アウディの人気SUV「Q5」が新しくなった。現行モデルは2016年の発表だから8年ぶりのフルチェンジとなる。新型はフロントフェイスが鋭い目つきに一変! レクサスNXやメルセデスGLCを追撃する雰囲気がプンプンだぜ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Audi
レクサスNXもメルセデスGLCもかかってこい! 目つきの鋭さはアル/ヴェル級? アウディの主力SUV「Q5」が全力フルチェンジ!
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■PPCプラットフォームを採用した初のSUV
新型アウディQ5
このところ、アウディが新車祭りだ。7月中旬に主力モデルA5(旧A4)をフルチェンジし、8月初旬にはA6系のBEVモデル「e-tron」がデビュー、Q5はそれに続く、今年3番目のニューモデルとなる。
早速詳細をお伝えしよう。Q5はアウディのDセグメントを担う人気SUVモデル。初代が2008年に登場し、2016年に2代目がデビュー、今回のモデルは3代目にあたる。
アウディは新型A5でハイブリッド車に最適化したプラットフォーム「PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバスション)」を初採用した。Q5はSUVとしてそのプラットフォームを始めて採用したクルマとなる。
いっぽうでQ5は、2代目からメキシコで生産され、全世界に輸出されている。この体制は3代目も変わらず、新型も全車メキシコ(サンホセ・チアパス工場)製となる。
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■ボディサイズはほぼ現行なみだがよりシャープに
新型アウディQ5
まずはエクステリア。ボディサイズは全長4717mm、全幅1900mm、全高1625mmとほぼ現行並みだが、全長のみ30mmほど長くなっている。
デザイン的には、現行Q5の延長線上にあるが、先に出たA5同様シングルフレームグリルが小型化し、ヘッドランプの造形が鋭い目つきになった。アウディのお家芸であるマトリックスヘッドライトはさらに進化し、計8パターンのデジタルシグネチャー(アニメーション)を表現できる。
ヘッドライトからテールレンズへと延びるショルダーラインは、これまで前後のタイヤ部分で弧を描いていたが、これがまっすぐ伸びる直線に変更されたことで、サイドの印象がすっきりしたと思う。
テールランプは左右が繋がった一文字型を採用。BEVであるe-tron系と共通性のある意匠となった。
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■フロントシートはディスプレイだらけ!
新型アウディQ5
インテリアは、プラットフォームを共用する新型A5と共通するイメージ。メーターパネルがそのままダッシュボード中央のタッチパネルに繋がるパノラマディスプレイを採用しており、さらに助手席前には独立した10.9インチのパッセンジャーディスプレイが備わる。
車内を彩るアンビエントライトもインタラクティブ性も備えたIAL(ダイナミック・インタラクション・ライト)へと進化。車内の幅広感を強調するとともに、ウェルカム表現などを可能としている。
もちろんSUVならではの魅力もある。ひとつは収納スペースの拡大。センターアームレストの荷室容量が増したほか、小物を収めるスペースが各部に設けられた。前後シートにそれぞれ2つのUSB-Cポートが備わり、前席は60W、後席は100Wの大容量充電にも対応している。
リアシートは、現行モデルと同様スライド&リクライニング機構が備わる。普段は後席を広々と使い、荷物が多いときはラゲッジルームを拡大するなど、用途に合ったアレンジができる。
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■欧州では842万円から。来春には日本上陸?
左が新型Q5、右がSQ5
パワートレーンだが、2リッター直噴ガソリンにはFFとクワトロが、2L直噴ディーゼルにはクワトロがラインナップされる。
どちらも48Vマイルドハイブリッドが組み合わされており、必要に応じてパワートレーンジェネレーターが18kW(24ps)/230Nmの動力アシストを行う。マイルドハイブリッドのバッテリーは、耐久性、安全性に優れるリン酸鉄タイプを用いた点もトピックだ。
なおハイパフォーマンスモデルのSQ5も投入される。こちらは3L・V6直噴ガソリンを搭載し、270kW(367ps)/550Nmを発揮する。
最後に価格だが、欧州ではベースモデルのTFSIが5万2300ユーロ(約842万円)、クワトロが5万4650ユーロ(約880万円)、TDIクワトロが5万7100ユーロ(約919万円)となる。別格のSQ5は8万2900ユーロ(約1335万円)だ。 日本導入はいまのところ未定だが、新型Q5は待ち望んでいる人も多いだけに一刻も早い導入を望みたいところ。新型A5も含めて、来春までには日本デビューを期待したい。
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