■新型GRMNヤリスでプロがサーキットを爆走!
2022年9月2日、「スーパー耐久シリーズ第5戦 もてぎ」の練習日にて、トヨタ「GRヤリス」のフルチューンモデルとなる新型「GRMNヤリス」を使ったプロドライバーのガチンコバトルが開催されました。
トヨタ最速仕様ともいえる新型GRMNヤリスとは、どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】限定500台…激レア過ぎるトヨタ最速仕様「GRMNヤリス」の実写を見る!(85枚)
GRヤリスは、スーパー耐久シリーズや全日本ラリー選手権など、さまざまなモータースポーツに参戦し、極限の使用環境下で日々鍛え上げられているモデルです。
そうしたなかで、2022年1月14日に世界初公開されたGRMNヤリスは「モータースポーツの現場で“スピーディに、かつ人に合わせて進化するクルマ”を、お客さまにもお届けしたい」というモリゾウ選手(トヨタ社長・豊田章男氏)の思いから誕生しました。
その特徴は、モータースポーツ参戦から学んだ、ボディ剛性強化や約20kgの軽量化、車高10mm低減による低重心化、全幅10mm拡大による空力改善を実現といったさまざまな試行錯誤によるカスタマイズ。
また、壊しては直すを繰り返し、性能向上させた機械式LSDやクロスギアレシオトランスミッションとローファイナルギヤのセットの採用。
さらには、プロドライバーによる走り込みによって制動力やグリップ、コーナリング性や追従性を向上させることにより「より安心して速く走れるクルマ」へと進化したモデルです。
500台限定で発売されたGRMNヤリスには、「サーキットパッケージ」と「ラリーパッケージ」の2種類を用意しています。
そうしたなかで今回は、「スーパー耐久シリーズ」にて参戦しているROOKIE Racingチーム(佐々木選手・石浦選手)と前述のWEC参戦している7号車チーム(ロペス選手・小林選手)と8号車チーム(ハートレー選手・平川選手)がGRMNヤリスを用いてバトルを繰り広げるという企画がおこなわれました。
今回の企画経緯についてはモリゾウ選手は次のように話しています。
「世界で活躍するWECチームと国内で活躍するROOKIE Racingとカテゴリが分かれており、そうなるとファンも分かれているのが現状です。
そこでそれぞれのファンが分かるように同じクルマで対決をするとどうなの? 面白くないですか? というのがきっかけです」
実際に使用されたのはGRMNヤリスのサーキットパッケージとなり、見た目としてはカーボン(綾織CFRP)製 リアスポイラー、サイドスカート、リップスポイラーを装着。
足回りでは、BBS製GRMN専用18インチホイール、18インチブレーキ、ビルシュタイン製 減衰力調整式ショックアブソーバーを採用し、サーキットでいかに速く走れるかを意識した仕様となっています。
実際の企画としては、ROOKIE Racingチーム(佐々木選手・石浦選手)が勝利しましたが、それぞれさまざまなハンディがありながら、各ドライバーが楽しんで対決自体やGRMNヤリスの走りを楽しみながら負けず嫌いな真剣勝負を繰り広げていました。
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