり、自分の視認性を高めることを主目的とした昼間走行灯が認可されました。

 その昼間走行灯を導入する際の基準のひとつに、「周囲の明るさに応じて自動的にすれ違い用前照灯に切り替わること」というものがあります。

 今後は昼間走行灯の普及に伴い、オートライト機能を搭載したバイクも増えていくでしょう。

・USBポート

 最近のバイク、特にスクーターや大型のツアラーには、スマートフォンなどの充電に使えるUSBポートがついていることがあります。これはスマートフォンが普及した2010年代以降ならではの装備と言えるかもしれません。

 ただし、古いバイクでもUSBポートを後付けすることは可能。バイク用品店などでUSBポートを購入し、お店で取り付けまでおこなってもらうことで、すぐに使えるようになります。

 標準装備のものと比べると、自然な見た目ではなくなってしまいますが、便利さはほとんど変わらないと言えるでしょう。

※ ※ ※

 このように、昔のバイクと今のバイクを比べてみると、装備には大きな違いがあることに気がつきます。便利な現代のバイクが好きという人もいれば、自由度の高い昔のバイクが好きという人もいるでしょう。どちらにせよ、バイクを選ぶ際にはこれらの装備の有無に注目してみるとよいかもしれません。

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みんなのコメント

73件
  • のりマス
    これは何年前の記事だ?
  • トム
    でも最近のバイクのフォルムは好きになれない。おデブになった四輪もだけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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