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トヨタ、新型「ハリアー」を公開 7年ぶりのフルモデルチェンジで変わること

掲載 更新 20
トヨタ、新型「ハリアー」を公開 7年ぶりのフルモデルチェンジで変わること

エンジンは2タイプ、2020年6月発売へ

 トヨタは、2020年6月頃に発売を予定しているミドルクラスSUVの新型「ハリアー」を公開。4代目となったハリアーは、7年振りのフルモデルチェンジとなる。その詳細をみていこう。

SUVの純正装着タイヤはオフロードも走れる?乗用車用と大きく異なる性能とは

 まずは、アッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性のあるデザインにより、精悍かつシャープな印象となったフロントマスク。二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプによって、遠くからでも新型ハリアーと分かる個性と先進性を強調している。

 サイドビューは、豊かな表情を創出するとともに強い動感を表現。絞り込まれたクーペキャビンとスポーツカーのように左右に張り出したホイールハウスとの組み合わせが、メリハリの効いたボディラインを創造している。

 また、リアはについても細く、鋭く、横一文字に光るテールランプとストップランプが圧倒的な存在感を主張。ボディカラーはプレシャスブラックパールをはじめ、彩度を抑えたカラーを中心に全7色を設定するという。

 インテリアでは、馬の鞍をイメージし、幅広く堂々としたセンターコンソールと、それを挟み込むインストルメントパネルとの組み合わせが「大らかな逞しさ」を演出。注目なのは、左右のドアトリムにかけてデザインされた、ボリューム感豊かなインストルメントパネルだ。素材には厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし、触り心地にもこだわったレザー調素材や、「曲木(まげき)」に着想したウッド調加飾、パイピング加飾を随所に配し、さり気なくも上質な演出を施す。

 また、調光ガラスを用いた「電動シェード付パノラマルーフ」をトヨタで初採用。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な車内空間としており、インテリアのカラーはコントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックの3色を設定した。

 気になるボディサイズは全長4740×全幅1855×全高1660mmで、3代目と比較して全長で15mm、全幅で20mm拡大し、全高は30mmダウン。ホイールベースはプラス30mmの2690mmとなり、ボディの高剛性化・低重心化を図り、よりドッシリとした重厚感あふれるフォルムを形成。ドライバーの感性を重視した乗り心地と走りの両立を追求する。

 クルマの骨格となるプラットフォームには、新型「TNGAプラットフォーム(GA-K)」を採用している。

2WD車にハイブリッド仕様を設定

 そして、エンジンは、直列4気筒2.5リッター直噴自然吸気エンジン、直列4気筒2.0リッター直噴自然吸気エンジンの2種類を用意。

 2.5リッターは最高出力131kW(178PS)/5700rpm、最大トルク221N.m(22.5kgf.m)/3600-5200rpmを発生し、リダクション機構付の電気式無段変速機を備えるハイブリッドシステム「THS II」を採用。2WD(FF)車では最高出力88kW(120PS)、最大トルク202N.m(20.6kgf.m)を発生する「3NM」型フロントモーターを備え、4WD車ではさらに最高出力40kW(54PS)、最大トルク121N.m(12.3kgf.m)を発生して後輪を駆動する「4NM」型リアモーターも組み合わせた。

 これにより、システム最高出力は2WD車が160kW(218PS)、4WD車が163kW(222PS)。従来は4WDのみだったハイブリッド仕様を2WDに設定したのも新型の特徴と言えるだろう。

 一方の2.0リッターは最高出力126kW(171PS)/6600rpm、最大トルク207N.m(21.1kgf.m)/4800rpmを発生。トランスミッションには発進用ギヤを備える「Direct Shift-CVT」を搭載し、駆動方式は2WD(FF)と「ダイナミックトルクコントロール4WD」の2種類を用意する。

 もちろん安全装備も充実化。夜間を含めた歩行者や自転車運転者(昼間)も検知できる「プリクラッシュセーフティ」を採用した予防安全パッケージ『Toyota Safety Sense』を搭載。駐車場などの低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」(パーキングサポートブレーキ)も装備される。

デジタルインナーミラーも初採用

 また、走行中の前後方向映像を録画可能な「デジタルインナーミラー」をトヨタ車で初めて採用。T-Connect SDナビゲーションシステムは、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイとなり、SmartDeviceLinkやApple CarPlay/Android Autoなどのスマートフォン連携機能にも対応する。

 さらにハイブリッド仕様ではAC100V/1500W対応の「アクセサリーコンセント」を設定。家庭用と同じコンセントで電化製品を使用でき、停電時などの非常時に発電機として使用可能だ。車両価格は未定。

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みんなのコメント

20件
  • 正常進化やね。レクサス寄りのデザインやけどカッコよくなってる。ただ、リヤのマフラーの位置なんとかならなかったのか…
  • 新型ハリアーのテールランプのデザインがポルシェのテールランプに
    似てません?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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