■なぜ「スキー場の駐車場はスバル車だらけ」になる?
冬のレジャーといえばスキーやスノーボードですが、それらを楽しむ人はゲレンデの駐車場であることに気づいているかもしれません。“あること”とは、スバル車の多さ。ゲレンデの駐車場では「レガシィツーリングワゴン」「フォレスター」「XV」そして「アウトバック」などスバル車が多く見られます。
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国内シェアが3%にも満たないスバルの販売規模を考えると、ゲレンデの駐車場におけるスバル率の高さは異様に高いといっていいでしょう。
果たして、スバル車がウインターレジャーを楽しむ人たちに支持される理由はどこにあるのでしょうか。新型「レヴォーグ」で降雪地域へ出かけてその理由を探ってきました。
出発しようと、寒い朝に新型レヴォーグに乗り込んでまず気が付いたのは、快適や安全にかかわる親切装備の充実度です。
ひとつめがシートヒーター。シートに組み込んだ電熱線により乗り込んだ後に空調の暖房が効き始めるよりも素早く発熱し、その後も身体をポカポカさせるシートヒーターはすべてのグレードの運転席と助手席に採用しています。
シートヒーターを一部仕様だけでなく全車に備える車種は、レヴォーグクラスの価格帯ではそう多くありません。
さらに、「GT-H」系グレードや「STI Sport」系グレードでは後席左右にもシートヒーターを組み込むなど、寒いドライブでの乗員の快適性を高めてくれる心遣いを実感します。なお、温度切り替えは3段階です。
またエアコンは後席足元を暖かくしつつ顔周りを涼しくする「マイルドモード」(ドライブモードを「コンフォート」にした際に機能)を採用するなど、空調でも快適性を高める工夫が搭載されています。
快適性と同時に感じるのが、寒い場所で視界を広げるためのこだわり。
ヘッドライトに付着した雪などを落とすヘッドランプウォッシャー、雪や霜を落としてドアミラー表面をクリアにするヒーテッドドアミラー、そして凍結によってフロントウインドウに固着したワイパーの氷を解かすフロントワイパーデアイサーなどを採用しています。
それらも寒冷地仕様としてのオプションではなく、全車に標準搭載されているのだから驚き。
スバルは斜め後方も含めた視界にこだわるなど、「見えやすさ」からも安全向上に努めるクルマ作りがこだわりですが、寒い環境での視界を確保するための装備もしっかり備えていることが分かります。
選んだ人だけに用意するオプションではなく、すべての仕様に採用することに大きな意味があるといっていいでしょう。
ちなみにそれぞれの操作方法は、ヘッドランプウォッシャーは、ヘッドライト点灯時にフロントウォッシャーのスイッチ(ワイパーレバー)を1秒以上手前に引くとフロントウォッシャーと連動して作動。
ヒーテッドドアミラーとフロントワイパーデアイサーはリヤウインドゥデフォッガーに連動して作動(スイッチを入れると約15分後に自動オフ)となっています。
寒い日は、クルマに乗り込んでエンジン始動をすると同時に、空調操作スイッチの脇にあるリヤウインドゥデフォッガーのスイッチもオンにするといいでしょう。
フロントワイパーデアイサーは外気温が摂氏5度以上では作動しない設定となっていますが、ヒーテッドドアミラーは雨の日やトンネルに入った際などに生じる曇りを取る効果もあるため、寒冷地以外でも視界確保に役立つアイテムといえます。
■全車4WD搭載で高い走行安定性を発揮
ところで、ステーションワゴンは2WD(前輪駆動もしくは後輪駆動)を基本に4WDも設定するのが一般的です。
しかしレヴォーグがそれらと一線を画するのは、2WDがなく全車が4WD(スバルはALL WHEEL DRIVEを縮めた「AWD」と呼ぶ)となっていること。走行シーンを問わず、タイヤが最大限に路面を捉えることを狙った設計思想だからです。
現在発売されている新型レヴォーグには「アクティブトルクスプリットAWD」が組み込まれ、これは同社の持つ4WDシステムのなかでも、とくに安定性を重視したもの。
前60:後40の前後トルク配分を基本に、加速、旋回、そして減速など走行状態にあわせて電子制御でトルク配分をコントロール。ハンドル角度や旋回状況なども把握し、綿密な制御としています。
そんなシステムを組み込んだ新型レヴォーグで舗装路からウェット、そして雪道や凍結路と刻々と変化するあらゆる路面を走って感じたのは、絶対的な安心感でした。
4WDにより滑りやすい路面でもしっかりとトラクションがかかるのはもちろんですが、理由はそれだけではありません。
凍った路面でもハンドルの手ごたえが希薄にならず、路面の状況を手に取るように感じられるのが安心感につながっていると実感しました。これは車体やサスペンションの作り込みの良さのおかげもあるでしょう。
雪道はしっかりと注意して運転しなければいけませんが、とはいえ神経を張り詰めるのではなくリラックスできる余地があることが疲労低減につながります。
新型レヴォーグをはじめとするスバル車の走行性能とそれにともなう安心感が緊張をほぐし、疲れにくいクルマとなっているのを、スバル車オーナーは感じていることでしょう。
それが、降雪地域やスキーヤー/スノーボーダーにおけるスバル車人気につながっているのだと理解できます。
ところで、新型レヴォーグの開発をまとめたスバルの五島賢さんによると、想定しているユーザーのひとつが「子育てを終え、人生を楽しんでいる人たち」といいます。
その世代は若い時にスキーブームを経験し、同時にゲレンデへ向かう移動手段として大ヒットしたレガシィツーリングワゴンに慣れ親しんだ層といえるでしょう。
当時、レガシィツーリングワゴンの人気グレードは高出力のターボエンジンに4WDを組み合わせた「GT」でした。
それから20年以上を経たいま、ターボエンジンと4WDを組み合わせたステーションワゴンのレヴォーグがそのポジションを担っているのかもしれません。
また、フォレスターやXVなどほかのスバル車をゲレンデの駐車場で多く見かけるのも、雪道での移動に適したスバルのクルマ作りがスキーヤーやスノーボーダーに認められていることの証といっていいのではないでしょうか。
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みんなのコメント
コンパクト以下は少ない。
このまえ長野のスキー場行ったけどスバル車もあったな程度。