アリア「e-4ORCE」で大冒険
日産は、「Pole to Pole」探検チームとともにアイスランドのレイキャビックにて、北極から南極まで(Pole to Pole)約2万7000kmの冒険に向かう電気自動車(EV)「アリア」を公開した。
【画像】39インチタイヤ装着【日産アリアの冒険仕様はこんな感じ】 全34枚
2023年3月にスタートする壮大な冒険では、氷原や深い雪、急勾配の山や人を寄せ付けないような砂漠の砂丘など、美しくありながら極限までに過酷な地形や環境の中を旅する。
極地探検車のスペシャリストであるアークティック・トラックス社は、日産のデザインおよびエンジニアリング・チームと協力し、厳しい環境に対応できるよう「アリア」の準備を進めてきた。
いっぽう、あえて重装備とせずバッテリーやパワートレインは市販車のままで、最も大きな変更点はサスペンションの調整と39インチタイヤの採用にとどめた。
これらを日産の電動四輪制御技術「e-4ORCE」と組み合わせることで、探検車は極限の地形に挑み、南極点への到達を目指す。
今回の冒険のリーダーであるクリス・ラムゼイ氏は、「わたし達の冒険が目指すことの1つに、クルマの本当の実力、日常的な能力を明確に示すということがあります」
「ですから、標準的な市販EVを使用し、最小限の変更でどんな場所も走ります。今回も同様で、ドライブトレインとバッテリーは工場出荷時のままである市販の『アリア』を使用し、このクルマがいかに高性能で多用途であるかを示します」
「サスペンションを変更し、ホイールアーチを広げることで、安定したプラットフォームと39インチのBFグッドリッチタイヤのベネフィットをより引き出すことができるようになりました」
「そして、もともと素晴らしいクルマが、さらにスタイリッシュになり、地球の果てまで行けるよう準備が整いました。今からドライブするのが楽しみでなりません」とコメントした。
大のコーヒー好きであるクリス・ラムゼイ氏仕様として、特別にエスプレッソマシンも装備されている。アリアのコドライバーは妻のジュリー・ラムゼイ氏がつとめる。
また、今回の冒険では、再生可能エネルギーを活用する革新的なポータブルユニットを極地での「アリア」の充電に使用。牽引可能なこのプロトタイプには、軽量の風力発電機とソーラーパネルが搭載されており、強風と長い日照時間を利用してドライバーが休憩している間にEVのバッテリーに充電をおこなう。
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リモコンで操作したくなるw