ホンダ シティ ターボII(1986年):このホンダのスーパミニには、可愛い原動機付自転車、モペットが無料でついてくる!しかし、価格はその希少性と走行距離の少なさ、そして状態の良さから、それなりの値段となっている!
このホンダはマニア向けの車だ!「シティ ターボII」はドイツでは公式には販売されなかったが、デュッセルドルフで販売されている。注目すべきはターボエンジンでも、張り出したホイールアーチでもない。このホットハッチは、折りたたみ式スクーターの「モトコンポ」とセットで販売されているのだ!!!
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簡単に説明すると、全長3.35メートルの初代「ホンダ シティ」は、1981年から日本のみで販売され、ハッチバックバージョンは1984年からドイツで「ホンダ ジャズ」として販売された。この小型車は、日本では発売当初から高い人気を誇った。その理由は、非常にコンパクトなサイズにもかかわらず、小さなスペースの奇跡とみなされ、開発者たちから「トールボーイ」という愛称で呼ばれていたからだ。今ではコレクターズアイテムの折りたたみ式スクーター「モトコンポ」が、シティのトランクに収納することができた。ホンダは、ラストマイルモビリティの分野において、すでに時代を先取りしていたのだ。
折りたたみ式のモトコンポは、ホンダ シティ ターボIIのトランクにぴったり収まる。この小型モペット(モトコンポ)は今ではコレクターズアイテムとなっている。しかも、日本人は技術面でも大きな進歩を遂げ、小型車に先進的な4気筒エンジンを搭載した。1981年の東京モーターショーで発表されたわずか1年後、「ホンダ シティ ターボ」の最上級モデルが発売された。ターボチャージャーのおかげで、1.2リッターの4気筒エンジンは100馬力を発生することができ、重量わずか690kgで、最高速度は179km/hという素晴らしい数値を記録した。
シティ ターボIIは1983年に登場したしかし、その時代はまだ終わりではなかった。なぜなら、1983年には、大きく張り出したホイールアーチから「ブルドッグ」という愛称で呼ばれた「ホンダ シティ ターボII」がデビューしたからだ。幅広のフェンダーは、より広いトレッドと大きなホイールを収めるために必要だった。また、これにより、ブレーキを冷却するための空気取り入れ口を後輪のホイールアーチの前に配置することが可能になった。要するに、「ターボII」は全幅が55mm拡大したのである。
ゴルフ1 GTIに匹敵するパワーしかし、「シティ ターボII」の真のハイライトは、さらに強化された4気筒エンジン(エンジンコードCVCC-II ER)であった。インタークーラーとブースト圧の0.83バールへの増加(以前は0.73バール)により、出力は110馬力に上昇した。これにより、角張ったホンダは性能面で「フォルクスワーゲン ゴルフI GTI」と肩を並べ、完全停止状態から100km/hまで8.3秒で加速し、ゴルフ(9秒)よりも速かった。
インテリアはほぼオリジナルの状態を保っており、後付けされたと思われるブースト圧表示器があるのみである。「ホンダ シティ ターボII」は、特にドイツでははるかに珍しい車だ。現在、この車はスポーツカーディーラーの「AutoSL GmbH」で、1台のみ販売されている。これはかつて英国で納車された「シティ ターボII」であり、右ハンドル車である理由もそこにある。
このホットハッチは1986年7月に初めて登録され、それ以来走行距離はたったの9,000km強だ。ほぼ新品同様であるというのも当然だろう。写真を見ても、内外装に損傷は見られず、オリジナルの「ターボII」ステッカーも色あせていない。値段?「モトコンポ」付きで68,900ユーロ(約1,120万円)だ。
Text: Jan GötzePhoto: AutoSL GmbH
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