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「小さな高級車」に待望の声も! ホンダ豪華内装の上質コンパクト「フィット」に寄せられた反響とは

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「小さな高級車」に待望の声も! ホンダ豪華内装の上質コンパクト「フィット」に寄せられた反響とは

■「小さな高級車」を求める潜在需要の高さに驚く!

 ホンダ「フィット」の現行モデルは、多彩なグレード構成が特徴ですが、そのなかには「小さな高級車」というべき豪華内装の仕様も用意されています。
 
 こうした上質な仕立てのコンパクトカーを求める需要も年々増えており、SNSなどでも多くの声が寄せられています。

【画像】「おっ…!」 これが「フィットLUXE」の豪華すぎる内装です! 画像で見る(50枚以上)

 ホンダを代表するコンパクトカー「フィット」は、2020年登場の現行型で4代目です。

 歴代モデルが培ってきた環境性能や、広い室内による実用性の高さといった機能面での特徴を継承する一方、ユーザーが潜在的に求めている「リラックス」「癒し」といったニーズにも着目し、「心地良さ」を新たな提供価値として提案。

 水平・直線基調でシンプルなインパネ造形による視界の良さ、シート設計の見直しによる快適性の向上、2モーターハイブリッド「e:HEV」の採用などによる快適な乗り心地の提供などで「心地良さ」を実現させました。

 その一環として、内外装の仕立てなどが異なる複数のタイプを用意しています。

 2020年当初の構成は、シンプルながら仕立ての良い「BASIC(ベーシック)」、ナチュラルテイストで上質な「HOME(ホーム)」、新たなアクティブなイメージを持たせたスポーティ仕様「NESS(ネス)」、SUVテイストを加えた「CROSSTAR(クロスター)」、そして大人のユーザー向けにドレスアップした「LUXE(リュクス)」という5タイプのラインナップでした。

 なかでもLUXEは、「小さな高級車」と評される豪華な仕様が特徴です。

 室内はキルティングパーフォレーション本革シートを採用。ブラウンとブラックの2トーンカラーにコーディネイトされた立体造形の専用シート形状と相まって、独自の上質な雰囲気となっています。

 また外装の要所にもプラチナ調のクロームメッキ加飾などを施し、見た目にも高級感を高めています。

 ただし2022年10月に実施したマイナーチェンジで、シンプルなブラック単色の本革シートを標準設定とし、専用シート形状を持つキルティングパーフォレーション本革シート内装(内装色もライトブラウン単色に変更)はオプション設定となっています。

 そんな小さな高級車仕様のフィットに対し、ユーザーはどのような反応を示しているのでしょうか。

 目立つのは「景気が低迷するなかで“小さな高級車”という狙いは正しい」など、小さな高級車を求める潜在的な需要が一定数認められる点です。

 また実車を見た人からは「(専用設計の)シート形状の凝り具合がスゴい」「のちのち再評価されるはず」と、細部までこだわった豪華な内装を評価するコメントも見られます。

 反面で「見た目が好みではない」「外観にもっと高級感が欲しい」「良さが伝わりにくい」といった、エクステリアデザインに関する不満の声も少なくないようです。

 プレーンなデザインが特徴の4代目フィットですが、同クラスを求めるユーザーは、よりアクの強い外観を求めている人が少なくないのかもしれません。

 一方「近年は軽自動車メーカーの印象が強いホンダにとって、こうした仕様はイメージの払しょくになるのでは」「(上位モデルの)シビックにも同様の仕様が欲しい」といった意見も注目されます。

 高級仕様の設定により、人気の軽自動車ではなく、あえて小型車を選ぶ理由となりうるアピールポイントとして、購入の大きな背中押しともなりそうな予感もあります。

※ ※ ※

 フィットの上級仕様、LUXEの販売価格(消費税込み)は、ガソリンモデル(FF)219万3400円から、ハイブリッド)モデル(e:HEV/4WD)271万8100円まで。

 フィット HOME(186万3400円から242万2200円)と比べても、価格差は30万円前後に留まる手ごろな設定も特徴といえます。

 なおフィットは、前述した2022年10月実施のマイナーチェンジ時にデザインの小改良などとともにNESSを廃止し、代わって新たなスポーティ仕様「RS」を追加するなど、今も改良を重ねながら進化を続けています。

 ユーザー反響の高さを考えれば、今後も他の小型車や軽自動車で、フィットLUXEのように小さな高級車路線を継承するモデルが登場することを大いに期待したいところです。

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