将来的にはクルマへの搭載も自動で行いたい
最新の福祉用具から介護ロボット、福祉車両まで11カ国・2地域から約380社の福祉機器を一同に集めたアジア最大規模の福祉機器の国際展示会である「H.C.R2023 第50回国際福祉機器展」。2023年9月27日(水)から9月29日(金)までの3日間、東京ビッグサイト東展示ホールで開催となった。
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見比べるとわかる進化
2022年同様「MOBILITY FOR ALLすべての人に移動の自由を」、そして「Removing Barriers バリアを取り除きわくわくする未来へ」というテーマを掲げて、このH.C.R.に出展したトヨタのブースは、前回同様に多くの来場者でごった返していた。そのブースの中央にあったのは、2022年に衝撃的な登場をしたあの「JUU」という名の車いすであった。
21インチの大型のメインホイールにオフロードタイヤを装着し、その後方内側には小径のオムニホイールが2輪装着されている。ひとつのタイヤのようであり、その中に小さなタイヤが組み込まれていて方向転換も可能なオムニホイールを使用することで、方向転換ができる仕様だ。アームレストの先端には、ジョイスティックタイプの操作ユニットが用意されている。
シートの後ろ側には、シッポのような補助バーを装備。このシッポは上げ下げが可能で階段を上るような際には後ろ側へ倒れこみ、車いす自体が後方に転倒することなく登っていける。シートは深めに腰掛けるタイプだが、移乗の際やデスクワークなどでは、浅めに腰掛ける姿勢になるなどそのレイアウトが変形する。
2022年、会場でお披露目した際に様々な意見がもたらされたわけだが、多くの声を反映させ、進化したモデルとして再登場した。デモンストレーションでは、会場に置かれたシエンタの運転席からJUUをタブレットで操作。シッポを下ろしてシエンタのラゲッジスペースから自動で降りてきたJUUはアームレスト左側に搭載したカメラで車両の位置を確認しながら、運転席の真横まで移動し、シートの部分が前方にスライドし、移乗モードに。将来的にはクルマへの搭載も自動で行いたいとのこと。
「クルマを利用して行きたいところへ行きたいときに行く、を阻害するバリアを越える一助になるアイテムや車両を」というテーマも掲げられていたブースには、ウェルキャブやJUU以外にも、パーソナルモビリティの「C+walk」や、認知症の方のための腕時計型の徒歩ナビ「ツギココ」、現在実証実験中のプライベート入浴モビリティ「NUKUMARU」などの解説展示も行われていた。自動車メーカーの枠を超えて、社会に利するアイテムを見せてくれるトヨタに今後も期待したい。
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