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ベースがマーチからヤリスになって4代目が登場! 光岡ビュートはなんと30年ものご長寿車だった

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ベースがマーチからヤリスになって4代目が登場! 光岡ビュートはなんと30年ものご長寿車だった

 この記事をまとめると

■光岡の看板車種として名高いビュートの4代目の販売日が決定

牛乳のテトラパック!? 冗談みたいな見た目の1人乗りマイクロカー「ZOEジッパー」はじつは日本の光岡産だった

■3代目までは日産マーチをベースとしていた

■4代目からはトヨタ・ヤリスをベースとし、6速MTも設定される

 レトロ調なデザインで人気のビュートを振り返る

 個性的なデザインをまとった車種を多くリリースし、人とは違うクルマに乗りたいと考えるユーザーから熱い支持を集めている光岡自動車。そんな光岡自動車のラインアップのなかでも、もっとも長い歴史と高い知名度を誇るのが、ビュートだろう。

 最近まで販売されていた3世代目となるビュートは、初代モデルから日産のマーチをベース車両として使用しており、メカニズムはベース車と共に進化を続けている一方で、エクステリアデザインは1960年代前後のイギリス車を思わせるクラシカルなものを踏襲し続けているのが大きな特徴となる。

 また、ベースとなるマーチはハッチバックタイプであるが、ビュートは独立したトランクが新設され、4ドアセダンスタイルとなっているのも大きな違いと言えるだろう。

 そんなビュートは1993年に初代モデルが登場。パワートレインはベース車に準じて1リッターと1.3リッターが用意され、トランスミッションもATのほか5速MTを選ぶことも可能となっていた。

 この初代ビュートは登場と共に瞬く間に人気車種となり、手作りで1日当たりの生産台数に限りがあるということもあって、当初は1年近い納車待ちとなるほどだったのである。

 その後、1997年にはマーチにカブリオレが追加されたことに伴ってビュートにも「コンバーチブル」を追加設定。ベース車がBピラーの残るクラシカルなスタイルだったことも相まって違和感の少ないルックスとなっていた。

 2005年になるとビュートは2代目へとフルモデルチェンジを果たす。基本デザインは初代と共通ながら、あらたにルーフパネルも専用のものを使用し、より自然なラインになるように改良がなされていた。

 パワートレインはベース車に準じて1.2リッターと1.5リッターのほか、先代では設定されたなかった4WDモデル(1.4リッター)が設定されたのが大きなトピック。

 2009年には年内いっぱいで生産終了することがアナウンスされ、20台限定の特別仕様車「The Final Viewt Anniversary」が発表されたが、終売を惜しむ声が多く寄せられたからかその後改良を加えて復活したことも話題となった。

 ついに4代目の販売日も決定!

 そして2012年には3代目が登場。エクステリアデザインは不変だが、今回新たに内装のインストルメントパネルにも手が加えられ、大きな横長の化粧パネルが配されるなど、よりオリジナリティ溢れるものへと進化した点が特徴だ。

 2015年にはビュートの派生車種として「ビュートなでしこ」が登場。こちらはリヤセクションがセダン型となるビュートとは異なり、ベース車と同等のハッチバックとなっている点が最大の特徴で、ビュートらしいクラシカルな雰囲気はそのままに、使い勝手の高さと低価格を両立したモデルとなっていた。

 そんな3代目ビュートではあるが、ベースとなっていた4代目マーチが終売となったタイミングで、新車はミツオカディーラーが保有する在庫のみといった状況だった。そして今年2月17日に4代目となるビュートが発表された。

 先行予約がスタートしていたこの4代目ビュートは、車名を「ビュート ストーリー」とし、ベースは新たにトヨタのヤリスを採用。ベース車と同じく1リッターのガソリンと1.5リッターのガソリンとハイブリッドが用意され、1.5リッターガソリンモデルにはビュート初となる6速MTも選択可能となっている。

 エクステリアはフロント周りについては従来のビュートと共通するデザインとなっているが、リヤはビュートなでしこを思わせるハッチバックタイプとなっており、もしかすると今後独立したトランクを持つモデルが追加されるのかもしれない。

 なお、このビュートストーリー9月22日(金)より販売を開始するとのことで、それまでの間はこれまでどおり先行予約を受け付けるそうだ。

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