身近な車種による熱いバトル展開のほかに親子で楽しめるエンターテイメントが充実
欧州を中心に人気を集めるF1、アメリカのインディーカーシリーズ、ドイツのDTMなど、モータースポーツファンを惹きつける自動車レース。ここ日本でもSUPER GTやスーパーフォーミュラという2大カテゴリーを頂点に、ドリフトやラリーといった競技が行なわれているが、やはり人気のモータースポーツの筆頭は「SUPER GT」だろう。「SUPER GT」といえば、日本が世界に誇るFIA公認の国際レース。市販車の面影を残したマシンによる白熱のバトルや、GT500とGT300の混走によるオーバーテイクなど、親近感があって飽きのこないレース展開が人気の秘密となっている。例えば、昨年度の富士ラウンドでは観客動員数が9万人を超えるなど、過去最高を記録。モータースポーツ人気は低迷していると言われるが、この数を見る限り「SUPER GT」は例外であることを物語っているといえよう。そして、子供連れやカップルの姿が多いのも特徴のひとつ。いったい、彼らを惹きつけるレースのエンターテイメントはどこにあるのだろうか。
「SUPER GT」を戦う、レースクイーンとチーム&ドライバーの顔ぶれ【GT300編・その1】
多種多様なマシンが抜きつ抜かれつのバトルを展開
SUPER GTは、GT500とGT300の2クラスが混走する。GT500は、レクサス(トヨタ)・日産・ホンダの自動車メーカーワークスが参戦。規定に即したシャシーに、2リッターの4気筒ターボエンジンを搭載する規定に沿ったマシン。そのGT500に対して、GT300はシャシーやエンジンはチームによって多種多様で、予測不能のバトルが魅力となっている。このGT300では、トヨタ・プリウスやマークXといった身近な車種から、ランボルギーニ・AMG・GT-RといったGT3マシンまで、今シーズンは29台がエントリー。これだけのバラエティに富んだマシンが一挙に揃うなか、クラス分けによる抜きつ抜かれつのレース展開や、時速300キロを超えるスピードの迫力を観戦できるのも、世界のなかでもSUPER GTだけであろう。
年々進化を遂げるファンサービス
レース観戦以外で恒例となっているのが、レースの合間に行なわれる「ピットウォーク」。普段は入ることのできないピットレーンを解放し、ドライバーや車両を間近に見てもらおうというものだ。マシン撮影やドライバーのサイン会など、ファンとの距離が近いのもSUPER GTならでは。また、バスに乗ってレースカーと一緒に走行できる「サーキットサファリ」もSUPER GTが発祥と言われるように、独自のファンサービスも大きく進化を遂げている。
例えば、昨年度からは予選トップ3のドライバーによる「トークショー」、すべての参戦ドライバーを紹介する「オールドライバーズ・アピアランス」を開催。憧れのドライバーとの距離感が近いのも人気の秘密といえるのだ。
子供たちが喜ぶモータースポーツならではの演出
キッズが楽しめるイベント開催も、SUPER GTにファミリーが多く訪れる理由のひとつ。モータースポーツやクルマを身近に感じてもらうための「SUPER GTキッズカート」は、エンジンの音や走る楽しさを体験してもらおうというイベント。若者のクルマ離れが進むなか、子供たちに向けてクルマに興味を持ってもらうことを目的とし、親子で参加できる無料体験会を実施している。また、イベント広場など有効活用した、子供向けの広場や前夜祭イベントも用意。さらに迫力のレーサー体験が楽しめる、SUPER GTの公式レースゲーム「SEGA World Drivers Championship(SWDC)」は子供から大人まで誰でも参加することが可能だ。他にも、予選終了後には子供と一緒の家族ファンに向けて「キッズウォーク」を実施するなど、1日中楽しめる催しが豊富に用意される。
トーク&パフォーマンスを終日開催
イベント広場で展開されているのが、自動車メーカーやスポンサーによる多彩なブース出展だ。また、「SUPER GT SQUARE」のオフィシャルステージで行なわれる各種イベントもじつに豊富。このステージでは、レースクイーンが登場する「チームスポンサーステージ」や「レースクイーンステージ」が行なわれるほか、子供をターゲットとしたプレゼント抽選会、タレントとしても活躍するSUPER GT公式応援団長”こにわ”と、SUPER GT公式アナウンサー”ピエール北川”とのトークショーなど、観戦エリア以外にも数多くの楽しみが溢れている。
また、オフィシャルステージの近くには、SUPER GTについて知ることができる特設テントを併設。ここでは、マシンの規定やドライバーについての解説にくわえて、GT500で実際に使用されているモノコックや、クラッチ、エアロパーツといったパーツを間近で見学できる。第2戦の富士では、旧型の鉄製ディスクブレーキと2014年から使用されるカーボンディスクブレーキとの、重さを比較できる体験ゾーンを用意するなど、GTマシンのスゴさを”見て、触って、楽しめる”のだ。
このように、レースで戦うGTマシンは毎年のように進化しているなか、SUPER GTというイベント自体も時代と共に進化を続けている。「家族や彼女と行っても楽しいワクワク」が、SUPER GTには用意されているというわけだ。*開催サーキットによって行なわれていないイベントもあります。詳細は下記ホームページでチェック。
SUPER GT公式ホームページSUPER GT SQUARE公式ホームページ
(撮影:成瀬陽介、Auto Messe Web編集部)
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