3ナンバーのノート?
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
【画像】ニスモ登場の予感?【先代ノート・ニスモと現行ノートを比較】 全130枚
editor:Taro Ueno(上野太朗)
もはや日産を代表する車種といっても過言ではないのが、コンパクトカーであるノート。
初代はほかの1.5Lクラスよりもやや抑えられた価格と広い車内が魅力の実用的なコンパクトカーというキャラクターであったが、2代目のビッグマイナーチェンジ時にエンジンで発電しモーターで走行する「eパワー」という新たなパワートレインを搭載したことで、一躍人気車種の仲間入りを果たした。
2020年12月23日は3代目となるモデルが登場。新型ノートはガソリンエンジンモデルを廃止し、eパワー専売モデルとなったにもかかわらず、発売から約1か月となる2021年2月1日までに月間販売目標のおよそ2.5倍となる2万44台という受注を集め、好調なスタートを切っている。
そんな新型ノートは、前述のとおり昨年12月に発売がスタートしたモデルであるが、12月の発表の時点で4WDモデルが追加されることが公式にアナウンスされていた。
先代型はeパワー・モデル登場からおよそ1年半遅れで4WDモデルが追加されていたが、新型はデビューから数か月遅れでのデビューが決まっていたため、発表と同時に購入を検討したユーザーが「4WDがすぐ出るなら2WDにしなかったのに」という不満を持たないための策といえるだろう。
ただ、4WDモデルとは別に実はもう1つひっそりとアナウンスされているモデルが存在する。
それが3ナンバー・ボディをまとったノートの上級モデルである。
すでに商談時にアナウンス?
3ナンバー・ボディをまとったノートの上級モデルがすでにアナウンスされている。とはいえ、大々的に日産が発表している情報というわけでない。
では、どこでアナウンスされているのかといえば、それはディーラーの商談のテーブル上である。
もともとノートeパワーは、モーター駆動による洗練された走り味や、5ナンバーサイズにもかかわらず広い室内空間、そして本革シートがオプションで用意されていたり、上質なオーテック・モデルも用意されていたりと、上級車種からのダウンサイジングユーザーも少なくない車種だった。
それだけに、上級志向のユーザーに対しても、間もなく発表予定の3ナンバー・モデルのアナウンスはしないわけにはいかないという判断になったのだろう。
先代型のノートにも「メダリスト」という往年のローレルで使用されたグレード名が冠された上級グレードが存在していたが、今回新型ノートに追加されるものは、メダリストのように加飾が追加された程度のものではなく、内外装の大きな変更からパワートレインまで大きく手が入ったモデルとなるようなのだ。
とくにボディサイズは5ナンバーサイズギリギリのベース車とは異なり、3ナンバーサイズの全幅を持ったものになる。この全幅の拡大はフェンダートリムのようなものではなく、ボディパネルそのものが専用品となるワイドフェンダーをまとったものとなっている。
ニスモ登場の予感
筆者が3ナンバーとなったボディを見たところ、無理やり全幅を広げたようなチグハグ感はなく、むしろ先行した5ナンバーサイズモデルがなんとか全幅を1695mmに収めたように見えるほど。
恐らく今後はグローバルに展開していくであろうノートということを考えれば、こちらが標準ボディであり、日本向けはあえてナローボディを採用したともいえるかもしれない。
実際、トヨタのカローラ&カローラツーリングでは日本仕様は一回り小さなボディを採用している。販売台数が見込めるグローバルなモデルだからこそできる芸当といえるかもしれない。
また、先代モデルで人気を博したスポーツモデル「ニスモ」の登場も待たれるところだが、コーナリング性能を考えればトレッドを広げることができる3ナンバー・ボディが有利であることは火を見るよりも明らかである。3ナンバー・モデルの登場とともにリリースされる可能性もあるだろう。
内装ではメーターに12.3インチのフルデジタル液晶メーターを採用し、より先進感を向上させたほか、先代モデルで人気だったプレミアムホワイトインテリアを思わせるベージュ、白系の内装色も設定。
さらにヘッドレストにスピーカーを埋め込んだボーズ(BOSE)製のプレミアムオーディオシステムも用意されるようだ。
パワートレインも発電用エンジンとモーターの型式こそ不変であるが、モーター出力が向上されており、車格に見合った動力性能も実現。ただ、スカイラインに搭載されているプロパイロット2.0は搭載されず、ベース車と同等のナビリンク機能付きのものにとどまる。
すでにベース車の時点でオプションを満載すると軽く300万円をオーバーする価格となってしまうことで物議を醸した新型ノートであるが、3ナンバーボディとなれば更なる価格アップは必須。
果たして輸入プレミアムコンパクトに匹敵する実力を持ちあわせているのか、正式発表が待たれるところだ。
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みんなのコメント
商談中にも噂は出てたけど、今より40~万位は値段が上がるようだったので諦めた。
さすがにノートに400万は出せない。
でも納期待ち中に戦略価格で値上がり幅が少なかったら後悔するだろうね。
って言うか同時に発表してくれなかった事に腹が立つと思う。
半導体不足で納車が遅れているのだから、追加モデルは後回しにして今年は受注分
中心にすべきだと思う。