■発売から2年半が経過した「ステップワゴン」どんなモデル?
ホンダのミドルサイズミニバン「ステップワゴン」は、現行モデルの6代目が2022年5月に発売されました。
デビューから2年半が経過し、一部では2025年にマイナーチェンジするのではないかという噂も聞こえています。
ライバルのミニバンにはない、ステップワゴンならではの魅力はどのようなものなのでしょうか。
【画像】超カッコいい! これが派手顔「無限ステップワゴン」です! 画像を見る
初代モデルは1996年に登場。第一次ミニバンブームが到来した当時、商用バンをベースにしたミニバンが主流のなか、ホンダは既存のコンポーネンツを上手に活用して誕生させたのが、FFミニバンのステップワゴンでした。
その形状はボンネットを持たせつつもほぼ長方形の“箱型”ボディを採用。華美な装飾を排除し車内スペースを最大限確保した「使い方が自由な移動する空間」という割り切りが特徴で、その思い切った戦略がミニバン好き以外の人にも飛び火し、大ヒットモデルとなりました。
快適装備が充実したライバルたちに対抗すべく、モデルチェンジのたびに装備を充実させていったステップワゴンですが、2005年に登場した3代目から苦戦が目立ちはじめます。
多くのライバルが誕生したことも影響し、快適性や安全装備の充実、さらには「オラオラ系」とも呼ばれるコワモテ顔を採用した「スパーダ」路線への注力などもあり、本来の魅力だった「使い方が自由な移動する空間」という軸が薄れてしまいました。
そこで6代目の現行モデルでは原点回帰を目指し、初代を彷彿させるシンプルなデザインのエクステリアを採用。
時代のニーズ(環境性能)を満たすハイブリッドモデル「e:HEV」を軸に展開し、従来モデルから引き続きスパーダを設定したうえで、クリーンなデザインの「エアー」を追加しています。
直近2024年11月のミニバン登録台数を見てみると、ミドルサイズのモデルでは、日産「セレナ」(6837台)、トヨタ「ノア」(5982台)、トヨタ「ヴォクシー」(5838台)に次いで、ステップワゴン(3792台)という成績です。
この現行ステップワゴンのシンプル路線が時代のニーズと逆行していると捉えられ、思ったような人気を獲得できずにいる可能性も否定できません。
実際にネット上でも「デザインがシンプルすぎる」や、全車3ナンバー化されたことによる「大きくなりすぎた」という評価が存在。もちろん、このシンプルさを好むユーザーも大勢いるのですが、ライバル車に比べて迫力不足に感じる人もいることでしょう。
つまりは、最近人気となっているエアロなどをまとった派手なミニバンと比べた場合、ステップワゴンはシンプル&クリーンなイメージが強くなりすぎてしまったというのが、販売面にも影響しているようです。
一方で、原点回帰したことで広々とした車内空間がさらに拡大され、シートを跳ね上げてバイクも積むという「トランスポーター」として活用されているケースも見受けられます。
また、ステップワゴンの魅力のひとつに走りの良さが挙げられます。
低重心をウリとするホンダ車ならではの安定感で「強風にあおられても安定している」「コーナーでもよれる感じがしない」など操縦安定性は高評価を得ているのです。
ひとつ残念なのは、5代目に装備されていた独自のバックドア「わくわくゲート」が現行モデルで廃止されてしまったこと。
わくわくゲートとは、横開き式のサブドアを設け、大きなバックドアを開けるスペースがなくてもラゲッジから荷物が取り出せると高評価だった装備。
5代目ステップワゴンのオーナーからは「とても便利」「よく使っている」といった声も聞かれたのですが、6代目に装着されなかったことから、現行モデルへの買い替えを見送ったという人もいたようです。
現行モデルにも、標準装備とはいかずともオプションなどに設定があったならば、そのような買い替え需要も進んだ可能性はあるでしょう。
※ ※ ※
初代を知る世代からすれば、現行ステップワゴンのシンプル路線は高評価なのでしょうが、分かりやすい豪華さも必要なのかもしれません。
あくまでも筆者(金田ケイスケ)の予想ですが、マイナーチェンジでは多少は派手なエクステリアに刷新されるような予感がします。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
600馬力級!! 新型[GRスープラ]はトヨタ新開発2Lターボ搭載か! ハイブリッド化で予想価格600万円超え!?
「SA相乗り」撲滅か 「実力行使」から1年、“無料駐車場”と化していたSAはどうなった?
高すぎた「クルマのガソリン価格」引き下げへ! 目的のない「暫定税率」廃止が決定に 「トリガー条項」「補助金」はどうなる? 実際「どれくらい安く」なるのか
名神~東海北陸道「新ルート」誕生へ秒読み段階!? 地獄の「一宮JCT」を完全スルー!「東海環状道」北西エリア開通まで“あと3か月”のスゴさとは
警視庁ブチギレ!? 反則金しらんぷり違反者「295名逮捕」怒りの「逃げ得は許さない!」追跡捜査強化で“一網打尽”今年2回目
フロントガラスに「お湯かけちゃう」人多数!実はアウト!? 凍結を素早く除去する方法 有効な手段とは?
「マズい、飛行機に乗り遅れる…」頼みの綱の“P5”まで満車 羽田空港駐車場の「大混雑」問題 年末年始はどうなる?
ホンダ新型「プレリュード“プロトタイプ”」初公開へ! 市販化前提な「2ドアクーペ」がついに登場! 精悍「エアロパーツ」も装着のスポーツ仕様で「東京オートサロン2025」出展
シフトチェンジのたびに「プシュッ」っていうのがカッコよかったのよ! かつてターボ車で流行した「ブローオフバルブ」はドコいった?
「追越車線を延々と走るマン」は“独特の解釈”を持っている? 行動心理を交通心理士がズバリ解説 ただ下手なだけの可能性も?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント