イクリプスでおなじみのデンソーテン本社(兵庫県神戸市)には、一般に公開されていない「商品展示室」がある。ここでは同社が1920年(大正9年)に川西機械製作所として創業した当初から現在までに開発した歴史的な製品が多く展示され、約100年に及ぶ歩みを感じることができる。今回はそんなデンソーテンの商品展示室で見つけた「激レア」なカーAV機器の一部を紹介したいと思う。REPORT&PHOTO●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
1955年 初代トヨペットクラウン用オートラジオ
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1920年(大正9年)に川西機械製作所は飛行機や繊維機械の会社として創業したが、1935年(昭和10年)からは通信機の製造を手がけ、1946年(昭和21年)には「TEN」の商標を制定した。その後事業分割により神戸工業を1949年(昭和24年)に設立し、初めて手がけた車載用音響機器が1955年(昭和30年)の初代クラウン用オートラジオとなる。展示品は真空管を使用した内部構造がわかるように天面のパネルがアクリル板となっているが、それ以外は当時の状態を忠実に復元している。同社OBが部品探しも含めて修理を行ったもので、現在のラジオ放送を聞くことができる。
1983年 世界初の車載用CDプレーヤー
1983年(昭和58年)にデンソーテンの前身となる富士通テンがトヨタ自動車と共同開発を行った世界初の車載用CDプレーヤー。開発にあたっては小型化や耐振性の向上が大きな課題だったという。ドライバーズカーとしては当時最高級車であった7代目クラウンロイヤルサルーン向けに設定されたもので、ホーム用高級コンポのようなメカニカルなスタイルが何ともカッコいい。CDプレーヤー部分は現在のようなスロット式ではなくトレイ式を採用している。
1989年 世界初の車載用DSPサウンドプロセッサー
1989年(昭和64年・平成元年)に当時の市販カーオーディオブランド「αシリーズ」からリリースされたのが世界初の車載用DSPサウンドプロセッサーとなる「α5000P」。DSPは現在では一機能としてプレーヤーに内蔵されているが、これは独立したユニットとして設定。CDプレーヤーなどと組み合わせて使用した。
1994年 世界初の車載用マルチメディアプレーヤー・カーマーティー
世界初の車載用マルチメディアプレーヤーとして1994年(平成6年)に誕生。ナビキット(ナビゲーション用ICカード、ナビ研対応CD-ROM、GPSアンテナ&レシーバー、ナビパッド)を組み合わせることでカーナビ同様の利用ができた。また、前年にリリースされていた富士通のマルチメディアプレーヤー「FM TOWNS マーティー」用の約400種類のCD-ROMソフトに対応し、ゲームで遊んだり、辞書や電子ブックの利用、CDによる音楽再生なども行えた。自宅に持ち帰って使用できるポータブル型。
2007年 カーAV製品生産累計1億台達成記念モデル
1955年から始まった同社カーAV製品の生産累計が2007(平成19年)に1億台を達成し、これを記念に製作された非売品のスペシャルモデル。当時の最上級モデルであった「AVN887HD」の外装をゴールドカラーに仕上げている。
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