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ベントレーが世界初の「eフューエル試乗会」に挑戦!新型コンチネンタルGTで元気に走って二酸化炭素排出量を3割削減

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ベントレーが世界初の「eフューエル試乗会」に挑戦!新型コンチネンタルGTで元気に走って二酸化炭素排出量を3割削減

ベントレーは2024年10月、新型コンチネンタルGTの国際試乗会を開催しました。試乗車両には、サスティナビリティに対する取り組みの一環として、カーボンニュートラル燃料「eフューエル」を使用。宿泊するホテルや渡欧に使う航空機などに関しても徹底してCO2削減に取り組むことで、かつてない「持続可能性」を証明したのでした。

世界中のメディア向けに世界初の「サスティナブル試乗会」を開催
日本ではスーパーGT、スーパー耐久、スーパーフォーミュラといった主要なレースシーンで、カーボンニュートラル燃料(CNF)の実戦投入が進んでいます。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

2024年夏には、「もっとも長く続いている自動車ワンメイクレース」としてギネス記録の認定を受けた「メディア対抗 ロードスター4時間耐久レース」でも全車にCNFが採用されるなど、少しずつ身近な存在になりつつあるように思えます。

一方、欧州でのCNFに対する取り組みは、より現実的かつ積極的です。とくに再生エネルギー由来のeフューエルに対する期待値は高く、燃料の生産、供給網まで含めた整備が急速に進んでいます。

中でもベントレーは、かねてからバイオマス由来のCNFに対する前向きな姿勢を、積極的にアピールし続けてきました。市販車に関しても2010年ごろにはすでにバイオ燃料を85%含有した「E85」にも対応(コンチネンタル スーパースポーツ)しています。

2021年のパイクスピークヒルクライムには、98RON(オクタン価)の再生可能レーシング燃料を使用したコンチネンタルGT GT3で挑戦しました。モータースポーツ用に特別に設計された先進的なバイオ燃料を専用にブレンドしたもので、温室効果ガスを最大85%削減できるそうです。

これは持続可能なe-fuel(クリーンな新燃料)への技術的な足がかりを視野に入れての活動です。ベントレーが掲げる長期事業ビジョン「ビヨンド100」のひとつの流れとして、進められてきました。

そして2024年10月、世界中のメディア向けに開催された新型コンチネンタルGTの国際試乗会において、世界で初めてeフューエルが採用されました。

この試乗イベントでは使用燃料のカーボンニュートラルだけでなく、100%再生可能エネルギーで電力を賄うホテルへの宿泊、再生紙の利用、食品廃棄物の監視、さらには航空機での移動にもカーボンクレジットを使うなど、あらゆるシーンでの炭素排出量の相殺を目指しています。

ウルトラハイパフォーマンスハイブリッドの「可能性」が見えた
新型コンチネンタルGTスピードは、ベントレー史上最もパワフルなロードゴーイングモデルとして誕生しました。搭載されるウルトラパフォーマンスハイブリッドパワートレインは、最高出力782PS、最大トルク1000Nmを発生、従来のW12搭載モデルよりも優れた動力性能を達成しながら、CO2排出量は29g/kmと大幅に減少しています。

試乗会で採用されたeフューエルは、純粋に再生可能エネルギーから得られる水素と、周囲の空気からろ過できるCO₂(二酸化炭素)から製造されたものです。ポルシェがチリの事業会社HIFとともに展開するハル・オニ パイロットプラントから供給。eフューエル3:普通ガソリン1の割合でブレンドされた燃料が、試乗車に給油されました。

新しい第4世代コンチネンタルGTのウルトラパフォーマンスハイブリッドパワートレインとeフューエル、そしてホテルからの100%再生可能電力の供給によって、車両のCO2排出量はそれまでの試乗イベントの内訳よりも93%削減することができたそうです。

ドライブルートは、サステンパス、グリムゼルパス、ヌフェネンパス、ザンクトゴッタルドパスの4つの有名な峠を組み合わせたもの。イベントに参加した12台のコンチネンタルGTスピードは、7日間で約8,000マイル(約480km)を元気に走行しましたが、それでもゲスト1人あたりの全体的なカーボンインパクトは30%削減される計算になります。

参加した面々は、ウルトラパフォーマンスハイブリッドパワートレーンの優れた動力性能を体験しただけでなく、新しい2チャンバーエアスプリングと新しいデュアルバルブダンパーの組み合わせ、ベントレーダイナミックライド(48Vアクティブアンチロールコントロール)、eLSD、トルクベクタリングを備えた新しいシャーシシステムがもたらす卓越したダイナミック性能にも、高い評価を送ったそうです。

ベントレーはあらゆる状況において、こうしたWell to Wheelにおけるサスティナビリティへの取り組みを加速させています。ハル・オニ パイロットプラントでは将来、年間10万リットルの生産を目指しているとのこと。

ガソリンに完全に変わるまでにはまだまだ道のりは遠いものの、クルマ文化のイメージリーダーとも言うべきブランドが先導するこうした「一歩」は、決して小さなものではないはずです。

[ アルバム : ベントレーコンチネンタルGT国際試乗会 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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