メーカーが開発したパーツはやはりすごい
純正パーツと言えば高いクオリティと安い価格であることが多い。しかし、その性能がサーキット走行やカスタムに向いていることは少ない。でも、上位車種のパーツを流用することで、素晴らしい性能を発揮してくれることもあるのだ。
うまくいけば安価に入手できる可能性! 効果抜群の純正パーツ流用チューニング3選
その1:初代86/BRZ パドルシフトとクルーズコントロール
初代86/BRZは86を例にすると上位グレードがGTとGT Limited。下位グレードがGだった。後期型のAT車ではGにはなにも付かないが、GTとGT Limitedにはパドルシフトとクルーズコントロールが装着されていた。
しかし、なんとステアリングとクルーズコントロールのレバーを入手すればGにも装着が可能。ステアリングのところまで配線は来ているので、GTのステアリングとレバーがあれば、パドルシフトとクルコンを追加できてしまうのだ。こうなると、もはやGTグレードを買う意味はないかも!? と言いつつ、オートエアコン、スマートキーという大きな装備の差はあるのだった……。
その2:R35GT-Rエアフロメーター&12穴インジェクター
近年のチューニングで一斉を風靡したのがこの組み合わせ。吸入空気量を測定するエアフロは最新モデルほど緻密な計測が可能。過去はフェアレディZ(Z32)のエアフロが大容量に対応できるので、シルビア系などのタービン交換時によく使われた。
R35用は、その性能とキャパシティの大きさがありつつ、価格も1万円台とリーズナブル。シルビア系などのエアフロではすっかり定番になった。
同時にインジェクターもR35用が定番に。シルビアが現役時代のインジェクターといえば、ひとつの穴からガソリンを噴いていたが、R35用だと12個の穴から噴射する。これによって霧化特性がよくなり、パワーは出るし燃費も良くなるといいことづくめなのだ。
その3:R35ブレンボキャリパー
またもやR35から。驚異的な加速のR35を止めるには相応のブレーキが必要。そこでR35にはブレンボ製6potキャリパーが装着された。本格的にR35をチューニングしていくと、これでもブレーキキャパシティは足りないらしいが、他車種への流用であればそのストッピングパワーは十分。この圧倒的な見た目のインパクトから、ドレスアップ目的でエルグランドなどに流用する人もいる。
シルビア系にも装着可能だが、かなりの大きさなのでホイール選びなども注意。しかし、圧倒されるほどのブレーキの大きさとインパクトは得られる。
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みんなのコメント
様々な制約があるのを知らないのかあえて書かないのか、不親切な記事だと思う。
専門誌なら、そこまで調べた上で『流用可能』と書くべきだろう。
強化ブレーキと言えばツクバ最速アンダー鈴木氏のシルビアは、ツクバ一周だけ保てばいいと割り切ったものだったので驚いた事がある。