世界戦略の主力モデルだけに力が入っている
「シビック」はホンダの世界戦略車の主力モデルとして不動の存在。2022年に入ってからも、「北米カーオブザイヤー受賞」、「次期タイプRが鈴鹿サーキットで新レコードタイム樹立」、「e:HEVハイブリッドの7月発売を予告」と様々な話題が出て、ホンダが注力していることを実感できます。
そんなシビックですが、現時点のラインアップは1.5Lエンジン搭載車のみとなります。ホンダ伝統のVTEC技術を採用した1.5L DOHCガソリン直噴ターボの最高出力は182PS、最大トルクは240Nmと、実力的には2.0L~2.4Lのエンジン相当。“FF世界最速”を狙うタイプRを前提としたシャシー性能も高く、シビックという名前に期待する以上のスポーツドライビングが楽しめる5ドアハッチバックといえるでしょう。
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2グレードのシンプルな設定で、走りの基本性能は同じ
1.5Lターボのシビックには「EX」と「LX」という2つのグレードが用意されています。トランスミッションは両グレードでCVTと6速MTが選べるのも貴重な存在。シビックは最後のMTが選べる大衆車となる可能性もあるわけです。
大衆車といっても、グローバルモデルだけに価格は上昇しています。メーカー希望小売価格は「EX」が353万9800円、「LX」は319万円。どちらも18インチタイヤを履くなど走りの基本性能は共通しています。
主なところでは、「EX」には10.2インチデジタルメーター、運転席8ウェイ・助手席4ウェイパワーシート、BOSEプレミアムサウンドシステム、LEDアクティブコーナリングライト、ワイヤレス充電器といった装備が加わっています。価格差を考えれば納得の装備差ですが、純粋にシビックらしい走りを楽しむためであれば、どちらのグレードを選んでも大きな違いはないかもしれません。
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CVTモデルと6速MTモデルの価格や燃費は共通
ちなみに、燃費性能はCVTでも6速MTでも16.3km/L(WLTCモード)と同じで、トランスミッションによる価格の違いもありません。AT限定免許でないのであれば、6速MTを選んでおくというのも「最後のMTモデルに乗っておく」という経験としてアリかもしれません。
シビックの6速MTはシフトノブを新たにデザインしたもので、普通の乗用車とは思えないほどスポーティなフィーリングに仕上がっているのも見逃せないポイント。それでいて、1.5L VTECターボはトルクフルですから、こまめにシフトチェンジしなくとも速度コントロールができるフレキシビリティの高さも魅力です。
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最後の手が届くホンダのMTモデルになる可能性も
ホンダのハイブリッド化・電動化がますます進んでいくことは確実。事実、軽自動車を除いたホンダのラインナップにおいてMTが選べるのはシビックだけとなっています。
間もなく登場するであろう次期タイプRは6速MTですが、庶民の手が届きにくい価格になることは確実です。300万円オーバーのノーマルなシビックであっても庶民からすると高級車ですが、ギリギリ狙えるという人も少なくないはず。現行シビックは、ホンダのスポーティなMT車の最後のモデルとして、後々価値が出てくるかもしれません。
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文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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