2004年8月にデビューした現行ハイエース、来年には20周年を迎える超ご長寿!! かねてよりフルモデルチェンジがウワサされているが、まだまだ現役続行の可能性が……来年早々にマイチェンを実施する見込みなのだ。ハイエースどうなっちゃうの!?
文:ジョー城ヶ崎/写真:ベストカーWeb編集部
ハイエース新型登場かと思いきやマイチェン!? 24年1月に改良型で現役続行へ
■オフロード仕様にコンセントも!? バリエーション増加へ
オフロード仕様にカスタムしているユーザーも多いため、オプションで追加されるのは超デカいトピックス!!
「次の改良はフルモデルチェンジ」と言われ続けてきたハイエースだが、次も一部改良が行われ2024年のスタートを切る可能性が出てきた。
今回の一部改良は、商品力強化と法規対応がメインとなる模様。
とくに商品力強化では機能性の向上や、近年のオフロードブームを意識したパッケージオプションの設定が行われるとみている。
まずは乗用車としての人気が高いスーパーGL。専用ボディカラーのアーバンカーキ(カラーコード6X3)とベージュ(カラーコード4V6)を設定し、フロントグリルの半艶ブラック塗装、フロントリアバンパーを素地に設定。
ボディカラーとグリル・バンパーはセットオプションとなる模様。通常はメッキで武装するスーパーGLが、このオプションでRV仕様に早変わりする。
さらにバンDXには、バックドア・スライドドアにイージークローザーがメーカーオプションで設定される。
また、全車を対象にサンバイザー内のバニティミラーとアクセサリーコンセントを標準化するとの情報も。
最後にウェルキャブの型式追加とビジネス送迎車にリアフロアマットとサイドウィンドウカーテン、LED照明の架装オプションを追加する。
一部改良型の発売は2024年1月10日を予定しており、注文は2023年11月下旬ごろから受付開始となるだろう。ハイエースはもう完成形だと思っていたが、まだまだ改良の余地が残っている模様。
2024年もキャブオーバーの200系ハイエースが、元気に走り続けるのは頼もしい限りだ。
■新型ハイエースは25年か!? EVの可能性大
新型ハイエースはいよいよ電動化へ!? 次はバッテリーEVが追加される可能性大(ベストカー編集部作成予想CG)
海外仕様としては、既にH300系が導入されているハイエース。
国内ではグランエースとして目にする形だが、セミボンネット化されたハイエースを敬遠する声は販売現場に多くある。
これまで頑なにキャブオーバーを続けてきた日本のハイエース。とくに200系では働くクルマ以外にも、ファミリーカーとして使用するニーズも大きく増えた。
広くて使いやすいというビジネスユースはもちろんだが、ハイエースがカッコいいから乗るというファミリーユースも多いのだ。
こうなると、簡単にボディ形状を変更することはできなくなってくる。
国内のハイエースファンが望むのは、今の形を継承した、新しいハイエースの登場だ。その登場は2025年頃か。
バッテリーEVも視野に入れた形で、ハイエースが生まれ変わるのを期待したい。型式は、一つ飛ばして400系となるのかも。
■買いたいと思った時に買うのがハイエース流
人々の「生活」を守るハイエースだからこそ、生産体制には万全を期すトヨタ。
ただし、改良前には数か月単位での注文停止となり、ハイエースが手に入らないという事態も起きるものだ。
実際に、来年1月の改良を前にして、ハイエースは受注停止となった。止まるたびに新型かと言われ続けてきたが、一部改良を続けて早10年となる。前回のマイナーチェンジは2013年のことだ。
現行型の大規模改修や、新型への生まれ変わりは、この1年では起こらないだろう。
ほとんど完成されたH200系は、いつ買っても大丈夫。先の展望を考えすぎるとタイムオーバーになることも多いから、注文停止になる前に、欲しい時に買う。これがハイエースの買い方だ。
とくに今回の専用ボディカラーと艶消し・素地の組み合わせは、人気モデルになる可能性が高い。スーパーGLを検討中の方は、この改良を機会に購入してほしい。
2024年は200系ハイエース20年の節目の年。様々なシーンで活躍する、日本を代表するクルマは、まだまだ現役を続けていく。
次期型も早く見たいものだが、もう少し今のハイエースを眺めているのもいいかもしれない。
※本記事の情報はメーカーからもたらされたものではなく、筆者が独自に調査し、執筆したものです。
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みんなのコメント
あと車両で500万近くなると仕事用に買えない