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【10年ひと昔の新車】2012年、日本導入が間近なBMWの最新モデルをまとめて試乗してみた

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【10年ひと昔の新車】2012年、日本導入が間近なBMWの最新モデルをまとめて試乗してみた

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2012年当時、日本導入が間近なBMWの最新モデルをまとめて試乗してみた。

BMW アクティブハイブリッド3(2012年:車種追加)
BMWの新車攻勢が止まらない。今年(編集部註:2012年)に入ってから3シリーズをフルモデルチェンジし、6シリーズに4ドアクーペを加えた。さらに5シリーズにハイブリッド車を追加するなど、量販車から高級車にエコモデルと、幅広い車種展開を見せている。

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そんなBMWが、さらにニューモデルを発表し、本社のあるミュンヘンでプレス試乗会を開催した。用意されたモデルはアクティブハイブリッド3、3シリーズ ツーリング、そしてM135iの3車種。次々に新型を送り込んでくるところに、BMWの底力を感じさせる。

最初にハンドルを握ったのは、アクティブハイブリッド3。3シリーズ セダンをベースにしたハイブリッド車だ。BMWのハイブリッドは最初に7シリーズに投入、その後X6、5シリーズに追加されている。しかも、すごいのは新型を出すたびにシステムが進化していること。流用ではなく、新開発なのだ。

アクティブハイブリッド3も、5ではEV走行が60km/hで4km可能だったが、3では75km/hまで引き上げられた。直6の3Lターボは300ps/400Nm、モーターは55ps/210Nm。システム出力は340ps/450Nm。8速ATと組み合わせEUモード燃費は16.9km/Lを達成。一方で0→100km/h加速を5秒台で走りきるスポーツ性も両立させている。実際に試乗中でもオーバー200km/hで走行し、燃費も12km/Lを達成している。

このアクティブハイブリッド3は日本でも予約を受け付け始め、車両価格は699万円から。BMWの本気を感じるのは、ベースグレードからMスポーツまで5グレードを用意したこと。1車種で5グレードというのは、トヨタのハイブリッド車でもなかなかないことなのだから。

BMW 328iツーリング(2012年:フルモデルチェンジ)
3シリーズ ツーリングは先代よりもボディが大きくなったが、車両重量は40kgも軽い。しかもボディ剛性は10%も向上している。グレードは328i、320d、330dの3車種。エンジンはガソリンよりもディーゼルがメインになっている。ハイブリッドはない。日本へは328iと320dが導入されそうだ。

試乗車は328iツーリング。直4の2Lターボエンジン+8速ATの組み合わせで走りは軽く、スポーティさはセダンと変わらない。それよりも印象に残るのは、リアシートの乗り心地の良さと広さだ。ラゲッジルームの広さは先代と大差ないので、ホイールベースと全長の拡大はリアシートに充てられたのだ。リアシートの背もたれは40:20:40に3分割できる。さらにテールゲートはバンパー下に爪先を入れると自動で開くシステムが採用された。この3シリーズ ツーリングは、9月(編集部註:2012年)にも日本に上陸する予定だ。

BMW M135i(2012年:車種追加)
最後は、M135i。1シリーズは昨年(編集部註:2011年)の9月にフルモデルチェンジされ、新開発の1.6Lエンジンのエコ性能が飛躍的に向上したことで話題になった。今回はこれまでの5ドアに加え、3ドアが追加設定された。

その最上級モデルに、320ps/450Nmを発揮する直6の3Lターボエンジン+8速ATを搭載したM135iが設定されたのだ。これまでのMスポーツとMの間に位置する、Mパフォーマンスシリーズになる。

Mスポーツより10mm低められたサスペンションのM135iだが、驚いたのはその高速性能だ。直進安定性の高さはこれまでのBMW車の中で最もハイレベルな1台といえるだろう。250km/hでの走行がこれほどリラックスしてできるクルマは、高級スポーツカーでもそう多くはない。それほどにM135iは高性能なのだ。日本仕様は5ドアになるようだが、ベストスポーツハッチになることは間違いないだろう。

[ アルバム : 2012年当時の最新BMW車 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • 992
    328iに乗っていたがFRスポーツセダンとしては完璧な車
    8ATの賢さと良く回るエンジン、そして剛性の高いボディと足回りそしてハンドリング
    一度FRに乗ってみたい人は程度の良い中古でこれを探してみる事をお勧めする
    正直リセールは全く期待外れだったが
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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