現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > おかえり、ロータリーエンジン!「MX-30ロータリーEV」で注目すべき3トピック

ここから本文です

おかえり、ロータリーエンジン!「MX-30ロータリーEV」で注目すべき3トピック

掲載 31
おかえり、ロータリーエンジン!「MX-30ロータリーEV」で注目すべき3トピック

車種別・最新情報 [2023.09.14 UP]


おかえり、ロータリーエンジン!「MX-30ロータリーEV」で注目すべき3トピック

シトロエン C5エアクロスPHEVに漆黒を纏う限定車「エディション・ノアール」設定

マツダ MX-30ロータリーEV
 これまでにマイルドハイブリッド車、バッテリーEV車をラインナップしてきたマツダ・MX-30。これに第3のラインナップとして新たに加わったのが「MX-30ロータリーEV」です。

 名前の通り、マツダが長年培ってきた技術の一つであるロータリーエンジンを組み込んだモデルで、市販車にロータリーエンジンを採用するのは2012年6月に生産終了したRX-8以来。しかもマツダは単に伝統の技術を復活させただけではなく、このMX-30ロータリーEVでロータリーエンジンの新たな可能性を提案しています。

 今回はMX-30ロータリーEVの注目すべきポイントを紹介してまいります。


【走行性能】ロータリーエンジンを発電機に据えた新PHEVシステムでロングドライブも安心

e-SKYACTIV R-EV エンジン
 MX-30ロータリーEVは、ハイブリッドシステムと外部充電機能を備えたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルで、現在販売されている国産クロスオーバーPHEVの中でも上位クラスのEV航続距離・107kmという性能を持っています。

 また、ロングドライブにも対応するため、エンジンを発電機として使いモーターのみで駆動させるシリーズハイブリッド方式を採用しました。この発電用エンジンにロータリーエンジンを採用しているのが、MX-30ロータリーEVの重要なカギとなっています。


車体イメージ
 ロータリーエンジンの特長の一つが省スペース性。一般的なピストンエンジンと比べた場合、同じ出力であればロータリーエンジンの方がコンパクトなサイズに収まります。これを活かし、高出力なジェネレーター、最高出力125kWの高出力モーターと組み合わせて、コンパクトなサイズの電駆ユニットを作ることが可能となりました。ちなみにこのユニットに使われるエンジンは、排気量830ccで最高出力53kW/4,500rpmを発生します。

 この電駆ユニットに、17.8kWhのリチウムイオンバッテリー、50Lの燃料タンクが組み合わされ、普段はEVとして107kmのEV航続距離を発揮しつつ、長距離移動の時にもロータリーエンジンの発電で充電の不安なく運転を楽しむことができるようになったのです。


【充電・給電性能】急速充電OK!給電機能でアウトドアでも活躍
 MX-30ロータリーEVは、普通充電(AC)と、急速充電(DC)の両方に対応。

 急速充電はCHAdeMO規格を採用しており、40kWの急速充電器を使用した場合、約25分で満充電することが可能。普通充電は3.0kW/6.0kWに対応しています。

 給電性能については、V2L(Vehicle to Load)により荷室の電源コンセントで1500Wまでの電化製品を使用可能。アウトドアシーンで調理家電を使ったり、ノートPCを使うこともできます。また、国内仕様であれば外部給電器も使えます。

 また、車両から建物への給電を可能にするV2H(Vehicle to Home)にも対応。17.8kWhのバッテリーを満充電しておけば、一般的な家庭の約1.2日分の電力供給を可能としています。


【特別仕様車 エディションR】マツダ愛にあふれた専用仕様

MX-30ロータリーEV エディションR
 今回のMX-30ロータリーEVで、特にマツダファンに注目してもらいたいのが、特別仕様車に設定された「エディションR」。この名前は“ロータリーエンジンの復活、すなわち「Return」の意味を込めた”ものとしており、マツダの情熱がひしひしと伝わってきます。

 そしてこのクルマには、ロータリーエンジン搭載車を所有していることを感じられるエッセンスが随所にちりばめられています。

 まずは専用外板色として設定された「マローンルージュメタリック」。これはマツダ初の乗用車である「R360クーペ」のルーフ色を復刻したもので、ボディ全体ではなくルーフサイドの差し色に使っているのがポイントです。

 そして運転時に持ち歩くキーフォブの表面は、正面の曲線がロータリーエンジン内部のローター曲面と同じ角度の曲線になるようデザインされたというアイテム。キーシェル表面の両端に段差を設け、ローターアペックス(頂点のシール溝)と同じ2.6mmでデザインし、艶加工を施したというこだわりぶりで、実際の車両では見る事ができないロータリーエンジンを手元で感じてほしいというマツダの想いが込められています。


(左写真)特装色「マローンルージュメタリック」をあしらったルーフサイド、(右写真)ロータリーエンジンのデザインを施したキーフォブ
 車内においては、フロアマットやヘッドレストが専用仕様に。フロアマットは、ロータリーエンジンが生み出すエネルギーをイメージしたというオレンジ色の鮮やかなタグ付き。左側に引かれたラインもまた、ローターアペックスと同じ約2.6mmというマニアックなデザインに仕立てられています。

 そしてヘッドレストには、MX-30ロータリーEV専用バッジを模したマークと「Edition R」ロゴのエンボス加工。ここにもしっかりとロータリーエンジン愛が表現されています。

 開発陣のマツダ愛の深さや熱さが存分に伝わる特別仕様車「エディションR」、マツダ好きならぜひともチェックしておきたい一台ではないでしょうか。


(左写真)専用フロアマットはタグにも注目、(右写真)ロータリーエンジンを模したマークが誇らしいヘッドレスト
【あわせて読みたい】

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/202739/https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/202770/

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

欧州 CO2規制を緩和、自動運転開発にテコ入れ 「今こそ行動起こすとき」
欧州 CO2規制を緩和、自動運転開発にテコ入れ 「今こそ行動起こすとき」
AUTOCAR JAPAN
【サウジアラビア】トヨタ最新型「クラウン“マジェスタ”」がスゴイ! 約840万円の334馬力「ハイパワーモデル」! 5年ぶり復活の「高性能仕様」どんなモデル?
【サウジアラビア】トヨタ最新型「クラウン“マジェスタ”」がスゴイ! 約840万円の334馬力「ハイパワーモデル」! 5年ぶり復活の「高性能仕様」どんなモデル?
くるまのニュース
新東名‐市街間の「ボトルネック」7日ついに解消! 大井川を渡る“静岡の大動脈”に橋を追加
新東名‐市街間の「ボトルネック」7日ついに解消! 大井川を渡る“静岡の大動脈”に橋を追加
乗りものニュース
標準装備を厳選して戦略的な価格を実現したメルセデス・ベンツGLC/GLCクーペのエントリーモデルが日本デビュー
標準装備を厳選して戦略的な価格を実現したメルセデス・ベンツGLC/GLCクーペのエントリーモデルが日本デビュー
カー・アンド・ドライバー
【2025年F1チーム別プレビュー/ウイリアムズ】2026年に集中も、サインツという資産を得て上昇は必至
【2025年F1チーム別プレビュー/ウイリアムズ】2026年に集中も、サインツという資産を得て上昇は必至
AUTOSPORT web
VW、小型EV『ID. EVERY1』を2027年に市販へ…価格は2万ユーロから
VW、小型EV『ID. EVERY1』を2027年に市販へ…価格は2万ユーロから
レスポンス
サイバートラックが異次元カスタムで覚醒!? ドイツのチューニングメーカー“マンソリー”が手がけた「イーロンゲーション」とは
サイバートラックが異次元カスタムで覚醒!? ドイツのチューニングメーカー“マンソリー”が手がけた「イーロンゲーション」とは
VAGUE
外装のアクセントカラーは460億通り! 「ベントレー・コンチネンタルGT」オプションの無限の可能性
外装のアクセントカラーは460億通り! 「ベントレー・コンチネンタルGT」オプションの無限の可能性
LE VOLANT CARSMEET WEB
日産「崖っぷち」からの大逆転なるか? 800億円赤字、工場閉鎖…「技術の日産」再興でスバル化戦略? e-Powerの未来どうなる
日産「崖っぷち」からの大逆転なるか? 800億円赤字、工場閉鎖…「技術の日産」再興でスバル化戦略? e-Powerの未来どうなる
Merkmal
東京ガス、EV充電サービス「EVrest」に新料金メニュー…充電器ごとの柔軟な設定が可能に
東京ガス、EV充電サービス「EVrest」に新料金メニュー…充電器ごとの柔軟な設定が可能に
レスポンス
【RQ決定情報2025】スーパーフォーミュラの新チームをサポートする『KDDIレースアンバサダー』のメンバーが発表
【RQ決定情報2025】スーパーフォーミュラの新チームをサポートする『KDDIレースアンバサダー』のメンバーが発表
AUTOSPORT web
ホンダe:HEVと日産e-POWER 元エンジニアが判定「長所」と「短所」をガチで比べるとどっちがいいの?
ホンダe:HEVと日産e-POWER 元エンジニアが判定「長所」と「短所」をガチで比べるとどっちがいいの?
ベストカーWeb
「マイクロバス」はトヨタの商品名だと知ってた? 60年以上むかしのトラック「ダイナ」ベースのバスがとってもおしゃれ! 昭和懐かしのクルマを紹介します
「マイクロバス」はトヨタの商品名だと知ってた? 60年以上むかしのトラック「ダイナ」ベースのバスがとってもおしゃれ! 昭和懐かしのクルマを紹介します
Auto Messe Web
ユーザーがクルマの「リコール」を放置すると車検に通らない場合も! そもそも「リコール」ってどんな場合に出されるもの?
ユーザーがクルマの「リコール」を放置すると車検に通らない場合も! そもそも「リコール」ってどんな場合に出されるもの?
WEB CARTOP
ママチャリとロードバイクが合体!? トップチューブレス設計のスポーツバイク「ママチャリロード2」発売
ママチャリとロードバイクが合体!? トップチューブレス設計のスポーツバイク「ママチャリロード2」発売
バイクのニュース
ホンダ「WR-V」一部改良! 高級インテリア採用&精悍すぎる「ブラックスタイル」登場! 値上げ実施も“全車250万円台以下”をキープ!
ホンダ「WR-V」一部改良! 高級インテリア採用&精悍すぎる「ブラックスタイル」登場! 値上げ実施も“全車250万円台以下”をキープ!
くるまのニュース
2025年2月の新車販売ランキング、スペーシアが2位浮上 N-BOXはトップ変わらず
2025年2月の新車販売ランキング、スペーシアが2位浮上 N-BOXはトップ変わらず
日刊自動車新聞
テストでは最多周回を走り込んだメルセデス。弱点の克服を実感「開幕戦には完全な準備ができたマシンを持ち込む」
テストでは最多周回を走り込んだメルセデス。弱点の克服を実感「開幕戦には完全な準備ができたマシンを持ち込む」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

31件
  • ロータリーエンジンが復活したのは、良き事だと思う。
    でも、搭載車種がなんでMX-30なんだろう?

    MX-30って、何台売れてるの?
    もっと売れている車種て販売した方が
    アピール出来ると思うんだけどな。
    まぁ、マツダとして戦略があるんだろうけど。
  • ハイブリット車で、リッター15㎞とは、いかがなものでしょうか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293 . 6万円 340 . 7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

149 . 7万円 335 . 8万円

中古車を検索
マツダ MX-30の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293 . 6万円 340 . 7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

149 . 7万円 335 . 8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村