ハードウエアとしてはもちろんのこと、ソフトウエアとしての魅力を高いレベルで備える人気のクロカン系SUV3台をテスト。どのモデルも、ガレージに収まった瞬間からライフスタイルを変える力を秘めています。まずは見た目から独特の個性を主張する、三菱トライトンから。(MotorMagazine8月号より再構成)
新型トライトン「ハード&ソフトウェア」の魅力【概説】
トライトンがあったら、自分のライフスタイルはどのように変わるのかを想像するのが楽しい・・・それは間違いないでしょう。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
SUV並みの快適性とピックアップトラックに求められる堅牢性、実用性を兼ね備えた2列シートのダブルキャブボディで、ラダーフレーム、サスペンションなど主要コンポーネントを三菱自動車独自で新開発しました。
クロカンとは言ってももちろん、日本ではオンロードで使われることが多いことから、意のままに操るためのさまざまな工夫が施されています。
たとえば三菱独自のSS4-IIシステムは、走行中にダイヤル式のセレクターで簡単に4WDモードを変更することが可能。センターディファレンシャルには、前40%、後60%に駆動力を配分して、トラクション性能とコーナリング性能を両立するトルク感応式LSDを備えています。
ブレーキをかけることで旋回性を向上させるAYC(アクティブヨーコントロール)や滑りやすい路面で効果を発揮するアクティブLSDといったシステムも、ドライバビリティの向上につながっています。
「ライフスタイルを変えるかもしれない」という意味で注目したい実用装備が、ピックアップならではのカーゴベッド。ベッドライナー(荷台カバー)装着状態でもJIS規格パレット(1100mm×1100mm×144mm)積載に対応しています。
820mmの荷台高やバンパーコーナー上面をフレームで補強し、足を乗せるスペースとして使用可能とするなど、細かなところで実用性に配慮されている点にも要注目です。
また、2×4(ツーバイフォー)材を使用してカーゴスペースを自由に仕切ることができるのも便利な機能と言えるでしょう。さらに2×4ランバーアタッチメントを採用すれば、搭載する荷物の整理もラクラクなのだそうです。
ソフトウエア的視点で言えば、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]をはじめとする安全装備や、安全・安心で快適なドライブをサポートする「MITSUBISHI CONNECT」など、安全、安心、快適な使い勝手にもこだわった最新テクノロジーが採用されています。
とくに先進のコネクティッドサービスである「MITSUBISHI CONNECT」は、リモートエアコンやリモートドアロック/アンロックのなどの便利機能を搭載。万が一の際のSOSコールや、車両の運転状況を通知するドライブ見守り通知機能なども、ドライバーだけでなく乗る人すべての安心感を高めてくれるサポートです。
さてそんなトライトンを実際に公道で走らせてみると、どんな魅力が見えてくるのでしょうか。自動車評論家の山崎元裕氏がチェックしてくれました。(ここまでWebモーターマガジン編集部)
日本仕様のトライトンは、ディーゼルエンジンを搭載
もしも我が家に、三菱自動車が誇るグローバルモデルのピックアップトラック、「トライトン」がやってきたら、ライフスタイルは必ずや変わる。それをどう変えるかはもちろんオーナーの自由であるが、それに忠実に対応することができるのが今どきのクロカンならではだ。
新型のトライトンが日本市場で販売されるのは12年ぶりのこと。ジェネレーションでは通算で6代目にあたり、その端正なボディデザインのみならず、シャシやエンジンなど、すべてが新開発となっている。
残念ながらオフロードでの試乗は叶わなかったが、オンロードや高速道路では、その実力を十分に楽しむことができた。
日本仕様として選択されたトライトンは、5人乗りのダブルキャブボディに2.4L直4ディーゼルツインターボエンジンを組み合わせるもの。最高出力は204psを実現し、最大トルクに至っては470Nmをわずか1500~2750rpmという低速域で発揮する。
デッキにたくさんの荷物を積むことで、さらに快適に?
まず印象に残ったのはそのノイズとバイブレーションが非常に低いレベルに抑えられていること。車重は2140kgという数字だが、それをハンデと感じさせないほどに軽快に、トライトンは6速ATとの組み合わせで、軽快な加速を続けていくのだ。
リアのデッキは、アメリカのフルサイズピックアップと比較するとやはり限られたサイズ。世界戦略車としては、実用性を考えると、やはりこの程度のデッキサイズが限界になる。それでも最大積載量は500kg。かなりの量の荷物を、気軽にポンとデッキに置いてドライブを続けることができるのは嬉しいところだ。
サスペンションはフロントにダブルウイッシュボーン、リアにはリーフスプリングが使用されるが、後者から感じる突き上げ感にも、もはやピックアップのそれを感じることはない。今回は常に1人、もしくは2人乗車だったが、デッキに荷物を搭載すれば、乗り心地はよりマイルドなものになることは間違いないだろう。
トライトンには、もちろん悪路を走破するための4WDシステムが採用されている。「スーパーセレクト4WD−II」と呼ばれるものがそれで、センターデフにトルセンデフを採用したほか、後輪駆動の2H、4WDの4H、4WD直結の4HLc、そして4WDローレンジ直結の4LLcの各モードが選択できる。ドライブモードはノーマル、エコを始め合計4種類。どのモードを選んでも、不安を感じることはない。
唯一の問題は、やはり全長5360×全幅1930×全高1815mmというボディサイズだろう。この数字を負担と感じない人にとっては、トライトンには大きな夢が詰まっている。日本では珍しいピックアップ。その目立ち度も、まさに一級品だ。(文:山崎元裕/写真:永元秀和)
三菱トライトン GSR 主要諸元
●Engine
型式:4N16
エンジン種類:直4DOHCディーゼルターボ
排気量:2439cc
エンジン最高出力:150kW(204ps)/3500rpm
エンジン最大トルク:470Nm(47.9kgm)/1500-2750rpm
燃料・タンク容量:軽油・75L
WLTCモード燃費:11.3km/L
●Dimension&Weight
全長×全幅×全高:5360×1930×1815mm
ホイールベース:3130mm
車両重量:2140kg
●Chassis
駆動方式:4WD
トランスミッション:6速AT
サスペンション形式 前/後:ダブルウイッシュボーン/リーフスプリング
ブレーキ 前/後:Vディスク/ドラム
タイヤサイズ:265/60R18
●Price車両価格:5,401,000円
[ アルバム : クロカンあるある(1)三菱トライトン はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?