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新型タントは家族に欠かせないメンバー? 世代を超えた使い勝手とはどんなもの?

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新型タントは家族に欠かせないメンバー? 世代を超えた使い勝手とはどんなもの?

■日常使いの良き相棒となる新型「タント

イタリア語で「とても広い、たくさんの」といった意味を持つ「タント」は、どこか日本人の耳にも馴染んでホッとする響きがあります。

なぜ真ん中じゃない? 軽自動車のナンバーが運転席側にズレている理由

「たんとお食べ」なんて、田舎のおばあちゃんに声をかけられたことがあるからでしょうか。そんな、車名からして大きな包容力や温もりを感じさせてくれるダイハツ「タント」が、フルモデルチェンジで4代目へと進化しました。

2003年に軽最大の室内空間を実現した初代が誕生し、2007年の2代目では軽初のピラーインドアで大開口とした「ミラクルオープンドア」、2012年の3代目で両側パワースライドドアを搭載するなど、子育てファミリーを中心に爆発的ヒットモデルへと成長してきたタント。

ところが、時代とともにユーザー層にも変化が起こっていたのです。

初代の頃のユーザー層比率と比べて、現在では2倍近い割合を占めるようになったのがシニア世代。子離れ世代や軽介護層も増えてきたといいます。

その変化をしっかり受け止め、幅広いニーズに応えるための進化を遂げて登場したのが、「新時代のライフパートナー」をテーマに掲げた新型タントです。

ダイハツの新時代のクルマづくり「DNGA」第一弾でもあり、シャシ、足まわり、ユニットなどのプラットフォーム部分を一新して、クルマとしての基本性能をしっかり引き上げてきたところにも注目です。

遠くから見てもだれもが「タントだな」とわかるデザインは、新型でも健在。フレンドリーで家族みんなの笑顔が浮かぶような標準タントに、厚みのあるフロントフェイスで存在感たっぷりのタントカスタムと、両車はまったく異なるキャラクターを表現しています。

どちらもLEDヘッドランプ(オートライト付、ロービーム・オートレベリング機能付)が全車標準装備で、先進性も手に入れました。

さらに今回は、エアロパーツやメッキ加飾、挿し色パーツなどを装着して、独自の世界観を纏った5タイプの用品パッケージモデルが用意されています。

近年は、ユーザーが軽自動車を選ぶ際に重視する条件として、色やデザインが上位に挙がっているため、さすがの対応だと感心しました。

さあ、いよいよミラクルオープンドアを開けると、新型タントいちばんの目玉である世界初の運転席ロングスライドシートを含む、「ミラクルウォークスルーパッケージ」が体感できます。

これは運転席に最大54cm、助手席に38cmのロングスライド機能を持たせることで、スムーズな乗り降りに加えて革新的な移動動線を実現したものです。

例えば、子供を抱っこして乗り込み、後席のチャイルドシートに子供を座らせたら、車外へ降りなくてもそのまま自分は運転席に移動できます。雨の日や猛暑日など、いちいち降りてクルマのまわりをぐるりと歩いて運転席に乗り込むという手間は、かなりのストレス。それがなくなるだけで、心身ともにどれほどラクになるかは計り知れません。

また、運転席に座ったままロングスライドで後席にぴったり寄り添えるので、子供のお世話をすることも、荷物を取るのもとてもスムーズ。狭い駐車場では、運転席側のドアが開けられなくても、助手席側からサッと乗り降りができます。

もちろん、便利で広大な室内を快適に過ごすための収納や装備も充実。スマートフォンなどの小物がサッと置ける大きなトレイから、ゴチャゴチャが隠せるポケット、格納式シートバックテーブルには500ml紙パック飲料や子供のマグカップも入るカップホルダーに加え、タブレットを立てかけられる溝、3kgまでの荷物がかけられるフックも2個ついていて便利です。

USBソケットやシートヒーター、全方位で紫外線をカットする360度スーパーUV&IRカットガラスなど、心地よく過ごすために嬉しい装備も揃っています。

さらに、これまで乗り降りで感じていたストレスをなくしてくれる、軽自動車初搭載の機能も盛りだくさん。あらかじめ降車時に予約しておけば、クルマに近づくだけでスライドドアが自動オープンする「ウェルカムオープン機能」は、両手がふさがっているときや雨の日などに大助かり。

スライドドアが閉まり切るまで待つことなく、ドアロックが自動で完了する「タッチ&ゴーロック機能」は、急いでいるときに無駄な時間を減らせます。

そして、バタバタしているときに限ってやってしまう半ドア。力の弱い子どもやお年寄りが自分で閉めても半ドアになりがちで、それを毎回閉めに行くのは大変でしたが、新型タントには「助手席イージークローザー」が装備されたので、半ドアから自動で全閉してくれます。

乗り降りから室内での移動動線まで、本当によくユーザーの暮らしを考えてくれていることがわかる進化だと感じました。

■新型タントの走りはどんな感じ?

さて、そんなタントを運転してみると、自然吸気エンジンは発進直後からの滑らかさ、軽快さが街中の走行によく合います。  日本初となる複数回点火(マルチスパーク)を採用したエンジンと、世界初となるスプリットギヤを用いた新開発CVTによって、加速度が約15%アップしたそうです。急な上り坂や高速道路の追い越しなどでは、ちょっと強く踏み込む必要があるのでノイズも大きめになってしまいますが、安定感があって乗り心地も上々でした。

そして全域でトルクアップしたというターボエンジンは、低速から湧き出るようなトルクでとてもパワフル。加速フィールにもステアリングフィールにも荒さのない丁寧な走りですが、こちらが望めばちょっとヤンチャでスポーティな顔も見せてくれます。

高速道路ではガッシリとしたフラット感が続き、追い越しも余裕たっぷり。カーブではジワリと沈み込んで弧を描くような、上質な挙動に感心しました。

自然吸気エンジンと同様、安心感の高い走りは運転者や同乗者にも優しく、これがDNGAのもたらした進化なのかもしれません。

こうした走りの進化をベースに、安全性能も大幅に充実しています。従来から採用してきた世界最小のステレオカメラを搭載しながら、ダイハツ独自の制御ロジックを進化させて機能を強化させた「次世代スマートアシスト」を採用。

クルマが車線をはみ出さないようステアリング操作をアシストする「車線逸脱抑制制御機能」や、ハイビーム走行中に対向車を検知して自動で遮光する「ADB(アダプティブドライビングビーム」、従来のエンジン出力抑制にブレーキ制御も加わった「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」などが新たに加わりました。

さらに、ノロノロ渋滞でも使える「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」をはじめ、クルマが車線中央付近を走るようステアリング操作をアシストする「LKC(レーンキープコントロール)」、音声と画面ガイドで並列駐車・縦列駐車のステアリング操作をアシストする駐車支援システム、「スマートパノラマパーキングアシスト」。

これらの先進運転支援機能を揃えた「スマートアシストプラス」を設定して、軽トップクラスの安全性を実現しています。

こうして見ると、乗り降りにも室内空間にも運転していても、新型タントには毎日使ううちに「あってよかった」と必ず実感できる進化ばかり揃っていると感じました。

それは大人も子供も、若い世代もお年寄りも分け隔てなく、みんなに頼りにされてきたタントだから気づけたことかもしれません。新型タントはもはや、クルマを超えた「家族に欠かせないメンバー」と呼べる1台になったのだと思います。

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