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新型MG 4 航続450kmのEV、9月欧州で発売 50:50の重量配分実現

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新型MG 4 航続450kmのEV、9月欧州で発売 50:50の重量配分実現

新開発のSAIC製プラットフォーム採用

英国の自動車ブランド、MGは、新型EVのMG 4を9月に英国で発売する。最大452kmの航続距離、広い室内、優れたダイナミクスを備えているという。

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MGは現在、中国の上海汽車(SAIC)の傘下にある。新型4は今年、中国で「MGムーラン」として発表されたモデルで、SAICの新モジュラー・スケーラブル・プラットフォーム(MSP)をベースにしている。

MGによると、このプラットフォームは新開発のバッテリー構造「ワンパック」に基づいて考案されたもので、2650mmから3100mmまでのホイールベースに対応し、バッテリーサイズも40kWhから150kWhまで搭載可能であるという。

ワンパック構造とは、バッテリーセルを水平に並べることでフロアの厚みをわずか110mmに抑え、バッテリーとプラットフォームを一体化させたものだ。

新たなデザイン路線を開拓 ヘッドライトに眉毛も

MG 4のスタイリングとしては、鮮明なボディライン、立体感のある造形、シャープなディテールなど、これまでとは一線を画すデザインとなっている。

大きなエンブレムを配した低いフロントエンド、「アイブロー(眉)」のグラフィックを持つヘッドライト、張りをもたせたフロントバンパーなどが特徴的だ。サイドには2本のラインが刻まれ、ドア下部はシルの一部を形成している。

リアでは、ハッチバックのテールゲートに分割式のルーフエクステンション兼スポイラーを備えているほか、複雑なLEDグラフィックのテールライトアセンブリが採用されている。オプションとして、大型ガラスルーフが用意されている。

全長4287mm(ホイールベース2705mm)、全幅1836mm、全高1506mmと、フォルクスワーゲンID.3より25mm長く、27mmワイドだが、46mm低い。欧州では数あるEVハッチバックの1つとなる。

最高出力449ps 0-100km/h加速は3.8秒

MGによると、英国でははじめに最高出力169psまたは204psのシングルモーター/後輪駆動モデルが発売され、後に449psのデュアルモーター/四輪駆動の最上位モデルが導入されるという。

後者は、0-100km/h加速のタイムが3.8秒と謳われている。最高速度は159km/hに制限されている。

169psのエントリーモデルには51kWh、その他のモデルには64kWhのバッテリーが搭載される。WLTPでの航続距離は350~452kmとされている。

バッテリーの仕様詳細はまだ明らかにされていないが、MGの他のEVでは、リン酸リチウムイオン(LFP)またはリチウムニッケルマンガンコバルト(LNMC)バッテリーのいずれかを採用している。

また、当初は400Vの充電アーキテクチャを装備するが、将来的にはより高速な充電のために800Vにアップグレードすることが可能だという。

SAICの副チーフエンジニアであるZhu Jun氏は、新しいプラットフォームとバッテリー構造によって50:50の前後重量配分を実現し、走りの楽しさを味わえるとしている。

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