プジョーは2月8日に、WEC(世界耐久選手権)復帰を果たす2022年のドライバー7人のラインアップを発表した。その7人は、ケビン・マグヌッセンやポール・ディ・レスタ、そしてジャン-エリック・ベルニュといった3人のF1経験者が含まれる、超豪華な面々である。
ロイック・デュバルも、その7人に名を連ねたひとり。フォーミュラ・ニッポンやスーパーGTでの実績もさることながら、2013年にはWECシーズンのハイライトとなるル・マン24時間レースで勝利を収めている。
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ただデュバルがル・マンで勝ったのは、アウディのマシンを走らせた時のもの。2010年と2011年にはプジョーのドライバーとしてル・マンに挑んだが、勝利には手が届かなかった。そしてプジョーに復帰した今、やり残した仕事を成し遂げに行くとデュバルは語る。
「プジョーでやり残した仕事があるように感じている」
「彼らとまたレースできること、共にレースに勝つことを本当に楽しみにしている。ル・マンに勝ちたいと思っているし、プジョーにはそのための全てが揃っていると思う。これまでにも目にしてきたようにね」
昨年まではアウディのドライバーとしてDTMを戦っていたデュバル。しかしアウディは、突然同シリーズからの撤退を決定。デュバルもアウディ陣営を離れ、古巣とも言えるプジョーに戻ることになった。そしてフランスのメーカーでフランス最大のレースであるル・マン24時間に参戦するのは、「幸せで誇りに思う」と語った。
「プロジェクトの最初から関わるのは、初めてのこと。だから僕にとっては特別なことだ」
「僕らはゼロから協力し、使うツールが最高のモノであることを確実にする……それを知ることは、興奮とポジティブなモノを感じることができる」
なおプジョーが参加するLMH(ル・マン・ハイパーカー)クラスには、トヨタをはじめ多くのメーカーが参加する予定であり、それには非常に励まされていると語る。
「僕にとっての主な注目ポイントは、この新しいハイパーカークラスの勢いであり、シリーズに参加したいと考えているコンストラクターの数だ」
そう語るデュバルは、このル・マンへの関心の高さにより、”黄金時代”が訪れるかもしれないと考えているという。
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