国産SUVとしては数少ない3列シートを採用しているマツダ・CX-8と三菱・アウトランダーPHEV。どちらもそれぞれ人気の高いモデルですが、実際の使い勝手はどうなのでしょうか。両車を比較してみました。
>>マツダ CX-8のカタロググレードをチェックする
>>三菱 アウトランダーPHEVのカタロググレードをチェックする
マツダ「CX-8」のおすすめグレードは価格と装備が好バランスなXD プロアクティブ
走りやデザインをあきらめない人に向けたCX-8
2017年12月に登場したマツダ・CX-8は、マツダのSUVラインナップにおける最上位モデルという位置付けです。
CX-8について、マツダは「『走りやデザインを諦めたくない。でも家族や友人ともドライブを楽しみたい』と考えるお客さまに対し、多人数乗用車の新たな選択肢としてマツダが提案する、3列シートクロスオーバーSUV」と説明しています。
実際、CX-8にはマツダの「SKYACTIVテクノロジー」と「魂動(こどう)デザイン」が全面的に採用されており、「人馬一体」と呼ばれる走りと流麗な美しいデザインを両立しています。
多人数乗用車といえば、日本ではミニバンが長らく主流となっていますが、ミニバンの走りやデザインについては不満を持つユーザーも少なくありません。一方、海外では3列シートを備えたSUVの人気は高く、ミニバンに代わる存在として広く親しまれています。
現在のマツダのラインナップにミニバンは存在せず、このCX-8がミニバンの需要をカバーしています。
>>マツダ CX-8のカタロググレードをチェックする
>>三菱 アウトランダーPHEVのカタロググレードをチェックする
アウトランダーPHEVユーザーの83%が3列シート車!
一方の三菱・アウトランダーPHEVは、2021年12月にフルモデルチェンジを果たしてから好調な売れ行きを記録しています。アウトランダーPHEVには5人乗りの2列シート仕様と7人乗りの3列シート仕様が用意されていますが、先行受注の時点で全体の83%が3列シートを選んでおり、ニーズの高さが感じられます。
アウトランダーPHEVの特徴は、「ダイナミックシールド」と呼ばれるフロントマスクに代表されるワイルドなデザインと、プラグインハイブリッドシステムによるスムーズな走りです。
特に、3列シートを備えた国産SUVのプラグインハイブリッド車はアウトランダーPHEV以外に存在せず、唯一無二の選択肢となっています。
>>マツダ CX-8のカタロググレードをチェックする
>>三菱 アウトランダーPHEVのカタロググレードをチェックする
スペックは一長一短の両車
両車の基本的なスペックについて比較してみましょう。CX-8のボディサイズは、全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mmであるのに対し、アウトランダーPHEVは全長4710mm×全幅1860mm×全高1745mmとなっています。
CX-8の方が全長が長く、伸びやかなデザインとなっているのに対し、アウトランダーPHEVはSUVらしいスクエアなシルエットとなっていることがわかります。
パワートレインで見ると、CX-8には2.5Lのガソリンエンジンと2.2Lのクリーンディーゼルエンジンという2種類がラインナップされています。マツダ車の大きな強みであるクリーンディーゼルエンジンは、最高出力200ps/最大トルク450Nmを発揮する一方で、WLTCモードで15.8km/Lという高い燃費性能も兼ね備えています。※4WDモデルは15.4km/L。
一方のアウトランダーPHEVでは、2.4Lのガソリンエンジンに2つのモーターを備えたプラグインハイブリッドシステムのみが用意されており、先代ではラインナップされていたガソリンエンジンモデルはありません。WLTCモード燃費は16.2km/Lとなっているほか、最大85kmのEV走行が可能です。※グレードにより異なる。
CX-8では2WD仕様と4WD仕様が選択可能ですが、アウトランダーPHEVは4WD仕様のみの設定となっています。また、CX-8にはMT仕様が設定されているのもポイントです。
価格については、CX-8が299万4200円~483万4500円となっており、アウトランダーPHEVが462万1100~532万700円となっています。
一見するとアウトランダーPHEVの方がかなり割高のように見えますが、CEV補助金(2022年度の実績は55万円)や各地方自治体の補助金が得られるなどのメリットがあるため、実質的な価格差は小さいと言えます。
>>マツダ CX-8のカタロググレードをチェックする
>>三菱 アウトランダーPHEVのカタロググレードをチェックする
最も気になる、3列目シートの快適性は?
高いパフォーマンスを誇る両車ですが、やはり気になるのは3列目シートの使い勝手です。
実は、この点ではCX-8が非常に有利です。CX-8の3列目シート部分の室内幅は1000mm、座面から天井までの高さは865mmが確保されています。また、座面長も495mmとフロントシートや2列目シートと同等の寸法となっています。
一方のアウトランダーPHEVでは、室内幅こそCX-8と同等以上であるものの、座面から天井までの高さは835mmとやや低くなっており、2列目シートを通常の位置にすると3列目シートのニースペースは最低限です。
また、シートの構造を見ても、CX-8はしっかりとした作りとなっている一方でアウトランダーPHEVでは収納可能な簡易的なシートが採用されています。
つまり、CX-8はあくまでも3列目シートを乗員のスペースとしてとらえているのに対し、アウトランダーPHEVでは短距離用のエマージェンシーシートという位置付けです。そういった意味では、3列目シートの快適性はCX-8に軍配が上がります。
3列シートを備えた国産SUVとしては、ほかにもトヨタ・ランドクルーザーシリーズや日産・エクストレイル、レクサス・RXなどがありますが、3列目シートの快適性ではCX-8におよぶものはほとんどありません。
つまり、実用的な3列目シートを備えている国産SUVは、CX-8がほとんど唯一の選択肢であると言えます。
>>マツダ CX-8のカタロググレードをチェックする
>>三菱 アウトランダーPHEVのカタロググレードをチェックする
文:ピーコックブルー
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダN-BOXは首位変わらずも、2位スズキ・スペーシアが前年比150%と好調。トヨタ・ルーミーが登録車首位、全体3位に!(24年10月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
【比較試乗】街乗りからオフロード走行まで可能な本格オフローダーを比較検証。タフな相棒の戦闘力は?「ランドローバー・ディフェンダー vs トヨタ・ランドクルーザー vs メルセデス・ベンツ Gクラス vs ジープ・ラングラー」
ポルシェ『911 GT3 RS』に新「マンタイキット」…285km/hで1000kg以上のダウンフォース
トヨタのハイブリッドミニバン『イノーバハイクロス』、発売2年で10万台販売
ついにトヨタ「新型セリカ」開発へ 副社長が復活宣言 MR2にも期待膨らむ
「車線減少の手前で抜かされそうになり、負けじと加速したら鳴らされました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「どっちもどっち」「いちいち喧嘩売るなよ」の声も…実際法律では誰が悪いのか
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
【早くも1万台超え】安価でも豪華装備、業界もザワつく大穴SUV「フロンクス」の “強みと弱点”
高すぎる「クルマの税金」が大変化? 「二重課税」や「ガソリン税」解消なるか! もはや“旧すぎる”「複雑な自動車税制」現状の課題は? 電動化の今こそ「変わるチャンス」か
新車204万円! 7人乗れる「“最安”ミニバン」に反響殺到!? 「すごい安い」「これしかない!」 国産「ダントツで安い」けど“これで十分”! トヨタの「お買い得車」とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
5までじゃなかったかな
少なくともうちのブラウザでは中古車情報がCX-8の方しか表示されません。
またいつもの手口のステマですか?