■アクアまもなく発売から丸8年 人気はなぜ続く?
トヨタのコンパクトカー「アクア」は、2011年12月に発売されたハイブリッド専用車です。発売から8年目を数える長寿モデルですが、いまなお販売ランキングの上位に位置する人気を保っています。
なぜ、これほど長い期間人気を維持し続けられているのでしょうか。
アクアは、2011年12月に発売され、翌2012年の新車販売台数ランキング(日本自動車販売協会連合会の発表、軽自動車・輸入車は除く)で2位を獲得してすぐに人気車種となります。
そして、アクアはその後の新車販売台数ランキングでも上位3位以内を毎年キープし続け、2019年上半期(1月から6月)のランキングでも、6万349台の販売実績で3位となるなど、今でも売れ筋となっているモデルです。
アクアの特徴的な点としては、発売から現時点(2019年9月)までの8年弱の間で、1度もフルモデルチェンジを受けていないにも関わらず、人気を維持していることが挙げられます。
2012年にアクアを下してランキング1位を獲得した3代目トヨタ「プリウス」(2009年発売)は、2015年にフルモデルチェンジがおこなわれています。
また、プリウス以外の車種と比較しても、8年弱の間フルモデルチェンジがおこなわれないことは稀で、それが人気モデルとなればなおさらです。
人気が持続している理由について、トヨタの販売店スタッフはアクアのマイナーチェンジが頻繁におこなわれていることを挙げ、次のように説明します。
「車種としての目新しさはあまり無いものの、モデルチェンジをおこなうことで、常に新しい技術を投入しています。また、SUVテイストを取り入れた『クロスオーバー』というアウトドア風のモデルも人気です」
アクアは、これまで2度のマイナーチェンジがおこなわれており、それぞれのタイミングで外装の意匠が変更されています。
とくに、2017年におこなわれた2度目のマイナーチェンジでは、ヘッドライトの形状変更もあわせておこなわれたことで、顔つきが大きく変わりました。
このマイナーチェンジ時のテレビCMでは、フルモデルチェンジ歴が1度もないにも関わらず、マイナーチェンジの回数を引き合いに出して『3代目』という表現があえて用いられたことでも話題となっています。
また、それぞれのマイナーチェンジのタイミングでSUV風モデルの投入も実施されました。2014年の時には「X-URBAN」、そして2017年の時には「クロスオーバー」と、デザインだけでなく名前も変えたうえでおこなわれた追加です。
さらに、一部改良も複数回おこなわれ、衝突被害軽減ブレーキが新たに装備されるなど、装備面でもユーザーニーズに合わせたアップデートがおこなわれています。
パワートレインにはこれまで大きな変更はなかったものの、ボディ剛性の強化も改良でおこなわれるなど、細やかな改良が人気を維持するうえで重要だったといえます。
■アクアもついにフルモデルチェンジ? 東京モーターショーで何らかの発表があるか?
しかし、改良が重ねられてきたとはいえ、アクアはこのまま販売が続けられると2019年12月で発売から丸8年を迎えることになります。
トヨタの国内販売を支える車種のひとつであることは間違いなく、フルモデルチェンジが待ち望まれる状況です。
また、アクアと共にトヨタのコンパクトカーラインナップを構成するモデルのひとつに「ヴィッツ」がありますが、こちらも現行型(3代目モデル)の発売が2010年となっていることから、フルモデルチェンジがおこなわれる日も近いのでは、と噂されています。
さらに、2020年5月にはトヨタの国内販売網改革によって、全車種を全販売店で併売化することが発表されており、ヴィッツにもハイブリッド仕様が設定されていることから、特徴が被ったクルマが同じディーラーに並ぶ状況になると考えられます。
現在、アクアは全店舗での販売、ヴィッツはネッツ店での販売となっていますが、全車種併売化にあわせて、これらの車種で近い将来に何らかの動きがあっても不思議ではありません。
奇しくも2019年は東京モーターショーが開催される年であることから、何らかの発表がおこなわれるのか、注目されます。
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