ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は、首都高速・川口ハイウエイオアシスのグルメを紹介しよう。
2022年4月のリニューアルで公園とつながった「ハイウエイオアシス」に
東北自動車道へとつながる、首都高速の高速川口線。その上りの入口となる川口JCT(ジャンクション)から進んで、川口本線料金所を通過するとすぐ左側に見えてくるのが川口ハイウエイオアシス(以下、HWO)です。以前は川口PAと呼ばれていましたが、2022年4月のリニューアルで川口市が運営する公園「イイナパーク川口」と連結して、首都高速初のHWOに生まれ変わりました。
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「イイナパーク川口(赤山歴史自然公園)」は、敷地内に大きな池と木々の緑があふれる自然豊かな公園です。子供向けの遊具だけでなく、歴史自然資料館や地域物産館なども併設されています。また、HWO側には関東最大級の屋内外あそび場「ASOBooN(アソブーン)」も併設。高速道路の移動中の休憩だけでなく、お子さんと遊びに行ける目的地にもなります。
リニューアルに合わせて登場した人気の埼玉ご当地グルメ
まず紹介するのは、2022年4月のリニューアルで用意され、その後、大人気となったメニューの「肉汁うどん」(小650円/中800円/大950円)です。川口HWOのある埼玉県南西部で、ご当地グルメといえば「武蔵野うどん」が有名です。その「武蔵野うどん」をイメージしたのが、こちらの「肉汁うどん」となります。埼玉産の小麦粉を使用し地元企業が作った麺を採用しているそうで、本格的な仕上がりとなっています。
さっそくいただいてみれば、さすがという腰の強さ! 小麦の風味も強く、醤油ベースのつけ汁にも負けません。まさに素材のおいしさです。ちなみに、つけ汁は甘さ控えめでスッキリ。そして、たっぷり入った具に、思わずニッコリ。
ここで気を付けておきたいのがボリュームです。実のところ、こちらのメニューは「小サイズ」でも麺は200グラムもあり、「中サイズ」は400グラム、「大サイズ」ともなれば600グラムも。「自分は小食だな」と思う方は、迷わず「小サイズ」を選びましょう。そして、逆に「自分は大食漢である」「お腹ペコペコ」というのであれば、「大サイズ」に挑戦してみてください!
川口PA時代から続く人気のオリジナルメニュー
もうひとつのオススメは、川口PA時代から続く大人気のオリジナルメニュー「スタミナもつ焼き丼」(700円)です。すでに10年以上の販売実績を誇る、伝統の一品です。
その名が示すように、豚のモツを野菜とともに炒めたドンブリですが、味付けにひと工夫があります。具材をひょいと持ち上げると、その下に赤いものが使われています。これは、埼玉の東松山で製造されている「いちやの味噌だれ」(648円)。焼いたモツ自体にも味が漬け込んであって、食べてみると、ちょっとピリ辛で、でも旨味たっぷり! しかも、モツがものすごく柔らかいことにも驚かされます。
ピリ辛の味噌ダレと、モツの旨味、タマネギ、ニンジン、ニラの野菜の甘みが調和して、ご飯が進む進む! 汁ものとしてセットになった豚汁も、具だくさんで満足度高し。ロングセラーなのも納得するおいしさでした。
今回、紹介したのは、埼玉の定番メニューである「肉汁うどん」と、川口PA時代からの定番メニュー「スタミナもつ焼き丼」という、2つの定番メニューでした。長く広く愛されるというのは、確かなおいしさがあるということを実感させてくれました。(文と写真:鈴木ケンイチ、取材協力:首都高速道路サービス)
※ここで掲載している価格は、2023年4月7日現在のものです。
首都高速・川口ハイウエイオアシス
●営業時間
「レストラン」:7時~21時
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
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