全店舗で実車をじっくり見られるようになったのは大きい
4月6日に、自販連(日本自動車販売協会連合会)と、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)から、通称名(車名)別となる2021年3月単月と、2020事業年度締め(2020年4月~3月)年間新車販売台数が発表された。
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登録車と軽自動車それぞれのランキングをベースに、両方を一緒にした総合ランキングを作成したところ、登録車のトヨタ・ヤリスが2020事業年度にもっとも売れた新車となった(ヤリス クロス含む)。ホンダN-BOXは2019年度まで事業年度締めにおいて3年連続総合ランキングで販売トップとなっていたが、2020事業年度締めでその連勝記録も途絶えてしまったことになる。事業年度締めだけでなく、暦年(1月~12月)でもここのところN-BOXはトップを維持してきただけに、重ね重ね残念な結果となった。
トップのヤリスと2位N-BOXとの台数差は年間でわずか4752台(月平均では396台)となっているので、ここのところ単月締めでN-BOXを押さえてトップとなっていたヤリスがまさに“逃げ切った”といっていいだろう。
驚くべきことは、上位10車中ランキングしている登録車はトヨタ車のみで5台入っていること。しかも、7位にアルファードが10万6579台を販売してランクインしている。月平均では約8881台と1万台を割り込んでいるが、2021年に入ってからアルファードは毎月1万台以上を販売していることになる。あるトヨタ以外のメーカー系ディーラーセールスマンは、「支払総額で500~600万円もするアルファードを、毎月1万台も販売できるのはトヨタさんしかいないですよ。ウチではとても無理です」と半ばギブアップ状態。
登録車だけの2020事業年度締め年間販売ランキングでは上位10車中、7台がトヨタ車となった。アルファードだけではなく、ハリアーも年間で8万台強を販売してトップ10入りしている。単純にトヨタ車がよく売れているだけではなく、トヨタ以外のメーカーでは販売促進が苦手な高収益車種(いわゆる高額車)や、セダンとステーションワゴンがメインで売りにくいカローラも11万台強販売してしまうなど、トヨタ以外では軽自動車とコンパクトカーばかりがよく売れる状況と比べれば、その内容は次元が異なっていると言ってもいい。
軽自動車のみのランキングでは、2位スズキ・スペーシア、3位ダイハツ・タントとなっているのだが、2019事業年度締めをみると、タントが2位でスペーシアが3位となっているので、逆転したことになる。軽自動車全体ではダイハツが2020事業年度締めでもブランド別トップとなったが、軽乗用車のみではスズキがトップとなっている。ダイハツの軽乗用車は全体的に元気のない印象が目立った。何かとハスラーと比較されるタフトだが、ハスラー好調の前に影が少し薄くなっているように見える。
コロナ禍のように、世の中にただならぬ不安感が漂うなかでは、新車以外の買い物でも、より確かなブランドや製品を消費者は選ぼうとする傾向があると聞く。2020年5月に一部車種を除き、全店全車種扱いをコロナ禍のなかスタートさせたトヨタ。予想を裏切る国内市場での好調な新車販売(小売りレベル)が続くなかで、コロナ禍ならではの消費者心理も味方につけ、まさにトヨタが大化けしたことがよくわかる結果といっていいだろう。
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