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「ご飯3杯はイケる」スバル新型「レヴォーグ」は先進技術満載! ファン垂涎の内容とは

掲載 更新 17
「ご飯3杯はイケる」スバル新型「レヴォーグ」は先進技術満載! ファン垂涎の内容とは

■手放し運転もOK! 先進技術モリモリの新型レヴォーグ

 2019年の東京モーターショーでワールドプレミアされたスバル新型「レヴォーグ」の詳細情報が、ついに発表されました。いままで詳しい内容はまったくわかっていなかったけれど、新型のプレスリリースを見たら相当な意欲作のようです。

【画像】デザインも大幅進化!? 新型「レヴォーグ」実車を画像で見る(20枚)

 スバルの大きな魅力になっているアイサイトは、新世代の高性能カメラを導入したことで大きく進化し、世界トップに並ぶ性能になっています。アイサイトの実力も含め、いったいどんな性能を持つワゴンに仕上げられているのでしょうか。

 まず新世代アイサイトから紹介しましょう。新型レヴォーグは安全システムの「目」になるカメラをスウェーデンの「オートリブ」に変更。

 大雑把にいうと従来のカメラの4000倍の能力を持つといいます。同時に解析ソフトも大幅に進化させ、いまや性能競争になっている「クルマの陰から出てくる歩行者」への停止可能速度を世界最高レベルにしました。

 新世代アイサイトの対応能力はすべての領域で高く、停止している車両にノーブレーキで接近したときの停止可能速度も大幅に向上。日本は(JNCAP)50km/hまでしか試験をおこなっていないけれど、どうやら70km/h程度まで視野に入れているようです。

 オートリブのカメラ、夜間や荒天時の視認能力にも定評あるため、相当期待していいと思います。

 さらに新型レヴォーグは、前の左右側方と後ろの左右側方に向けたレーダーを合計4つ装備。交差点で自車が右折するときの対向車を感知したときのブレーキ制御まで加えました。

 それだけではなく、ブレーキだけで止まりきれないようなケースではハンドルを自動的に切って回避。斜め後方に車両がいたら、これまた自動で避けるなど万全。

 安全システムをバックアップしているのが、プレミアムブランドのヨーロッパ車に続々採用されている電動ブレーキブースターです。

 ブレーキを掛けてからワンテンポの遅れが出る従来の負圧ブースターじゃなく、反応速度高い電動式を採用(したがってエンジン停止してもブレーキが効く)。この一点だけ見ても新型レヴォーグ、お金掛けてます。

 オプション設定の「アイサイトX(エックス)」搭載車は、新世代自動ブレーキ機能に加え、将来の自動運転に結びつく運転アシスト機能も持たせています。

 既存のGPSより位置精度の高い準天頂衛星情報と精密な立体的な地図を使い、50km/h以下の渋滞走行での連続ハンズフリー走行を、極めて滑らかに実現している。試してみたら、左右方向のフラつき無し。

 渋滞時は一旦停止も多くなりますが、現在のアイサイトだと停止したらボタン押してリスタートしなければなりません。

 アイサイトXは停止してからの再スタート機能も付きます。したがって50km/h以下の渋滞に遭遇したら、アイサイトXをセットするだけで完全ハンズフリー走行が可能。渋滞嫌いのドライバーにとって最高の相棒になってくれるでしょう。

 ちなみにハンズフリーで大きな問題となるのが居眠り運転。新型アイサイトは常時ドライバーをカメラで監視しており、一定時間正面を向いていないと警告を出します。

 居眠りが続いたり、心臓や脳、低血糖などで意識を失っていたら、車線をキープしながらゆっくり減速。その後ハザードを出し、ホーンを鳴らして自動停止します。安心ですね。

 もちろんコネクティッドサービスも用意されており、前述の自動停止機能が稼働したときや、事故で大きな衝撃を受けたようなケースは緊急通報システム稼働となり、オペレーションセンターから「どうしましたか?」と連絡が入ります。

 それに対応しなければ自動的に救急車などが出動し、大きな衝撃を検出していれば、ドクターヘリなど要請されるとのことです。

■クルマそのものも気合い入りすぎ! 新型レヴォーグはどんな高性能ワゴン?

 安全面ばかり紹介したが、クルマそのものも気合い入ってます。短い時間の試乗ながら印象的だったのは「STIスポーツ」に採用された「ドライブモードセレクト」を「コンフォート』に設定したときの乗り味です。

 ドイツのZF製ダンパーを採用しており、猫のようなソフト&上質の乗り心地です(猫に乗ったことないのでイメージです)。

 それでいてしっかり車体の挙動は抑えており、スラローム走行してもグラつかない。はたまたコストが掛かった2軸の電動パワーステアリングを採用したため、ハンドル操舵力を軽くしても正確にクルマが動いてくれます。

 足回りを柔らかくして安定感を出す技術、難しいし部品精度=コストが必要。試乗したらぜひコンフォートを試して欲しいです。

 安全と足回りだけでなくまったく新設計となったエンジンもタップリ紹介したいところながら、今回は試乗コースの関係で十分味見が出来ませんでした。近々、高速域まで含めて試乗出来るというので、そのときまで楽しみにしたいと思います。

 参考までに書いておくと、1.8リッターターボエンジンの最高出力は177馬力。最大トルク300Nmはターボ無しエンジンなら3リッターに匹敵します。

 細かい部分まで凝っていて、たとえば冷却系統をふたつ持ちます。ヒーターは早く温度上がる系統から取り回すことにより、冬場の立ち上がりを大きく改善させているということです。

 いずれにしろ久し振りに技術満載のスバルが出てきました。クルマ好きなら構造的な話を聞いているだけで御飯3杯くらい食べられると思います。

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みんなのコメント

17件
  • 新開発のエンジンの記事は1割程度なんだね。
    で、アイサイトの記事が9割。
  • 50km以下の渋滞と30km以下の渋滞ってどう違うん? 
    いや・・・何となく言いたいことは分からなくないが、渋滞時にハンドル切ることってそんなに無いぞ!(右や左に車線変更繰り返すイラチを除く)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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