現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > もうすぐ発売。新型スズキ アルトは見た目がラパン化! マイルドHVは軽初の27km/L超えもあり得る!?

ここから本文です

もうすぐ発売。新型スズキ アルトは見た目がラパン化! マイルドHVは軽初の27km/L超えもあり得る!?

掲載 30
もうすぐ発売。新型スズキ アルトは見た目がラパン化! マイルドHVは軽初の27km/L超えもあり得る!?

新型は従来モデルの骨格を踏襲した進化版の可能性

もっとも手の届きやすい軽乗用車カテゴリーのエース格、「スズキ アルト」がフルモデルチェンジに向けたティザーサイトを公開しています。(https://www.suzuki.co.jp/car/alto/special/)

>>スズキ アルトのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

1979年に発売され激安で話題になった“47万円アルト”から数えて9代目となる次期アルトはどんなクルマになるのでしょうか。情報を整理してみましょう。

まずはエクステリア。ヘッドライトの位置などから考えるに、従来モデルの骨格を利用した進化版のメカニズムを持っていると予想されます。プレーンな現行アルト(8代目)に対して、次期型は加飾が多めのルックスで、ティザーサイトでは2トーンカラーも用意されることが見て取れます。

乗用車専売モデルとなる新型はラパン化する!?

じつは現行型アルト(8代目)の途中から、商用バンの併売をやめ、セダン専用モデルになっています。新型のエクステリアのテイスト変更は、乗用専用モデルらしさを強めるためではないでしょうか。具体的にはアルトの派生モデルである「ラパン」に近いテイストで、新型アルトはラパン的なモデルへと進化して、ラパンはさらに個性的な方向に進むということなのかもしれません。

インテリアのレイアウトも現行型と非常に似ています。とくにインパネシフトの左側にエアコン操作パネルを置いているあたりは、フルモデルチェンジというよりビッグマイナーチェンジの雰囲気もあるほど。

また、現行型のシフトパネルはCVT車がストレート式、AGSモデルはジグザグのゲート式ですが、新型の写真はストレート式でCVTを予想させるものになっています。MTベースのオートマである5AGSが残るのかどうか気になるところです。

注目のマイルドハイブリッドは軽の燃費を大幅更新するか?

エンジンの情報は未公開ですが、ついにマイルドハイブリッド仕様が登場することがアナウンスされました。発電・駆動アシストを兼ねるISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)と、シート下に置かれたリチウムイオンバッテリーによって構成されるもので、「ワゴンR」や「スペーシア」と共通のシステムを使っていると考えるのが妥当です。

たとえばワゴンRの場合、非ハイブリッド車の燃費はWLTCモード燃費は24.4km/Lで、マイルドハイブリッドは25.2km/L。ここから、スズキのマイルドハイブリッドの燃費向上率は3%程度と考えられます。

非ハイブリッドである現行型アルトの燃費(25.8km/L)から3%伸びるとすると、新型アルトのマイルドハイブリッド仕様の燃費は最低でも26.6km/Lあたりと予想できます。軽量化や走行抵抗の低減なども進んでいるでしょうから、もしかするとWLTCモードで27.0km/Lという軽自動車としては驚異的なレベルの燃費性能を見ることができるかもしれません。

ACCや車線維持といった先進運転支援機能は見送りか?

先進安全機能では、ステレオカメラをメインに使った「スズキセーフティサポート」が全車に標準装備されると発表されています。夜間の歩行者検知、前後の誤発進抑制、オートハイビームなど必要十分な機能を備えたパッケージですが、追従クルーズコントロールや車線中央維持などの先進運転支援機能は備わらないようです。また、インテリアの写真からパーキングブレーキがサイドレバー式なので、オートホールド付きEPB(電動パーキングブレーキ)も望み薄ではないでしょうか。

唯一のライバルといえる「ダイハツ ミライース」はしばらくガソリンエンジンだけのラインナップとなりそうですから、ハイブリッドが設定されて燃費でさらにリードを広げるであろうアルトの優位性はゆるぎないものになりそうです。

ただし、マイルドハイブリッド仕様は価格アップが確実。例えばワゴンRの場合で、マイルドハイブリッドの有無による価格差は10万円前後となっています。安いことが重視される軽のベーシックセダンだけに、ユーザーがどのように判断するのか、大いに注目したいポイントです。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
スズキ、フラッグシップ『ハヤブサ』のカラーリングを変更した最新モデルを発表。11月22日より発売
AUTOSPORT web
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
まだまだ続きます 北近畿豊岡道の「有料トンネル」料金徴収期間を延長 背景に老朽化
乗りものニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
レスポンス
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
Auto Messe Web
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
motorsport.com 日本版
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
AutoBild Japan
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
AUTOCAR JAPAN
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
くるくら
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
くるまのニュース
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
バイクブロス
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
バイクブロス
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
くるまのニュース
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
バイクのニュース
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ベストカーWeb
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
Auto Messe Web

みんなのコメント

30件
  • ラパンにも似てるけど、個性的であった眼鏡ヘッドライトが違う意味で良くなったと思います
    ヘッドアップディスプレイもありそうですが、価格上昇は抑えて欲しいです
    あとワークスにも期待したいですね
  • ダイハツのミラトコットなんかよりよっぽど売れそう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

106.5125.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.0308.0万円

中古車を検索
アルトの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

106.5125.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.0308.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村