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【レクサス UX】改良型登場で相場が動く!? 人気コンパクトSUVの中古車動向を探ってみた

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【レクサス UX】改良型登場で相場が動く!? 人気コンパクトSUVの中古車動向を探ってみた

中古車購入ガイド [2022.08.26 UP]


【レクサス UX】改良型登場で相場が動く!? 人気コンパクトSUVの中古車動向を探ってみた
 2005年の日本導入以降、年々ニューモデルを投入し、今ではフルラインアップを構築しているレクサス。そのなかで、エントリーモデルとしての役割を担うのがUXである。2018年3月のジュネーブショーで初公開され、同年11月に発表された。流行りのSUVボディをまとい、コンパクトでスタイリッシュな仕立てなのが特徴である。今回は、そんなレクサスUXの改良遍歴とグレード別相場動向を探ってみたい。

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レクサス UXってどんなクルマ?

2018年11月発売モデルのデータ(UX250h Fスポーツ)

新車時価格帯(2018年11月)
 2018年11月、レクサスのニューモデル「UX」が発売された。全長4495mm、全幅1840mm、全高1540mmのボディサイズは、同社のレクサスCTよりひとまわり大きいが、低い全高のおかげで立体駐車場にも入庫でき、SUVというより背の高いハッチバックという印象だ。プラットフォームは「GA-C」を採用し、軽量化と高剛性化を両立している。エクステリアは、三眼LEDヘッドランプの上部にアローヘッド形状のクリアランスランプを配置し、精悍な表情を演出。スピンドルグリルはブロックメッシュ形状としたのも見どころ。

 インテリアは、低めのドライビングポジションとなっており、走りを積極的に楽しめる設計となっている。フロントシートには、伝統的刺繍技法の「刺し子」をモチーフとしたステッチを採用したほか、ベンチレーション機能を持つパーフォレーションを採用し、機能性とデザインを両立する。

 デビュー当初のパワートレインは、2.0L 直4(UX200)と2.0L 直4ハイブリッド(UX200h)の2機種を設定。後者は、JC08モード燃費27.0km/Lの低燃費を実現する。安全面では、予防安全パッケージ「レクサスセーフティシステム+」の機能を進化させて搭載。単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能となった。また、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト(LTA)、アダプティブハイビームシステム(AHS)、ロードサインアシスト(RSA)などの先進安全装備も数多く盛り込まれている。


改良遍歴は?
 2020年10月、UXが一部改良を受けた。パーキングサポートブレーキを全車標準装備としたほか、マルチメディアシステムがSmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Autoに対応。さらに「バージョンL」や「バージョンC」にもパドルシフトを備え、ドライビングがより楽しめるようになった。また、同月にEVバージョンの「UX300e」も追加された。

 2021年8月の改良では、パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター、パーキングサポートブレーキ、ハンズフリーパワーバックドアを標準装備。

 2022年7月、マイナーチェンジを実施。シート、ステアリング、シートベルトなどにブラックを基調としたフレアレッドのアクセントを施し、スポーティな印象を高めた。また、運転席・助手席のシートにベンチレーション機能&シートヒーターを標準装備。走りの面では、ボディのスポット溶接打点を追加させることで剛性をアップ。また、EPSやアブソーバーなどのチューニングも実施された。そのほか、「レクサスセーフシステム+」の機能拡充、タッチディスプレイを搭載した最新のマルチメディアシステムを採用するなど、安全性や快適性も高められている。


レクサス UXの主要グレード
 グレード構成は、パワートレイン別に「UX200」、「UX250h」、「UX300e」が設定される。それぞれに標準グレード、「バージョンC」、「バージョンL」、「Fスポーツ」が選択できる(ただし、UX300eはFスポーツが選べない)。駆動方式は基本的にFFとなるが、「UX250h」は4WDも設定。ここでは主要グレードの中古車相場をみていこう。※「UX300e」は物件がほとんど流通していないため省略。


「UX200」系
 パワートレインは、174馬力の2.0L 直4ターボ+CVTを搭載。ハイブリッドモデルとは、フロントやボディサイドのエンブレムなどで見分けることが可能。バージョンによって装備が異なり、「バージョンC」以上のモデルではステアリングヒーター、運転席・助手席8ウェイ調節式パワーシート、左右独立調整オートエアコンなどが標準装備される。シートはLテックス素材を採用。最上級の「バージョンL」では、本革内装が大きな特徴。「Fスポーツ」では、専用グリル&バンパー、専用18インチホイール、専用シートなど、内外装がスポーティに仕立てられる。

 物件数はハイブリッドよりも少ないが、十分探せる量が流通する。物件数が最も多いのが「Fスポーツ」で、「バージョンC」がそれに続く。前者の中古車平均価格は397万円、後者は350万円となっている。


「UX250h」系
 パワートレインは、146馬力の2.0L 直4ターボに109馬力のモーターを組み合わせる。こちらも標準仕様、「バージョンC」、「バージョンL」、「Fスポーツ」から選択可能。物件数は「UX200」よりも豊富で探しやすいのも魅力だ。物件は「Fスポーツ」が中心で、全体の6割以上を占めている。中古車平均価格は「バージョンC」が389万円、「バージョンL」が455万円、「Fスポーツ」が439万円。平均価格で見ると300万円台後半だが、300万円前後の物件もちらほら流通している。

※上の記述は、2020年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2022年8月時点のデータ。


まとめ
 今年大幅改良を受け、再注目が集まるレクサスUX。登場から4年が経過し、物件数が増えている。特に多いのがハイブリッドの「UX250h Fスポーツ」で、中古車選びの第一選択肢となるだろう。スポーツ系の内外装が苦手であれば「バージョンC」や「バージョンL」も探せる。相場はまだまだ高めの印象で、値下がりはもうしばらく先になりそう。今後の相場動向に注目していきたい。

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  • 600出して買った。そこまでの価値が無いのは承知で買った。駐車場の関係で仕方ないのだ。金はあるが、サイズに制約がある人間の買う車です。
  • 転売ヤーと怪しいブローカーと繋がってカネ数えるグーネットが動き出していると思う
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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