現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 7人乗り、3列シート、でもミニバンはいや! という人のためのスバル・エクシーガ/エクシーガクロスオーバー7ってアリだった

ここから本文です

7人乗り、3列シート、でもミニバンはいや! という人のためのスバル・エクシーガ/エクシーガクロスオーバー7ってアリだった

掲載 更新
7人乗り、3列シート、でもミニバンはいや! という人のためのスバル・エクシーガ/エクシーガクロスオーバー7ってアリだった

7人乗りのクルマがほしい。そうなると3列シート。で、3列シートといえば、ミニバン。という図式になるわけだが、やっぱり走りもちゃんとしていてほしいし、なによりミニバンは……という人も多いはず。そこを狙って2008年に市場に投入されたのが、スバルのエクシーガなのだ。どんなクルマだったのだろうか?

 エクシーガのデビューは、2008年6月。「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトに開発された。2008年から2015年3月まで作られ、2015年4月には大幅改良を受けて「エクシーガクロスオーバー7」として生まれ変わった。生産は、今年3月まで続けられた。ほほ10年間作られたから長寿モデルと言えるだろう。

ヤマハ「MOTOROiD」が世界的デザイン賞の大賞候補にノミネート 

 シャシーは、フロントフレームからフロントフロアにかけてはインプレッサ/フォレスター(先代)と共用するが、それ以外は専用設計となる。

 当初は、FFモデルとAWDモデルを設定していた。
 デビュー当時、パワートレーンは、2.0ℓ水平対向4気筒(EJ20型)の自然吸気モデルは4ATとターボモデルは5ATと組み合わせていた。ATは、アイシン・エィ・ダブリュ製。
 あれっ? スバルと言えばリニアトロニックCVTじゃないの? と思う方もいらっしゃるだろうが、最初の1年ほどは、リニアトロニックCVTではなくオーソドックスなトルコンATだったのだ。つまり、エクシーガのATモデル、というのは、ごく初期だけにある「レアなモデル」と言える。

 2009年9月の改良で、ステップATからスバル得意のリニアトロニックCVTに変更された。09年11月にはエクシーガtuned by STIというモデルも登場している。


エクシーガ 全長×全幅×全高:4740×1775×1660mmホイールベース:2750mm

 さて、そのエクシーガのボディサイズは、というと
 全長×全幅×全高:4740×1775×1660mmホイールベース:2750mm

 である。
 このボディサイズで7人乗りができて、シンメトリカルAWDを実現していたのだから、いまから思うと、存在意義のあるモデルだったと言えるだろう。


エクシーガ2.0i-L
全長×全幅×全高:4740×1775×1660mmホイールベース:2750mm
エンジン:EJ20型
2.0ℓ水平対向4気筒DOHC
最高出力:148ps(109kW)/6000rpm
最大トルク:191Nm/3200rpm
フルタイム4WD
トランスミッション:4AT

2.0GT
全長×全幅×全高:4740×1775×1660mmホイールベース:2750mm
エンジン:EJ20ターボ
2.0ℓ水平対向4気筒DOHCターボ
最高出力:225ps(165kW)/5600rpm
最大トルク:326Nm/4400rpm
フルタイム4WD
トランスミッション:5AT


そしてエクシーガクロスオーバー7へ変身!

 2015年4月にデビューしたのが、エクシーガクロスオーバー7。
 テーマは、都市型SUV×多人数車の新型クロスオーバーということで、流行始めていた「クロスオーバー」的な要素を随所に採り入れたモデルとなっていた。
 エンジンは、2.5ℓ水平対向エンジン+リニアトロニックCVTのみ。エンジンはFB25型だから、エクシーガ時代の「EJ型」から新世代に移行したパワーユニットを搭載していた。
 エクシーガより地上高を10mmほどアップ。存在感のあるルーフレールを装着。ホイールアーチにバンパー、サイドシルなどのブラックのプロテクターをつけて、クロスオーバーっぽいお化粧を施していた。
 エクシーガから全高を10mm、全幅を25mm拡大したボディ寸法となっていた。


エクシーガクロスオーバー7 全長×全幅×全高:4780×1800×1670mm ホイールベース:2750mm

エクシーガクロスオーバー7 2.5iアイサイト
全長×全幅×全高:4780×1800×1670mmホイールベース:2750mm
エンジン:FB25型
2.5ℓ水平対向4気筒DOHC
最高出力:173ps(127kW)/5600rpm
最大トルク:235Nm/4100rpm
フルタイム4WD
トランスミッション:リニアトロニックCVT


 今年3月で姿を消したエクシーガクロスオーバー7に代わって登場したのが、アセント(ASCENT)だ。だが、こちらは北米向けモデルで、残念ながら日本導入はなさそうだ。
その理由は、ボディサイズにあるだろう。


全長×全幅×全高:4998×1930×1819mmホイールベース:2890mm

 というサイズは、国内では少し大きすぎるのかもしれない。
 エクシーガクロスオーバー7と比べて
全長で218mm長く
全幅で130mm広く
全高で149mm高い
 つまり、一回り以上大きいということだ。
 エンジンは、新開発のFA24型2.4ℓ水平対向4気筒直噴ターボ。従来の3.6ℓ水平対向6気筒(EZ36型)を代替するダウンサイジング過給エンジンの位置づけである。


アセント(ASCENT)北米仕様
全長×全幅×全高:4998×1930×1819mmホイールベース:2890mm
エンジン:FA24ターボ
2.4ℓ水平対向4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力:260hp//5600rpm
最大トルク:376Nm/2000-4800rpm
フルタイム4WD
トランスミッション:リニアトロニックCVT


 日本で、3列シートのモデルを探すと、いま筆頭にあがるのは、マツダのCX-8だろう。
 こちらのボディサイズは、
全長×全幅×全高:4900×1840×1730mmホイールベース:2930mm


CX-8 XD
全長×全幅×全高:4900×1840×1730mmホイールベース:2930mm
エンジン:SH-VPTS
2.2ℓ直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力:190ps(140kW)/4500rpm
最大トルク:450m/2000rpm
フルタイム4WD
トランスミッション:6AT


 ここまで、エクシーガを軸に3列シートもつモデルを比べてみた。せっかくなので、横比較してみよう。

エクシーガ 全長×全幅×全高:4740×1775×1660mmホイールベース:2750mm

エクシーガクロスオーバー7 全長×全幅×全高:4780×1800×1670mmホイールベース:2750mm

アセント 全長×全幅×全高:4998×1930×1819mmホイールベース:2890mm

マツダCX-8 全長×全幅×全高:4900×1840×1730mmホイールベース:2930mm

 こうしてみると、スバル・エクシーガ、エクシーガクロスオーバー7というのは、ちょうどいいサイズで7人乗りを実現していた希有なモデルだったということができそうだ。
程度のよい中古を探す、というのもアリだろう。

こんな記事も読まれています

2024年のF1もいよいよ残り2戦……今年最後のスプリント戦は、下馬表通りマクラーレン有利なのか?|F1カタールGP DAZN配信スケジュール
2024年のF1もいよいよ残り2戦……今年最後のスプリント戦は、下馬表通りマクラーレン有利なのか?|F1カタールGP DAZN配信スケジュール
motorsport.com 日本版
B+COM(SB6XR/SX1/ONE/SB6X)用の最新ソフトウェアアップデートが配信された!マイク入力感度調整が可能に!
B+COM(SB6XR/SX1/ONE/SB6X)用の最新ソフトウェアアップデートが配信された!マイク入力感度調整が可能に!
モーサイ
内燃機も電気も、モーターは冷やすことがキモ?
内燃機も電気も、モーターは冷やすことがキモ?
バイクのニュース
20種類以上の電動モビリティに乗れる! 体験施設「eモビリティパーク東京多摩」が11/29にオープン
20種類以上の電動モビリティに乗れる! 体験施設「eモビリティパーク東京多摩」が11/29にオープン
バイクブロス
中央道の「地獄渋滞ポイント」ついに「3車線拡幅」着工へ!? 大混雑の「三鷹バス停」で対策工事がスタート間近 「すぐ完成」にならない複雑な事情も!?
中央道の「地獄渋滞ポイント」ついに「3車線拡幅」着工へ!? 大混雑の「三鷹バス停」で対策工事がスタート間近 「すぐ完成」にならない複雑な事情も!?
くるまのニュース
【F1第22戦無線レビュー(1)】ガスリー、3番手から無念のリタイア「ついてなかった……」オコンもピットミスに泣く
【F1第22戦無線レビュー(1)】ガスリー、3番手から無念のリタイア「ついてなかった……」オコンもピットミスに泣く
AUTOSPORT web
プラレール号の記録簿 vol.6:主治医の存在
プラレール号の記録簿 vol.6:主治医の存在
外車王SOKEN
BMWの新車は工場内を無人で移動、自動運転技術の実用化が進む
BMWの新車は工場内を無人で移動、自動運転技術の実用化が進む
レスポンス
福島 宮城の“バイパス”本復旧にメド 国道349号「丸森の別ルート」開通見込み立つ 台風被害から5年 難所をトンネルで迂回
福島 宮城の“バイパス”本復旧にメド 国道349号「丸森の別ルート」開通見込み立つ 台風被害から5年 難所をトンネルで迂回
乗りものニュース
スズキの「“斬新”小型トラック」がカッコいい! 全長3.7m級で「ジムニー」譲りの悪路走破性がスゴい! 画期的な荷台を搭載した「X-HEAD」どんなモデル?
スズキの「“斬新”小型トラック」がカッコいい! 全長3.7m級で「ジムニー」譲りの悪路走破性がスゴい! 画期的な荷台を搭載した「X-HEAD」どんなモデル?
くるまのニュース
約4400万円で落札されたランボルギーニ「ディアブロ」は、全仏オープンで優勝した元プロテニス王者のクルマでした…走行距離はたった8803キロです
約4400万円で落札されたランボルギーニ「ディアブロ」は、全仏オープンで優勝した元プロテニス王者のクルマでした…走行距離はたった8803キロです
Auto Messe Web
ドッペルギャンガーが「バイクガレージDCC330L」のクリスマスセールを開催中!
ドッペルギャンガーが「バイクガレージDCC330L」のクリスマスセールを開催中!
バイクブロス
山陰道に「安来スマートIC」設置を決定! 高速道路のアクセス向上で地域の活性化や産業支援に期待が高まる。【道路のニュース】
山陰道に「安来スマートIC」設置を決定! 高速道路のアクセス向上で地域の活性化や産業支援に期待が高まる。【道路のニュース】
くるくら
【イベントレポート】第14回カーディテイリングセミナー&ガレージセール「カーディテイリングの明日を語ろう」
【イベントレポート】第14回カーディテイリングセミナー&ガレージセール「カーディテイリングの明日を語ろう」
AutoBild Japan
【環境に優しい小さなジープ】専用セッティングが効果的!電気なアベンジャーは自然なフィーリングが魅力
【環境に優しい小さなジープ】専用セッティングが効果的!電気なアベンジャーは自然なフィーリングが魅力
AUTOCAR JAPAN
春の阿蘇を巡るツーリングイベント「GATR2025」エントリー受付がスタート!
春の阿蘇を巡るツーリングイベント「GATR2025」エントリー受付がスタート!
バイクブロス
キャンピングカーベースの王者『デュカト』、EV版がマイチェンで航続424kmに 商用でも存在感
キャンピングカーベースの王者『デュカト』、EV版がマイチェンで航続424kmに 商用でも存在感
レスポンス
時速1000キロ超え!? 2人乗りのカワサキ「最速マシン」が超カッコイイ! 匠の「神ワザ」×ターボエンジン「2基搭載」で迫力スゴい! 「ブルーインパルス」WRC登場で大歓声
時速1000キロ超え!? 2人乗りのカワサキ「最速マシン」が超カッコイイ! 匠の「神ワザ」×ターボエンジン「2基搭載」で迫力スゴい! 「ブルーインパルス」WRC登場で大歓声
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

259.2302.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0119.7万円

中古車を検索
エクシーガの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

259.2302.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0119.7万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村