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日産「先進電動四駆」実力検証~e-4ORCE&e-POWER 4WD~

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日産「先進電動四駆」実力検証~e-4ORCE&e-POWER 4WD~

新車試乗レポート [2025.04.02 UP]


日産「先進電動四駆」実力検証~e-4ORCE&e-POWER 4WD~

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北海道 SNOW DRIVE REPORT
北海道で実施された氷上試乗会「NISSAN WINTER 試乗会2025」には、日産の主力&注目モデルが揃い踏み。もとより同社の電動四駆は雪道を得意としているが、最新制御がプラスされたことで、その強みはどこまで伸びたのか? その実力ぶりをお届けしよう。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之


日産「先進電動四駆」実力大検証

NISSAN オーラ ニスモ チューンド e-POWER 4WD
●車両本体価格:347万3800円


フロントモーターのパワースペックは標準モデルと共通の100kWだが、リヤモーター出力は10kW増となる60kW。走行モード設定はノーマルモードを標準系のスポーツ相応としており、その上をいくスポーツ走行に特化したニスモモードが専用設定として採用されている。
最新機能でパワーを上手に制御。圧倒的な安心感を感じる走り
「オーラ ニスモ」は、ツーリング&スポーツ志向でカスタマイズされたモデル。4WDシステムはオンロードの操安性でも定評のある「e-POWER 4WD」だが、実はその効果を最も感じられるのが雪上だ。今回の試乗コースは最も滑りやすい状況だったので、e-POWERの走りのポテンシャルを最大限引き出すニスモモードでは、少々ラフな印象も強め。一方、ガソリンエンジン車と同等の走りをうたうノーマルモードでは、ラインコントロールも含めて信頼性の高さを実感できる。ちなみにこのノーマルモードでの走りは、同環境で試乗したモデルの中では最もコントロールしやすく、身体で感じる安心感も高いため平均車速も最も速く走ることができた。このように感じられる理由は、各輪への的確なトルク配分などの電子制御の賜だろう。ツインモーター式の4WDならではの強味をまざまざと実感できた。


NISSAN エクストレイル X e-4ORCE エクストリーマーX
●車両本体価格:462万3300円


ツインモーターの4WDシステム「e-4ORCE」は、ノート系の「e-POWER 4WD」より格上。フロントモーターは150kW、リヤモーターは100kWと、パワー面でも優位を持つが、予測制御を含めた制御精度もより緻密になっている。操安性や乗り心地も含め、走り全般の性能アップぶりも実感できる優れたシステムだ。
歴代が受け継ぐ雪道適性の高さ。その強みは現行型でも揺るがない
SUV特有の高重心や重めの車重は氷雪上操安性では大きなハンデとなるが、それを感じさせないのがエクストレイルの強みだ。もとよりe-POWER採用前の先代モデルから氷雪上のハンドリングの良さには定評があったが、e-POWER&e-4ORCEに移行したことで最終ステージに達したようだ。こちらのモデルを試乗した時は、ちょうど氷が溶け始める直前でかなり滑りやすい路面状況だったのだが、操舵入力に対しての回頭性とコーナリングラインの制御は適切であり、パワーの自動制御も含めて限界付近での信頼感の高いものとしている。そのアドバンテージが活かされる状況は少ないものの、レベルの高いクルマが揃う現在のSUVの中でも、雪道に強いエクストレイルの定評はやはり健在だった。


NISSAN アリア NISMO B9 e-4ORCE
●車両本体価格:944万1300円


車両重量は2.2トン前後とかなりのヘビー級だが、その重さを感じさせない余裕のモーターを採用。システム最高出力は290PSに達する。駆動力配分などの制御機能は他のe-4ORCEモデルと大きく変わらないが、性能面でも日産電動技術のフラッグシップにふさわしい内容を持つ。
高度な車両制御もあって、滑る路面でも走りは軽やか
日産BEVのフラッグシップとして開発され、e-4ORCEを初めて採用したモデル。前後ともにモーター最高出力は160kWという高性能を売りにしている。走りもとてもパワフルなのだが、今回の試乗コースの大半は氷雪上だったため、強烈なパワーはアドバンテージにはならない。むしろ繊細な運転が求められるシーンだけに低負荷域での扱いやすさが重要だ。そんな状況でも走行中の横滑り状態をセンサーで判別し、クルマが自動的に制御を行うVDC(ビークルダイナミクスコントロール)などの恩恵もあって、操舵やペダルコントロールに神経質になる必要はない。SUVの中でもかなり扱いやすいタイプだ。フットワークはややスポーティな味付けだが、エクストレイル同様に癖がなく、雪上でも安心感の高い走りを楽しめる。


NISSAN ノートAUTECH クロスオーバーFOUR
●車両本体価格:306万3500円

リフトアップは効果的。普段使いならば不自由なし
オーテックによるカスタマイズモデルだが、他のオーテックモデルと異なるのはSUV仕様に合わせてサスまで変更されたことだ。最低地上高はベース車のノートより25mmアップの165mmに設定。数値的にはちょった高くなった程度に思えるかもしれないが、かなり轍跨ぎが楽になる。足回りは少し硬めのサスチューンなので、オンロード視点でスポーティな味わいを楽しめることも強みのひとつ。ちなみにe-POWER 4WDはパワースペックも含めてベース車と共通だが、高まった悪路対応力やツーリング向けのサスチューンもあって、タウン&レジャーレベルの雪道ならば不満に思うシーンはないだろう。


NISSAN セレナ e-4ORCE ハイウェイスターV
●車両本体価格:408万8700円

e-4ORCEの恩恵はスノードライブで強く実感
昨年10月に追加されたセレナe-POWER待望の4WDモデル。しかも4WDシステムはe-4ORCEが奢られていることがポイントだ。60kWの後輪駆動モーターや専用サスチューンが採用されたことで、e-POWER車以上の価値をもたらしている。特に際立つのが力強さで、後輪の駆動力が向上したことで、低負荷域から余力を実感できるようになっている。しっとりとしたストローク感を示すリヤサスとのコンビもマル。e-4ORCEならではの駆動制御の向上もあって、雪道でも走りの車格感を感じることができる。

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