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東京モーターショー2019 デビュー予定の新型車まとめ

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東京モーターショー2019 デビュー予定の新型車まとめ

一般公開日は10月25日~11月4日

隔年開催される東京モーターショーは、独特な日本の自動車産業の様々な面を見ることができる。ある者は臆面もなくパフォーマンスに注力する一方で、別のある者はテクノロジーを前面に押し出す。変わらないのは、常に日本の自動車メーカーが中心であるということだ。そこでは欧州や米国、アジアの自動車ブランドのことはあまり耳にしない。日本のメーカーが、自社の情熱的な面を大胆に探求し、日本の都心にそのクルマを展示する。そうして母国の庭で存在感を示すイベントなのだ。

【画像】東京モーターショー2019出展車両 全96枚

10月24日に開幕(一般公開日は10月25日から)する2019年の東京モーターショーは、電動化にスポットが当てられたショーになると予想される。バッテリー駆動の純粋な電気自動車から、マイルドハイブリッドまで、様々な電動化技術を搭載した多くの市販車やコンセプトカーが公開になる予定だ。

東京ビッグサイトで初公開が予定されている各メーカーの出展車両は以下の通り。ただし、モーターショー開幕直前に、さらなる画像や情報が発表されることも多い。その点はご了承いただきたい。

新型ホンダ・フィット

次世代のホンダ・フィット(欧州等ではジャズという車名で販売されている)は、欧州ではガソリン・ハイブリッドのパワートレインのみとなる。ホンダは既に、CR-Vに採用されている2モーターのi-MMDハイブリッドを小型化して、よりコンパクトなモデルに搭載すると説明していた。それ以外に詳細な情報はほとんど明らかになっていないが、路上で撮影されたテスト車の写真を見ると、全体的なプロポーションは従来のフィットから受け継ぎながら、フロントエンドはホンダの現行デザイン言語に則ったものになるようだ。

ジャズは英国で最も売れているホンダ車である。歴史的に見ればライバルに後れを取っているものの、ホンダにとって非常に重要なモデルであることは確かだ。

レクサスEVコンセプト

レクサスが東京で公開するコンセプトカーは、同ブランドが電気自動車市場に参入することを宣言するものになる。それはコンパクトなシティカーだが、高いルーフは広々とした車内空間を期待させる。ステアリングホイールの左右にスクリーンが備わり、革新的なインホイール・モーターが各車輪を駆動する。

今回はあくまでもデザイン・スタディとしての出展だが、少なくとも部分的には数年以内に登場する市販モデルへとつながることを、レクサスは認めている。

「将来の新型車が、このデザインと似たものになる可能性はあるでしょう」と、レクサス・インターナショナルのエグゼクティブ・バイスプレジデントを務める佐藤恒治は、AUTOCARに語っていた。

マツダの量産電気自動車

マツダのヴァンケル型ロータリー・エンジンは、今年の東京モーターショーで待望の復活を遂げるだろう。ただし、RX-8の後継モデルを見られるわけではない。同社初の量産電気自動車で、レンジエクステンダーとしての役目を担うのだ。

われわれはまだ、この新型車は目にしたことはないが、CX-30のボディで偽装したテスト車両は既に報道陣に公開されている。だが、この新型電気自動車は、既存モデルのEV版ではなく、独立した新しいモデルとしてデビューすることがわかっている。それは最高出力105kW(143ps)のモーター1基と、容量35.5kWhのリチウムイオン電池を搭載し、ボディはSUVになる可能性が高い。

三菱の小型プラグインハイブリッドSUV

三菱自動車が東京モーターショーで発表するコンセプトカーは、主として次世代のプラグインハイブリッド・ドライブトレインを予告するものになるだろう。同社の発表によれば、それは現在のアウトランダーPHEVで使われているシステムを、小型軽量化したものだという。おそらく、アウトランダーより小型のエクリプスクロスのようなモデルに搭載するためだと思われる。

詳細は未だ謎に包まれているものの、事前公開されたティザー画像を見ると、ボディ外部に備わるスピーカーらしきものや、カーボンファイバーのパネルが確認できる。未来的なルックスのSUVになりそうだ。そんなショー向けと思われるデザインはともかく、少なくともそのパワートレインは数年以内にショールームで見ることができるだろう。

新型スバル・レヴォーグ

東京モーターショーで発表が予告されているスバルの新型レヴォーグは、現行モデルより流麗なスタイルと、多くの運転支援技術が採用されるだろう。同社が公開したティザー・ビデオでは「自動運転技術がさらに拡大しつつある時代」と述べている。そこから、同社の運転支援技術であるアイサイトのさらなる進化が予想される。

その一方でもう1つの注目を集めそうなモデルが、EJ20型水平対向エンジンの30年にわたる歴史の最後を飾るWRX STI EJ20 Final Editionだ。この特別仕様車は555台限定の抽選販売が予定されている。

次期型トヨタ86

クーペの市場は活況を呈しているわけでもなく、自動車産業において稼ぎ頭となる分野でもない。しかし、トヨタは第2世代となる86のビジネスケースについて検討を行っているようだ。未確認の情報ではあるが、今年の東京モーターショーにその市販モデルに近いコンセプトカーが出展されるという噂もある。サプライズとしてスバルの次期型BRZとともに脚光を浴びることがあるかもしれない。

次世代モデルでは、トヨタ86とスバルBRZは現行モデル以上に異なるルックスが与えられる見込みだ。しかし、その内側はこれまでと同様、ほぼ共通になるだろう。エンジンは、スバルが米国で製造販売しているアセントの2.4L水平対向4気筒からターボを取り除いた自然吸気版になると予想されている。

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